ヨアンダー・メンデス
基本情報 | |
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国籍 | ベネズエラ |
出身地 | カラボボ州バレンシア |
生年月日 | 1995年1月17日(29歳) |
身長 体重 |
196 cm 104 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2016年9月5日 NPB / 2023年4月5日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ヨアンデル・マヌエル・メンデス・オルテガ(Yohander Manuel Méndez Ortega、1995年1月17日 - )は、ベネズエラ・カラボボ州バレンシア出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。
経歴
[編集]プロ入りとレンジャーズ時代
[編集]2011年7月にテキサス・レンジャーズと契約してプロ入り。
2012年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レンジャーズでプロデビュー。14試合(先発13試合)に登板して2勝1敗、防御率1.99、35奪三振を記録した。
2013年はA-級スポケーン・インディアンスでプレーし、8試合に先発登板して1勝2敗、防御率3.78、23奪三振を記録した。
2014年はルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズとA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、2球団合計で10試合(先発9試合)に登板して3勝1敗、防御率2.70、35奪三振を記録した。
2015年はA級ヒッコリーでプレーし、21試合(先発8試合)に登板して3勝3敗3セーブ、防御率2.44、74奪三振を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした[1]。
2016年、マイナーではA+級ハイデザート・マーベリックス、AA級フリスコ・ラフライダーズ、AAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、3球団合計で24試合(先発21試合)に登板して12勝3敗、防御率2.19、113奪三振を記録した。9月2日にメジャー初昇格を果たし[2]、5日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー(1.0回を5失点)[3]。この年メジャーでは2試合に登板して防御率18.00だった。
その後もメジャー定着できず、2017年は7試合、2018年は8試合、2019年は3試合の登板にとどまった。
2020年7月23日に40人枠を外れ、マイナー契約となった[4]。
メキシカンリーグ時代
[編集]2021年2月25日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約したが[5]、登板機会なく退団した。オフはベネズエラのウィンターリーグに参加した。
2021年12月7日に北米の独立リーグであるアメリカン・アソシエーション(AA)のミルウォーキー・ミルクメンと契約したが[6]、AAシーズン開幕前の2022年3月1日にメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約した[5]。
2022年は、15試合の先発で7勝0敗、防御率はリーグ唯一の2点台となる2.78を記録し、最優秀防御率、年間最優秀投手のタイトルを受賞した[7]。
巨人時代
[編集]2022年12月12日、読売ジャイアンツに入団することが発表された[8]。登録名はヨアンデル・メンデスで、背番号は65[8]。単年契約で推定年俸は4000万円[9]。
2023年、開幕5戦目となる4月5日の横浜DeNAベイスターズ戦に先発して来日初出場を果たし[10]、5回1/3を5安打2失点で敗戦投手となった[11]。シーズン通算で16試合に先発登板し、5勝5敗、防御率2.07を記録した[12]。オフに残留が決定し[13]、推定年俸は1億円となった[14]。
2024年、開幕5戦目となる4月3日の中日ドラゴンズ戦に先発も4回4安打4四球4失点で敗戦投手となり二軍落ちとなった[15]。時を同じくフォスター・グリフィンも故障で登録抹消しており、先発候補の左腕助っ人外国人2人が立て続けに先発ローテーションから外れることになった[16]。5か月後、2度目の先発となった9月8日のDeNA戦は1/3回を2安打3四球4失点(自責点2)で敗戦投手となり、再び二軍落ちとなった[17]。同年は、前述した2試合のみの登板にとどまり、0勝2敗、防御率12.46となった[18]。シーズン終了後開催のWBSCプレミア12のベネズエラ代表に選出され[19]、対日本戦でもリリーフ登板した。
投球スタイル
[編集]196cmの長身から投げ下ろすチェンジアップが武器[20]。他には、スライダー、シンカーを投げ、ストレートの最速は153km/h[21]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2016 | TEX | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 17 | 3.0 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 | 18.00 | 2.33 |
2017 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 52 | 12.1 | 13 | 3 | 3 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 9 | 7 | 5.11 | 1.30 | |
2018 | 8 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 121 | 27.2 | 28 | 4 | 15 | 0 | 0 | 18 | 0 | 0 | 18 | 17 | 5.53 | 1.55 | |
2019 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 21 | 4.2 | 4 | 2 | 5 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 3 | 3 | 5.79 | 1.93 | |
2023 | 巨人 | 16 | 16 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 347 | 87.0 | 57 | 7 | 33 | 0 | 5 | 72 | 3 | 3 | 21 | 20 | 2.07 | 1.03 |
2024 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 27 | 4.1 | 6 | 0 | 7 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 8 | 6 | 12.46 | 3.00 | |
MLB:4年 | 20 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 1 | .500 | 211 | 47.2 | 50 | 9 | 25 | 0 | 1 | 33 | 0 | 0 | 36 | 33 | 6.23 | 1.57 | |
NPB:2年 | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 0 | .417 | 374 | 91.1 | 63 | 7 | 40 | 0 | 5 | 76 | 3 | 3 | 29 | 26 | 2.56 | 1.13 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | TEX | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2017 | 7 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | |
2018 | 8 | 0 | 5 | 1 | 0 | .833 | |
2019 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 巨人 | 16 | 3 | 17 | 1 | 1 | .952 |
2024 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 | |
MLB | 20 | 2 | 8 | 1 | 1 | .909 | |
NPB | 18 | 3 | 19 | 2 | 1 | .917 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2023年4月5日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、5回1/3を2失点で敗戦投手[11]
- 初奪三振:同上、1回裏に桑原将志から見逃し三振
- 初勝利・初先発勝利:2023年6月13日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(東京ドーム)、6回無失点[22]
- 打撃記録
- 初打席:2023年4月5日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、2回表に平良拳太郎から一ゴロ
- 初安打:2023年6月13日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(東京ドーム)、4回裏に松本航から左前安打
背番号
[編集]- 65(2016年 - 2019年、2022年 - 2024年)
脚注
[編集]- ^ 「Rangers set 40-man roster ahead of deadline」『MLB.com』(英語)、2015年11月20日。2017年2月27日閲覧。
- ^ 「Texas Rangers: Rising pitching prospect among Rangers' first round of September call-ups | SportsDay」『The Dallas Morning News』(英語)、2016年9月1日。2017年2月27日閲覧。
- ^ 「Robinson Cano's 32nd homer leads Mariners over Rangers 14-6」『Fox Sports』(英語)、2016年9月5日。2017年2月27日閲覧。
- ^ Jeff Todd「Rangers Select Gibaut, Refsnyder, Volquez」『MLB Trade Rumors』(英語)、2020年7月23日。2020年7月24日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2022年3月22日閲覧。
- ^ Milwaukee Milkmen [@MKEMilkmen] (2021年12月7日). "🚨NEW PLAYER ANNOUNCEMENT🚨". X(旧Twitter)より2022年3月22日閲覧。
- ^ 「【巨人】新助っ人メンデス獲得か メキシカンリーグ年間最優秀投手 メキシコメディア報じる」『日刊スポーツ』2022年12月12日。2022年12月12日閲覧。
- ^ a b 「新外国人選手との契約合意について」『読売巨人軍公式サイト』2022年12月12日。2022年12月21日閲覧。
- ^ 「高橋尚成氏、巨人と契約合意の193センチ左腕メンデスはチェンジアップ&スライダー効果的」『スポーツ報知』2022年12月13日。2024年1月20日閲覧。
- ^ 「【巨人】来日初先発のメンデスは6回途中2失点で降板「中継ぎ陣には申し訳なかった」」『スポーツ報知』2023年4月5日。2023年4月6日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】メンデス、6回途中2失点で初黒星「申し訳ない」原監督は評価「粘っこく投球」」『スポーツ報知』2023年4月6日。2024年1月20日閲覧。
- ^ 「巨人・Y.メンデス 期待値を上回る安定感/助っ人通信簿」『週刊ベースボールONLINE』2023年10月20日。2024年1月20日閲覧。
- ^ 「【巨人】メンデス、グリフィン、バルドナードの来季残留決定!ブリンソン、ロペス、ビーディは退団へ」『スポーツ報知』2023年11月27日。2024年2月25日閲覧。
- ^ 「【巨人】2024年 年俸一覧」『スポーツ報知』2024年2月15日。2024年2月25日閲覧。
- ^ 「巨人、序盤から苦しい戦い 昨季中日戦防御率0.00のメンデスが4回4失点KO 4四球乱調で73球降板」『スポーツニッポン』2024年4月3日。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「巨人・阿部監督、故障離脱のグリフィン代役に堀田賢慎を起用 2019年ドラ1を『救世主』として白羽の矢」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年4月9日。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「【巨人記録室】メンデスが助っ人最短1/3回KO…東京Dでの1/3回以下降板では01年入来祐作に並ぶ」『スポーツ報知』2024年9月9日。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「【巨人】メンデスとウレーニャが退団へ」『スポーツ報知』2024年10月6日。2024年10月8日閲覧。
- ^ “巨人・メンデスがベネズエラ代表入り”. サンスポ (2024年10月15日). 2024年11月12日閲覧。
- ^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 テキサス・レンジャーズ」『隔月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 49頁
- ^ 「巨人 1メートル93の大型左腕獲得調査 元レンジャーズの27歳は最速153キロ」『スポーツニッポン』2022年11月30日。2024年6月6日閲覧。
- ^ 「【巨人】完封リレーで交流戦首位キープ!6回無失点メンデスが来日初勝利 大勢通算50セーブ」『スポーツ報知』2023年6月13日。2023年6月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Yohander Mendez stats MiLB.com
- 個人年度別成績 Y.メンデス - NPB.jp 日本野球機構
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE