ユレマミン
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ユレマミン | |
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別称 Yuremamine | |
識別情報 | |
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特性 | |
化学式 | C27H28N2O6 |
モル質量 | 476.52 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ユレマミン(Yuremamine)は、ミモザ・テヌイフローラ (Mimosa tenuiflora) の皮から単離されたフィトインドールのアルカロイドで、インドールアルカロイドの新しい種類とされ、pyrrolo[1,2-a]indoleの構造が誤って割り当てられた[1]。しかし、2015年にはユレマミンのバイオ・インスパイアードな全合成が、ユレマミンのフラボノイド誘導体としての実際の構造を明らかにした[2]。当初単離されたユレマミンは天然に紫の固形物として産生されたものであったが、全合成によって無色の遊離塩基だということが明らかにされ、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) の精製を行っている際にトリフルオロ酢酸塩の構造が紫色に変化させたものであった[2]。
出典
[編集]- ^ Vepsäläinen, J. J.; Auriola, S.; Tukiainen, M.; Ropponen, N. & Callaway, J. (2005). “Isolation and characterization of Yuremamine, a new phytoindole”. Planta Medica 71 (11): 1049–1053. doi:10.1055/s-2005-873131. PMID 16320208.
- ^ a b Calvert, Matthew B.; Sperry, Jonathan (2015). “Bioinspired total synthesis and structural revision of yuremamine, an alkaloid from the entheogenic plant Mimosa tenuiflora”. Chemical Communications 51: 6202-6205. doi:10.1039/c5cc00380f.