コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ライジング・サン (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ライジング・サン』(Rising Sun)は、1992年に発表されたマイケル・クライトン著の小説。1990年代前半のカリフォルニア州を舞台にしたサスペンス作品で、当時問題視されていた日本企業のアメリカ市場への進出が題材となっている。

1993年には、本作を原作とするフィリップ・カウフマン監督の映画が公開された(後述)。

あらすじ

[編集]

ロサンゼルスのど真ん中に巨大なビルを建造した日本企業 "Nakamoto" の45階で映画スターや大物政治家を集め大々的に開かれた落成パーティ、しかし1階上フロアでパーティ参加者の白人女性の変死体が見つかる。一部始終を録画していた監視カメラの記録ディスクを巡り、しだいに明らかになる陰謀。そして、企業買収を巡り、交差する政治と金。

ゴルフ接待や系列、やくざ、など日本ビジネスの暗部に迫り、カリフォルニアという土地で我が物顔で闊歩する日本人ビジネスマンと、日本を理解しようとする刑事のやりとりが描かれる。

映画

[編集]
ライジング・サン
Rising Sun
監督 フィリップ・カウフマン
脚本 マイケル・クライトン
フィリップ・カウフマン
マイケル・バックス
製作 ピーター・カウフマン
製作総指揮 ショーン・コネリー
出演者 ショーン・コネリー
音楽 武満徹
撮影 マイケル・チャップマン
編集 ステファン・A・ロッター
ウィリアム・S・シャーフ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1993年7月30日
日本の旗 1993年11月6日
上映時間 125分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
日本語
テンプレートを表示

ライジング・サン』(Rising Sun)は、フィリップ・カウフマン監督による1993年公開のアメリカ映画。

キャスト

[編集]

※()は日本語吹き替え

音楽

[編集]
『ライジング・サン』
武満徹サウンドトラック
リリース
録音 1993年
ジャンル 映画音楽
レーベル アメリカ合衆国の旗 アリスタ・レコード
日本の旗 BMGビクター
テンプレートを表示

劇中音楽は武満徹が担当。長きに渡った彼のキャリアの中で唯一の外国映画音楽作品である。

演奏は東京コンサーツ(指揮:岩城宏之)、オープニングとエンディングでは田中誠一率いる「サンフランシスコ太鼓道場」をフィーチャーしており、「和」をイメージしている作風が特徴である。

サウンドトラック収録楽曲

[編集]
  1. オープニング - Taiko Drum Opening -
  2. ドント・フェンス・ミー・イン - Don't Fence Me In -
  3. コナー警部のロフトへ - Drive To Connor's Loft -
  4. ウェッブ、コナーに会う - Web Meets Connor -
  5. ディスクに現れたエディ - Eddie Revealed On Disc -
  6. 追跡 - Chase -
  7. エディが殺しを目撃した - So Eddie Witnessed The Murder -
  8. ヤクザ追跡 - Yakuza Pursit -
  9. メドレー - Medley -
  10. バラの花びら - Single Petal Of A Rose -
  11. ウェッブの告白 - Web's Confession -
  12. エディの勝利 - Eddie's Showdown -
  13. 暴露されたミステリー - Mystery Figure Revealed -
  14. モートン上院議員、ファックスを受ける - Senator Morton Gets Faxed -
  15. 津波 -Tsunami -

外部リンク

[編集]