コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヨドバシカメラマルチメディア札幌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨドバシカメラ > ヨドバシカメラマルチメディア札幌
ヨドバシカメラ マルチメディア札幌
Yodobashi Camera
Multimedia Sapporo Store
ヨドバシカメラ マルチメディア札幌
(2011年5月)
地図
地図
店舗概要
所在地 060-0806
北海道札幌市北区北6条西5丁目1番22号
座標 北緯43度4分6.1秒 東経141度20分51.5秒 / 北緯43.068361度 東経141.347639度 / 43.068361; 141.347639 (ヨドバシカメラマルチメディア札幌)座標: 北緯43度4分6.1秒 東経141度20分51.5秒 / 北緯43.068361度 東経141.347639度 / 43.068361; 141.347639 (ヨドバシカメラマルチメディア札幌)
開業日 1995年平成7年)2月
店番号 63
敷地面積 6,475 m²[1]
延床面積 38,353 m²[1] 
商業施設面積 12,000 m²[2]
中核店舗 ヨドバシカメラ
営業時間 9:30 - 22:00
駐車台数 650台
最寄駅 札幌駅
さっぽろ駅
最寄IC 札幌北IC
外部リンク 公式サイト
テンプレートを表示
初代店舗が入居していた鉄道高架下(現在のサツエキ Bridge)

ヨドバシカメラマルチメディア札幌(ヨドバシカメラマルチメディアさっぽろ)は、北海道札幌市北区にあるヨドバシカメラの店舗である。

概要

[編集]

駅ビルへの出店・鉄道高架下などの利便性の高い場所への出店として(レールサイド戦略)、1995年平成7年)に札幌駅西口高架下で「札幌店」をオープンさせた[3]。高架下という条件からフロアが手狭となり、2000年(平成12年)に隣接するビルを賃借し、「マルチメディア札幌」として移転[3]、現在も営業中である。

競合店として、同じく札幌駅南口前にビックカメラ札幌店(東急百貨店さっぽろ店内)が立地するほか、中央区北1条西8丁目にヤマダデンキ Tecc LIFE SELECT札幌本店が営業している。

マスコットキャラクターには、JR北海道721系をモチーフとした「函館くん」に加え、札幌市交通局5000形をモチーフとした「南北くん」[注 1]札幌市交通局7000形をモチーフとした「東豊くん」がいる。

ヨドバシカメラ札幌店(初代店舗)

[編集]

1995年(平成7年)から2000年(平成12年)まで、JR北海道函館本線の高架下で営業していた。移転後はベスト電器札幌駅西口店が居抜き出店し競合していたが、同区北33条に所在するベスト電器B・B札幌本店との統合により2010年(平成22年)3月に閉店した[4]

その後、2011年(平成23年)5月28日に複合商業施設としてサツエキ Bridgeが開業し、北海道旅客鉄道(JR北海道)関連子会社の北海道ジェイ・アール都市開発が運営を行っていた[4]が、2022年(令和4年)6月30日に北海道新幹線札幌延伸に伴う新幹線高架橋工事のため閉館した。[5]

ヨドバシカメラマルチメディア札幌(現行の店舗)

[編集]

2000年(平成12年)に隣接するビルを賃借し、札幌駅北口に「ヨドバシカメラ マルチメディア札幌」として開業[3]

テナントとして、1階にマクドナルドが入居しているほか、地下に従業員のみ利用可能なセイコーマート(無人店舗)が設置されている[6]

ヨドバシ札幌複合ビルの建設計画

[編集]

2009年(平成21年)9月に閉店した西武札幌店跡地(札幌市中央区北4条西3丁目)を2011年(平成23年)1月にヨドバシカメラが取得[7][8]。同年に解体されたものの、新店舗の開業時期は当時未定であり、2023年まで青空駐車場として利用されていた[8][9]

その間、西武札幌店跡を含む中央区北4条西3丁目街区(約9,900m2)の再開発が議論され、当初はヨドバシ店舗のほかホテル・オフィスフロアを併設する複合ビルの建設が検討され[2][10]、高層棟と低層棟の2棟で構成され、低層棟に新店舗を含め商業施設が入居する予定であった。売場面積は30,000m2近くと現行店舗の3倍程度に拡大する計画で[7][11]、ヨドバシ旗艦店(梅田京都Akibaなど)の位置づけとなる見込みとした[10]。しかし、資材価格や人件費の高騰、2023年3月結成予定だった再開発組合の未結成の影響で、ビルの規模を縮小し、高級ホテルの誘致の断念、建設費の圧縮、計画修正を行った。

2024年1月にようやく再開発組合を設立。2024年夏の着工、2028年夏の竣工を目指している。完成後は、景気動向によっては現行店舗との札幌2店体制を維持する方向も検討している[2]

新ビルは、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)と直結する予定になっている[11][12]

沿革

[編集]
  • 1995年平成7年)2月 - 北海道初のヨドバシカメラ店舗として、札幌駅西口高架下(現在のサツエキ Bridge)に「札幌店」が開業。
  • 2000年(平成12年) - 「マルチメディア札幌」として、隣接するビルに移転開業。
  • 2011年(平成23年)
  • 2017年(平成29年)12月22日 - 西武百貨店札幌店跡の一部を利用し、コバルドオリが開業(2020年まで)[13]
  • 2019年令和元年)5月23日 - 西武百貨店札幌店跡を含む中央区北4条西3丁目(約1万m2)の再開発に向け、再開発準備組合が設立[8][10][11][12]
  • 2024年(令和6年)1月 - 再開発組合設立。
  • 2024年(令和6年)夏 - 複合ビル着工予定。
  • 2028年(令和10年)- 複合ビル開業予定。

フロア構成

[編集]
ヨドバシカメラマルチメディア札幌 ヨドバシカメラ札幌店(旧店舗)
フロア概要
7 駐車場
6 駐車場
5 駐車場
4 駐車場
3 ヨドバシカメラマルチメディア札幌 函館本線(高架)
2 ヨドバシカメラマルチメディア札幌 ヨドバシカメラ札幌店
1 ヨドバシカメラマルチメディア札幌・マクドナルド札幌ヨドバシカメラ店 ヨドバシカメラ札幌店
B1 倉庫・荷捌き施設等

周辺

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ただし、車体には緑色(札幌市営地下鉄南北線ラインカラー)ではなく、オレンジ色(札幌市営地下鉄東西線のラインカラー)のラインが縦に入っている。

出典

[編集]
  1. ^ a b 地域貢献活動計画書” (PDF). 北海道 (2015年8月6日). 2019年4月3日閲覧。
  2. ^ a b c “札幌西武跡にホテル併設ビル ヨドバシ検討”. 北海道新聞. どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年7月16日). オリジナルの2016年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160716123423/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0293825.html 2019年4月3日閲覧。 
  3. ^ a b c “札幌駅再開発で駅前店舗が伸びる…札幌市(1)”. 読売新聞. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年6月20日). オリジナルの2013年9月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/FJ3Xg 2019年4月3日閲覧。 
  4. ^ a b “JR札幌駅高架下「サツエキブリッジ」 TSUTAYAなど3店オープン”. 北海道新聞. どうしんウェブ (北海道新聞社). (2011年6月17日). オリジナルの2013年8月31日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/oJoWc 2019年4月3日閲覧。 
  5. ^ 【札幌市北区】6月30日サツエキBridge閉館。閉店テナントが掘り出し物大放出中ですよ!(安田優子) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2023年12月27日閲覧。
  6. ^ “セコマ、無人店舗展開本格化 月内に2店目 セルフレジ決済、まず企業内に”. 北海道新聞. どうしん電子版 (北海道新聞社). (2019年5月17日). オリジナルの2019年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/hQ45c 2019年5月27日閲覧。 
  7. ^ a b c “ヨドバシ、旧西武札幌店を買収 80億円程度で”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2011年1月6日). オリジナルの2019年4月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/aBoJl 2019年4月3日閲覧。 
  8. ^ a b c d e “札幌・北4西3街区再開発 5月にも準備組合発足”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2019年3月28日). オリジナルの2019年4月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/agUbT 2019年4月3日閲覧。 
  9. ^ a b “JR札幌駅南口に出現した駐車場と白いフェンス、旧札幌西武本館跡は地下構造物現存で駐車場の荷重に耐えられず更地のまま”. 北海道リアルエコノミー. (2012年11月5日). オリジナルの2018年1月30日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/RLHfi 2019年4月3日閲覧。 
  10. ^ a b c “札幌駅周辺再開発、市主導で続々 容積率の緩和や事業費補助 財政面で不安も 札幌駅南口準備組合が発足”. 北海道新聞. どうしん電子版 (北海道新聞社). (2019年5月24日). オリジナルの2019年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/yZ6Et 2019年5月27日閲覧。 
  11. ^ a b c “札幌西武跡地、25年に複合ビル 準備組合5月発足”. 北海道新聞. どうしん電子版 (北海道新聞社). (2019年3月28日). オリジナルの2019年4月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/DaHqX 2019年4月3日閲覧。 
  12. ^ a b “西武跡含む札幌駅南口の「顔」づくりへ 準備組合設立”. 北海道新聞. どうしん電子版 (北海道新聞社). (2019年5月24日). オリジナルの2019年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/IP4FH 2019年5月27日閲覧。 
  13. ^ "札幌に新名所誕生!「コバルドオリ」今日プレオープン". どさんこワイド179. 21 December 2017. 札幌テレビ放送. 2019年4月3日閲覧

外部リンク

[編集]
公式