ライダーズ・オブ・ジャスティス
ライダーズ・オブ・ジャスティス | |
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Retfærdighedens ryttere | |
監督 | アナス・トマス・イェンセン |
脚本 | アナス・トマス・イェンセン |
製作 |
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出演者 | |
音楽 | イエッペ・コース |
撮影 | キャスパー・トゥクセン |
編集 |
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製作会社 |
Zentropa Entertainments3 Film i Vast Zentropa Sweden |
配給 |
ノルディスク・フィルム クロックワークス |
公開 |
2020年11月19日 2022年1月21日 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | デンマーク |
言語 | デンマーク語 |
製作費 | $6,400,000[1] |
興行収入 | DKK44,600,000(≒$7,200,000)[2] |
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(デンマーク語: Retfærdighedens Ryttere; 英: Riders of Justice)は、2020年のデンマークのブラックコメディ・ドラマ映画[3][4]。監督・脚本はアナス・トマス・イェンセン、出演はマッツ・ミケルセンとニコライ・リー・カースなど。 妻を鉄道事故で失った軍人が事故を仕組んだ犯罪者集団へ復讐する姿を描いている[5]。
ストーリー
[編集]マチルデは列車事故で母親を亡くし、アフガニスタンに派遣されている父親のマークスは、悲しみに暮れる娘を慰めるために帰国する。マチルデとマークスは、この悲劇を受け入れることができなかった。しかし、マークスはオットーという名前の男(マークスの妻と同じ列車に乗っていた)から、列車事故は偶然ではなく、バイクギャング「ライダーズ・オブ・ジャスティス」のボスに対する証拠を提出しようとしていた重要な証人を抹殺するための計画的な殺人であることを知らされる。マークスは、妻の仇を討ち、妻の殺害に関与するすべての人間を殺すことを心に誓う[6]。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[7]
- マークス・ハンセン: マッツ・ミケルセン(藤真秀) - 軍人。
- オットー・ホフマン: ニコライ・リー・カース(菊池康弘) - 数学者。右手が不自由。
- マチルデ・ハンセン: アンドレア・ヘイク・ゲーゼベウ(朝井彩加) - マークスの娘。
- レナート・ガーナー・ニルセン: ラーシュ・ブリグマン(斎藤寛仁) - 数学者。オットーの相棒。
- ウルフ・エメンタール: ニコラス・ブロ(魚建) - 顔認証の専門家。情緒不安定な巨漢。
- ボダシュカ・リトビネンコ: グスタフ・リンド(遠藤航) - パレが買った男娼。ウクライナ人。
- カート・“タンデム”・オーレセン: ローランド・ムーラー(谷内健) - ギャングのボス。
- シリウス: アルバト・ルズベク・リンハート - マチルデの恋人。
- エマ: アンヌ・ビルギッテ・リンド - マークスの妻。マチルデの母。
- パレ・オーレセン: オマール・シャガウィー - タンデムの弟。電気技師。
- アハロン・ナハス・シャディッド: オマール・シャガウィー - パレに似たエジプト在住の歯科技工士。
- ケネス: ヤコブ・ローマン
- ノア: ヘンリク・ノエル・オールセン
- エイドリアン: ゴスタフ・ディークヤール・ギーゼ
音楽
[編集]評価
[編集]興行収入
[編集]この映画は2020年11月19日にデンマークの映画館で公開され、週末のオープニングとプレミア上映で150,486枚のチケットを販売した。この年のデンマークの週末のオープニングでは、『アナザーラウンド』を抜いて最も売れた作品となった[8]。
レビュー
[編集]この映画は、デンマークのマスコミから好意的な批評を受けた[9]。
Politiken紙は『ライダーズ・オブ・ジャスティス』を「アナス・トマス・イェンセンの『Flickering Lights』以来の最高の映画」と評価し、6つのハートのうち5つを付けた[10]。
B.T.紙は「この映画には、以前のアナス・トマス・イェンセンの作品のような印象的なシーンはないが、『アナザーラウンド』のような大きな感動がある」としている[11]。
Rotten Tomatoesによれば、135件の評論のうち高評価は96%にあたる130件で、平均点は10点満点中8点、批評家の一致した見解は「ダークでユーモラスな復讐スリラーで満足のいく深みとちょっとした心地よい捻りがある『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は、マッツ・ミケルセンが万能の主役であることを改めて証明する作品である。」となっている[12]。 Metacriticによれば、25件の評論のうち、高評価は24件、賛否混在は1件、低評価はなく、平均点は100点満点中81点となっている[13]。
出典
[編集]- ^ “Retfærdighedens Ryttere” (英語). The Numbers. 2022年8月24日閲覧。
- ^ Pham, Annika (2021年2月5日). “Local Titles Cushion Nordic Box Office Plunge in 2020” (英語). Variety 2022年8月24日閲覧。
- ^ “Retfærdighedens ryttere” (デンマーク語). Det Danske Filminstitut. 2022年6月27日閲覧。
- ^ Christensen, Claus (2020年11月20日). “Retfærdighedens ryttere” (デンマーク語). Filmmagasinet Ekko 2022年6月27日閲覧。
- ^ “ライダーズ・オブ・ジャスティス”. WOWOW. 2022年6月27日閲覧。
- ^ “'Riders of Justice' Summary, Analysis & Ending, Explained - Coincidence That Fuels Revenge | DMT” (英語). Digital Mafia Talkies (2021年4月8日). 2021年4月8日閲覧。
- ^ “ライダーズ・オブ・ジャスティス”. クロックワークス公式サイト. 2022年4月30日閲覧。
- ^ Leitisstein, Mariah (2020年11月26日). “Sælger flere billetter end "Druk": "Retfærdighedens ryttere" er et megahit” (デンマーク語). Se og Hør 2021年1月19日閲覧。
- ^ Teglgaard, Stine (2020年11月18日). “Anmelderne jubler: 'Retfærdighedens ryttere' er den bedste siden 'Blinkende lygter'” (デンマーク語). kino.dk. 2021年1月19日閲覧。
- ^ Grundahl, Joakim (2020年11月18日). “5 hjerter: Stjernespækket film er Anders Thomas Jensens bedste siden 'Blinkende lygter'” (デンマーク語). Politiken
- ^ Dam Nygaard, Kristian (2020年11月19日). “Anmeldelse: Absurd sjov - men det er ikke Mads Mikkelsens skyld” (デンマーク語). B.T. 2021年1月19日閲覧。
- ^ "Riders of Justice". Rotten Tomatoes (英語). 2022年8月24日閲覧。
- ^ "Riders of Justice" (英語). Metacritic. 2022年8月24日閲覧。