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ヨーロッパのオーティス・レディング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『ヨーロッパのオーティス・レディング』
オーティス・レディング の ライブ・アルバム
リリース
録音 1967年3月
ジャンル R&B、ソウル
時間
レーベル ヴォルト・レコード
アトコ・レコード
プロデュース ジム・スチュワート
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 14位（イギリス[2]）
  • 32位（アメリカ[3]）
    • オーティス・レディング アルバム 年表
    キング&クイーン
    (1967年)    		ヨーロッパのオーティス・レディング
    (1967年)    		ドック・オブ・ベイ
    (1968年)
    テンプレートを表示

    『ヨーロッパのオーティス・レディング』（原題：Live in Europe）は、オーティス・レディングが1967年に録音・発表した、キャリア初のライブ・アルバム[4]。

    背景

    [編集]

    1967年3月17日から4月9日にかけて、レディングはスタックス/ヴォルト所属のアーティストのパッケージ・ツアー（他にカーラ・トーマス、エディ・フロイド、サム&デイヴ、ブッカー・T&ザ・MG's、マーキーズらが参加）でイギリス、フランス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、オランダを回った[5]。本作は3月に行われた公演の録音とみなされているが、クレジットには詳細な録音年月日や公演地は記載されていない。なお、2008年にスタックスから発売されたライブ・アルバム『ライヴ・イン・ロンドン&パリ』には、1967年3月17日のロンドン公演と、同月21日のパリ公演の模様が収録されている[6]。

    反響・評価

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    アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で32位に達し、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは8位を記録した[3]。イギリスでは1968年3月30日付の全英アルバムチャートで初登場35位となり[7]、最終的には14位を記録した[2]。また、本作からは「シェイク」がシングル・カットされ[8]、アメリカではBillboard Hot 100で47位・『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで16位[3]、全英シングルチャートでは28位に達した[9]。

    Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、本作のバック・バンド（ブッカー・T&ザ・MG'sおよびホーン・セクション）に関して「彼の通常のツアー・バンドと比べて上品で歯切れが良く、このアルバムはある意味、理想的なオーティス・レディングのコンサートを収録している」「このレコードより1年前のパフォーマンスを収録しているが、発売は後になった『ウィスキー・ア・ゴーゴーのオーティス・レディング』と比べると、ライブの生々しい興奮には些か欠けている」と評している[4]。『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出した「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」では474位にランク・インしたが[10]、後の改訂では選外となった。

    収録曲

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    Side 1
    1. リスペクト - "Respect" (Otis Redding) - 3:48
    2. お前をはなさない - "Can't Turn You Loose" (O. Redding) - 3:24
    3. 愛しすぎて - "I've Been Loving You Too Long" (Jerry Butler, O. Redding) - 4:07
    4. マイ・ガール - "My Girl" (Smokey Robinson, Ronald White) - 2:42
    5. シェイク - "Shake" (Sam Cooke) - 2:55
    Side 2
    1. サティスファクション - "(I Can't Get No) Satisfaction" (Mick Jagger, Keith Richards) - 3:19
    2. ファ・ファ・ファ - "Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)" (Steve Cropper, O. Redding) - 4:30
    3. ジーズ・アームズ・オブ・マイン - "These Arms of Mine" (O. Redding) - 2:58
    4. デイ・トリッパー - "Day Tripper" (John Lennon, Paul McCartney) - 2:55
    5. トライ・ア・リトル・テンダネス - "Try a Little Tenderness" (James Campbell, Reginald Connelly, Harry M. Woods) - 5:15

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注

    [編集]
    [脚注の使い方]
    1. ^ Otis Redding - Live In Europe (CD) | Discogs
    2. ^ a b OTIS REDDING | full Official Chart History | Official Charts Copany - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    3. ^ a b c “Otis Redding - Awards”. AllMusic. 2016年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。
    4. ^ a b Eder, Bruce. “Live in Europe - Otis Redding”. AllMusic. 2020年12月17日閲覧。
    5. ^ “Stax-Volt Show Opens in London”. Billboard (Nielsen Business Media) 79 (12): 4. (1967-03-25). ISSN 0006-2510.  Google Books参照。
    6. ^ Otis Redding - Live! In London And Paris (2008, CD) | Discogs
    7. ^ Official Album Chart Top 40 - 24 March 1968 - 30 March 1968 | Official Charts Company
    8. ^ “Happy 50th: Otis Redding, LIVE IN EUROPE”. Rhino Entertainment (2017年7月19日). 2020年12月17日閲覧。
    9. ^ OTIS REDDING | full Official Chart History | Official Charts Copany
    10. ^ “The RS Greatest Albums of All Time - Page 5”. Rolling Stone (2003年11月18日). 2010年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。
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