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マッツ・ミケルセン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マッツ・ミケルセン
Mads Mikkelsen
Mads Mikkelsen
2016年
本名 Mads Dittman Mikkelsen
生年月日 (1965-11-22) 1965年11月22日(59歳)
出生地  デンマークコペンハーゲン
身長 184cm
配偶者 Hanne Jacobsen(2000年 - )
著名な家族 ラース・ミケルセン(兄)
主な作品
映画
永遠の門 ゴッホの見た未来
アナザーラウンド
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
『愛を耕すひと』
テレビドラマ
『UNIT ONE-特別機動捜査班-』
ハンニバル
ゲーム
デス・ストランディング
受賞
カンヌ国際映画祭
男優賞
2012年偽りなき者
ヨーロッパ映画賞
男優賞
2020年アナザーラウンド
2023年『愛を耕すひと』
世界的貢献賞
2011年
その他の賞
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マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen, 本名: マッツ・ディットマン・ミケルセン、デンマーク語: Mads Dittman Mikkelsen, 1965年11月22日 - )は、デンマークコペンハーゲン出身の俳優。本名の発音は、マッツの母語であるデンマーク語では「マス・ディトゥマン・ミキルセン」となる。

人物

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もともとは体操選手、ダンサーだった。映画『プッシャー』3部作の最初の2作(1996年、2004年)のトニー、テレビシリーズ『Rejseholdet』(2000年 - 2004年)のアラン・フィッシャー刑事、『オープンハーツ』(2002年)のニールス、『グリーンブッチャーズ』(2003年)のスベンド、『アダムの林檎』(2005年)のイワン、『アフター・ザ・ウェディング』(2006年)のヤコブ・ピーターセンなどの役で、デンマークで俳優としての名声を得た。

ミケルセンは、21作目のジェームズ・ボンド映画『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)で主敵のル・シッフルを演じ、世界的な評価を得ている。 他にも、『ココ・シャネル&イゴール・ストラヴィンスキー』(2008年)のイゴール・ストラヴィンスキー、『ロイヤル・アフェア』(2012年)のヨハン・フリードリッヒ・シュトルエンゼー、デンマーク映画『偽りなき者』(2012年)のルーカス役でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した。テレビシリーズ『ハンニバル』(2013年 - 2015年)のハンニバル・レクター役、マーベル『ドクター・ストレンジ』(2016年)のカエシリウス役、ルーカスフィルム『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)のゲイレン・アーソ役、小島秀夫監督のビデオゲーム『デス・ストランディング』(2019年)のクリフォード・アンガー役など。

プロフィール

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ミケルセンは1965年11月22日、コペンハーゲンのオースターブロで、看護師のベンテ・クリスティセンと銀行員で労働組合の職員でもあるヘニング・ミケルセンの次男として生まれた。俳優でもある兄のラース・ミケルセン (Lars Mikkelsen) と一緒にナールブロで育った。

若いころは陸上競技を志して体操選手としてトレーニングを受けていが、ヨーテボリのバレエ・アカデミー (Balettakademien) でダンスを学び、スウェーデン語も堪能になった。 ダンスのキャリアの中で、ミケルセンは振付家のハンネ・ヤコブセンと出会い、2000年に結婚した。1996年にオーフス演劇学校で演劇を学び、俳優としてのキャリアをスタートさせるまでの約10年間、プロのダンサーとして活躍した。

彼は生まれつき左目の視力が弱く、出演作に置いても左目に何かを施されているキャラクターが多いのはそれが理由である。

キャリア

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1996年 - 2005年

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ミケルセンは1996年、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の国際的に成功した映画『プッシャー』で麻薬の売人役として映画デビューした。その後、デンマークの人気映画では、社会から疎外された者を演じ、しばしばコミカルな役を演じた。1999年、ミケルセンはレフン監督の『ブリーダー (Bleeder)』(1999年)で、回避性人格障害に苦しむ内気な映画マニアのレニー役でキム・ボドニアと対峙した。2000年には、アンダース・トーマス・ジェンセン監督のコペンハーゲンのギャング映画『明滅する光』で、ソーレン・ピルマーク、ウルリク・トムセンニコライ・リー・カースと共演し、ギャング役を演じた。翌年にはゲイコメディ映画『シェイク・ユア・ハート (Shake It All About)』(2001年)で主演を務め、人気を博した。

2002年、ミケルセンは『オープン・ハーツ』で患者のガールフレンドと恋に落ちる若い医師を演じ、2003年にはロバート賞ボディル賞にノミネートされた。ミケルセンは2003年のルーアン・ノルディック映画祭でも主演男優賞を受賞している。 2003年には短編映画『Nu』で妻子を捨てた男を演じている。2003年には、パブロ・ベルヘル監督のスペイン映画『トレモリノス73 (Torremolinos 73)』に主演した。この映画は、人間の生殖に関する視聴覚百科事典であると偽ってポルノ映画をスカンジナビア諸国に輸出する百科事典のセールスマンを描いたものである。スペインでは批評的な成功を収めたが、スカンジナビア諸国ではあまり評判がよくなかった。

2004年、ミケルセンは『プッシャー』の続編『プッシャーII』で麻薬の売人トニー役を再演。彼の演技は絶賛され、ボディル賞主演男優賞、ズールー賞主演男優賞、ロバート・フェスティバル賞主演男優賞を受賞した。2005年には、ミケルセンが『アダムの林檎』で、アップルパイを焼くため、ウルリク・トムセン演じる「罰則として社会奉仕活動の刑を受けたネオナチ」に挑む「異端の田舎の牧師」イワンを演じている。

ミケルセンがブレイクし、もっとも長く出演したのは、ニールス・アーデン・オプリフ監督のデンマークのテレビシリーズ「Rejseholdet (Unit One)」(2000年 - 2003年)の繊細な警察官役で、TvFestival.dkの2002年最優秀男優賞を受賞した。このシリーズの32エピソードは4年間にわたって放送された。国際的には、ジェリー・ブラッカイマー監督の映画『キング・アーサー』(2004年)のトリスタン役で広く知られるようになった。

2006年 - 2010年

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第66回ヴェネチア映画祭にて(2009年)

2006年、ミケルセンはオーレ・クリスチャン・マセン監督の受賞作『プラハ (Prague)』でスティーン・ステンゲイド、ヤナ・プロドコヴァーと共演。クリストファー役でズールー賞主演男優賞、ボディル賞とロバート・フェスティバル主演男優賞にノミネートされた。『バラエティ (Variety)』誌のエディ・コックレルは、「傑出した」演技の中にある彼の「厳格な表情」を評価した。 同年、ミケルセンは、21作目のジェームズ・ボンド映画『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役で、初めて国際的に高く評価され、成功を収めた。このときミケルセンはあっさりと役を獲得し、(役が決まるまでかなり苦労した)主演のダニエル・クレイグに冗談で「キャスティングされるために誰かと寝たのか」と聞かれるほどだった。2006年、ミケルセンはデンマークの『アフター・ウェディング(デンマーク語: Efter brylluppet、英語: After the Wedding)』でも主演を務め、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。 その演技でパームスプリングス国際映画祭主演男優賞とヨーロッパ映画賞主演男優賞にノミネートされた。ニューヨーク・タイムズ紙は、ハリウッドでは「魅力的な顔立ちをした信頼できるキャラクター俳優になった」と評する一方で、国内では「スター、公理であり、復活しつつあるデンマーク映画を代表する俳優である」と述べている。

2008年、ミケルセンはオーレ・クリスチャン・マドセン監督の『誰がため (Flammen & Citronen)』でデンマークのレジスタンス戦闘員ヨルゲン・ハーゲン・シュミスを演じ、トゥーレ・リントハートとスティーネ・スティーンゲーゼと共演している。「シトローネン」という愛称で呼ばれるミケルセンのキャラクターは、彼が働くシトロエン工場にちなんで名付けられた。ワシントン・ポスト紙のマイケル・オサリバンは、ミケルセンとリントハートのキャラクターを「ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド(アメリカ西部開拓時代後期のアウトロー)」になぞらえ、「銃を持ったハンサムな悪党の物語」だと述べている。2008年には、ミケルセンはビデオゲーム『007 慰めの報酬』のキャラクター、ル・シッフルの声も担当しており、オーストリアのブレゲンツでスイスの時計メーカー、スウォッチの『007 悪役コレクション』の発表会に招待された際には、ル・シッフルを代表して声を担当した。 翌年、ヨーロッパで最も官能的な男性俳優の一人としての評判を得たミケルセンは、作曲家とファッションデザイナーのロマンスを題材にしたヤン・クーネン監督の『シャネル アンド ストラヴィンスキー (Coco Chanel & Igor Stravinsky)』で、アンナ・ムグラリスと共演し情熱的なストラヴィンスキーを演じ、絶賛された。エンパイア誌はこの作品を「1920年代のフランスにおけるシャネルとストラヴィンスキーの不倫関係に焦点を当てた、視覚的に素晴らしい映画」と評している。オブザーバー誌のフィリップ・フレンチはこの作品を「美しく、知的な、浅い映画であり、一見して深い湖のようにみえる一枚の板ガラス」と評し、「モダニズムの仲間であり、同じようにクールなエゴイスト」であるムグラリスのココ・シャネルにとってミケルセンのストラヴィンスキーはマッチしていると指摘している。 ミケルセンはその後、『ヴァルハラ ライジング』(2009年)で十字軍の北欧戦士を演じ、『タイタンの戦い』(2010年)では王の護衛隊のリーダーであるドラコを演じ、再びレフンとの共演を果たすなど、バイオレンス・アクションのジャンルへ戻った。

2011年 - 現在

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第66回カンヌ国際映画祭にて(2013年)

2011年には『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 (The Three Musketeers)』でロシュフォール伯爵を演じ興行的に成功を収めたが、批評家からの評価は低かった。2012年には『偽りなき者 (The Hunt)』に主演し、カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した。 児童虐待の濡れ衣を着せられた学校の教師を演じ、ヨーロッパ映画賞の主演男優賞とロンドン映画批評家連盟賞の年間最優秀男優賞にノミネートされた。同年、アカデミー賞にノミネートされた歴史ドラマ『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 (A Royal Affair)』では、18世紀の医師ヨハン・フリードリッヒ・ストルーエンセが、精神を病んだデンマークの君主クリスチャン7世の治療中にキャロライン・マチルダ王妃と不倫関係にあったという役柄で主演を務めた。この映画は、その豪華な衣装も相まってデンマーク映画の中でももっとも高額な予算で製作された映画のひとつであり、批評家からも好評を博した。ミケルセンは自身の役柄について、「これを読んで、特に時代劇としては、こんなにも感情的になってしまったことに驚いた。彼は国王と王妃の両方を深く愛しているが、政治的な立場に留まり、だんだんと視野が狭くなっていき、突然、他の廷臣たちが嫌っていたこととまったく同じことをするようになり、それが面白く、とても人間的だと思いました」と述べている。 2012年、デンマーク・アメリカ協会のパーソン・オブ・ザ・イヤーも受賞。

ミケルセンはNBCのテレビシリーズ『ハンニバル』(2013年 - 2015年)で、特別捜査官ウィル・グラハム役のヒュー・ダンシーと並びハンニバル・レクターを演じた。 このシリーズは特に深い成功を収め、レクター役のミケルセンの演技は称賛を浴びた。ミケルセンは当初、アンソニー・ホプキンスのレクター役は「完璧に演じられている」と信じていたため、この役を引き受けることに懐疑的だった。しかしミケルセンは自分のキャラクターについて、「彼は古典的なサイコパスや古典的な連続殺人鬼ではない。私は、彼は堕天使であるサタンに限りなく近いと思っています。彼は死の中に美しさを見ている。そして、毎日が新しい一日であり、チャンスに満ちている」と語った。

2013年には、サンダンス映画祭でプレミア上映されたシャイア・ラブーフ、エヴァン・レイチェル・ウッドと並んで『バレット・オブ・ラヴ (Charlie Countryman)』に出演し、翌年2013年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映された『マイケル・コールハース (Michael Kohlhaas)』ではタイトルキャラクターを演じた。2014年にはデンマークの西部劇『悪党に粛清を (The Salvation)』で主演を務めた。ミケルセンはリアーナの「Bitch Better Have My Money」のミュージックビデオに、同曲の主人公である彼女から盗みを働く「ビッチ」の会計士役で出演した。

2016年、ミケルセンは2016年カンヌ国際映画祭のメインコンペティション審査員を務めた。 2016年10月には、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』にカエシリウス役でベネディクト・カンバーバッチティルダ・スウィントンと並んで出演した。彼のキャラクターは十分に活用されておらず、マーベルにとってはよくある「一般的な悪党」だと批判されたが、有名批評家からは「難しい役柄をうまく引き出している」と賛称されている。2016年12月、ミケルセンはスター・ウォーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン:スター・ウォーズ・ストーリー』でゲイレン・ウォルトン・アーソを演じた。2018年には、ブラジルの映画監督ジョー・ペナが監督したサバイバルスリラー『アークティック (ARCTIC)』で主演を務めた。2021年公開予定のダグ・ライマン監督の映画『カオス・ウォーキング』のキャストに加わった。

ミケルセンは、小島秀夫監督のビデオゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』でメインキャラクターとして重要な役割を演じた。 2018年には、ウィレム・ダフォー主演のジュリアン・シュナーベル監督の映画『永遠の門 ゴッホの見た未来 (At Eternity's Gate)』で脇役を務めた。 2019年には、ヴィクトル・サントスのグラフィックノベル『Polar』を原作としたジョナス・オーケルルンド監督のアクション映画『ポーラー 狙われた暗殺者 (Polar)』で主演を務めた。Rotten Tomatoesでは47人の批評家からのレビューに基づいて19%の支持率を得ている。 ミケルセンはまた、大手ビール会社カールスバーグの2019年の新しいイギリスの広告に出演し、ブランドのメインビールがデンマークのピルスナーに生まれ変わったことを発表している。

2020年11月、ジョニー・デップが『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグリンデルバルド役を降板し、急遽ミケルセンが役を引き継ぐこととなった。

2023年に公開された『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』ではドイツ人科学者ユルゲン・フォラーを演じた。

私生活

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2000年、ミケルセンは1987年から交際していた振付師のハンネ・ヤコブセンと結婚した。二人には娘のヴィオラ(1992年生まれ)と息子のカール(1997年生まれ)がいる。

ミケルセンは、ハンニバルの撮影中にトロントに住んでいたときを除き、ほとんどコペンハーゲンに住んでいた。 現在はデンマークを拠点にしているが、ミケルセン一家の家があるスペインのマヨルカ島でも多くの時間を過ごしている。

ミケルセンは無宗教である。

受勲

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2010年4月15日、ミケルセンはダンネブロ勲章のリダー(騎士)に任命された。 2016年4月、フランス政府はミケルセンを芸術文化勲章シュヴァリエ(騎士)に任命した。

出演作品

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太字表記は主演。

映画

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公開年 題名 役名 備考 吹替
1996 プッシャー
Pusher
トニー ビデオ化題名『麻薬密売人 プッシャー』 一条和矢
1998 ヴァンパイア黙示録
Nattens engel
ロニー・ゴールウェイ 不明
ワイルドサイド
Vildspor / Wildside
ジミー
2000 ブレイカウェイ
Blinkende lygter
アーニー 日本劇場未公開 不明
2001 Monas verden カスパー
シェイク・ユア・ハート
Shake it all about
ヤコブ (吹き替え版なし)
2002 モンスターズ・インク
Monsters, Inc.
ランドール・ボッグス 声の出演(デンマーク語吹き替え) 青山穣
ウィルバーの事情
Wilbur Wants to Kill Himself
ホースト 日本劇場未公開
しあわせな孤独
Elsker dig for evigt
ニルス デンマーク映画 田中正彦
アイ・アム・ディナ 性に取り憑かれた女
I Am Dina
ニールス 日本劇場未公開
2003 フレッシュ・デリ
De Grønne slagtere
スヴェン (吹き替え版なし)
Nu ジェイコブ
Torremolinos 73 マグヌス
2004 キング・アーサー
King Arthur
トリスタン 高川裕也
プッシャー2
Pusher II
トニー 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)
2006 ダークロード -闇夜の逃亡者-
Exit
トーマス 高木渉
プラハ
Prag
クリストファー
007/カジノ・ロワイヤル
Casino Royale
ル・シッフル 中多和宏(ソフト版)
藤原啓治テレビ朝日版)
2007 アフター・ウェディング
Efter brylluppet
ヤコブ
2009 誰がため
Flammen & Citronen
シトロン (吹き替え版なし)
2010 シャネル&ストラヴィンスキー
Coco Chanel & Igor Stravinsky
イゴール・ストラヴィンスキー 木下浩之
タイタンの戦い
Clash of the Titans
ドラコ 大塚芳忠(劇場公開版)
山路和弘(テレビ朝日版)
2011 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
The Three Musketeers
ロシュフォール隊長 西凜太朗(劇場公開版)
谷口節(テレビ朝日版)
2012 ヴァルハラ・ライジング
Valhalla Rising
ワン・アイ (吹替版なし)
NWR(Nicolas Winding Refn) 本人 ドキュメンタリー映画
Move On マーク
2013 偽りなき者
Jagten
ルーカス カンヌ国際映画祭 男優賞受賞 (吹替版なし)
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
En kongelig affære
ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ
バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い
Michael Kohlhaas
ミヒャエル・コールハース 別題『バトル・オブ・ライジング』
フランス・ドイツ合作映画
日本劇場未公開
不明
バレット・オブ・ラヴ
Charlie Countryman
ナイジェル 日本劇場未公開 木下浩之
2014 ザ・ドア 交差する世界
Die Tür
ダヴィッド・アンデルナッハ ドイツ映画 宮内敦士
2015 劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション
Moomins and the Comet Chase
スニフ
悪党に粛清を
The Salvation
ジョン 井上和彦
2016 メン&チキン
Mænd og Høns
エリアス
ブリーダー
Bleeder
レニー 製作年:1999年 (吹替版なし)
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
Rogue One: A Star Wars Story
ゲイレン・アーソ 田中正彦
2017 ドクター・ストレンジ
Doctor Strange
カエシリウス 井上和彦
2019 ポーラー 狙われた暗殺者
Polar
ダンカン・ヴィスラ / ブラック・カイザー Netflixオリジナル映画
アダムズ・アップル
Adams Æbler
イヴァン 製作年:2005年
永遠の門 ゴッホの見た未来
At Eternity’s Gate
聖職者 (吹替版なし)
残された者 -北の極地-
Arctic
オボァガード
2021 アナザーラウンド
Another Round
マーティン デンマーク・オランダ・スウェーデン合作映画
カオス・ウォーキング
Chaos Walking
デヴィッド・プレンティス (吹き替え版なし)
2022 ライダーズ・オブ・ジャスティス
Retfærdighedens ryttere
マークス 藤真秀
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
ゲラート・グリンデルバルド 井上和彦
2023 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
Indiana Jones and the Dial of Destiny
ユルゲン・フォラー
2024 ライオン・キング:ムファサ
Mufasa: The Lion King
キロス 声の出演 渡辺謙
2025 愛を耕すひと
The Promised Land
ルドウィ・ケーレン大尉
TBA ダスト・バニー(原題)
Dust Bunny
2023年1月撮影開始

テレビシリーズ

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公開年 題名 役名 備考 吹き替え
2005 Klovn Mads 第1シーズン第8話「Str. 44
Julie Harald 計6話出演
2013-2015 ハンニバル
Hannibal
ハンニバル・レクター 計39話出演 井上和彦
2024 UNIT ONE-特別機動捜査班-
Rejseholdet
アラン・フィッシャー 製作年:2000年-2003年
計32話出演
(吹替版なし)

ビデオゲーム

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題名 役名 備考 吹き替え
2008 007 慰めの報酬
Quantum of Solace: The Game
ル・シッフル 声の出演 中多和宏
2019 デス・ストランディング
Death Stranding
クリフォード・アンガー 声とモーションキャプチャー 山路和弘

ミュージックビデオ

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発表年 アーティスト タイトル 役名
2009 Jokeren Sig Ja Male lead
2011 ソルスターフィア Djáknin Viking man
2015 リアーナ Bitch Better Have My Money The Accountant

受賞とノミネート

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受賞 題名 結果
2001 ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor
シェイク・ユア・ハート(原題:Shake It All About 受賞
2002 ルーアン・ノルディック映画祭主演男優賞
Rouen Nordic Film Festival Award for Best Actor
しあわせな孤独ドイツ語: Elsker dig for evigt英語: Open Hearts 受賞
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
ノミネート
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
ノミネート
ズールー賞助演男優賞
Zulu Award for Best Supporting Actor
ウィルバーの事情Wilbur Wants to Kill Himself[1] 受賞
2003 ファンタスポルト賞主演男優賞
Fantasporto Award for Best Actor
フレッシュ・デリThe Green Butchers[2] 受賞
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
ノミネート
2004 ズールー賞助演男優賞
Zulu Award for Best Actor
プッシャー2Pusher II[3] 受賞
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
受賞
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
受賞
2005 プチョン国際ファンタスティック映画祭主演男優賞
Puchon International Fantastic Film Festival Award for Best Actor
アダムズ・アップルAdam's Apples 受賞
ロバート賞最優秀助演男優賞
Robert Award for Best Actor in a Supporting RoleRobert Festival Award for Best Supporting Actor
ノミネート
2006 パームスプリングス国際映画祭主演男優賞
Palm Springs International Film Festival Award for Best Actor
アフター・ウェディングAfter the Wedding 受賞
ヨーロッパ映画賞主演男優賞
European Film Award for Best Actor
ノミネート
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
ノミネート
ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor
プラハPrague 受賞
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
ノミネート
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
ノミネート
2007 国際映画批評家連盟 最優秀男優賞
FIPRESCI Prize for Best Actor[4]
アフター・ウェディングAfter the Wedding 受賞
2008 ヨーロッパ映画賞主演男優賞
European Film Award for Best Actor
誰がためFlame & Citron ノミネート
ロバート・フェスティバル賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Supporting Actor
ノミネート
2009 ロバート・フェスティバル賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
ヴァルハラ・ライジングValhalla Rising ノミネート
2011 ヨーロピアン・フィルム・アカデミー世界映画賞
European Film Academy Achievement in World Cinema Award
該当なし
2012 ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(A Royal Affair) ノミネート
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
ノミネート
カンヌ国際映画祭 男優賞
Cannes Film Festival Award for Best Actor[5]
偽りなき者The Hunt 受賞
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor
受賞
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor
受賞
パームスプリングス国際映画祭主演男優賞
Palm Springs International Film Festival Award for Best Actor
受賞
ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor
受賞
インターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞主演男優賞
International Cinephile Society Award for Best Actor
ノミネート
国際オンライン映画批評家投票最優秀男優賞
International Online Film Critics' Poll Award for Best Actor[6]
ノミネート
ヨーロッパ映画賞主演男優賞
European Film Award for Best Actor[7]
ノミネート
ロンドン映画批評家協会賞最優秀男優賞
London Film Critics Circle Award for Actor of the Year[8]
ノミネート
オンライン映画批評家協会賞主演男優賞
Online Film Critics Society Award for Best Actor[9]
ノミネート
ダブリン映画批評家協会賞
Dublin Film Critics Circle Awards
ノミネート
テルライド映画祭(TFF)銀メダル賞 Silver Medallion Award[10] 該当者なし
2013 セザール賞主演男優賞
César Award for Best Actor(英語)
バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い
Age of Uprising: The Legend of Michael Kohlhaas
ノミネート
ボディル賞主演男優賞
Best Actor in a Leading Role[11]
偽りなき者The Hunt ノミネート
ヒューストン映画批評家協会最優秀男優賞(英語)HFCS Award for Best Actor ノミネート
ロンドン映画批評家協会賞
ALFS Award for Actor of the Year
ノミネート
ロバート・フェスティバル賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor[12]
ノミネート
シアトル国際映画祭(英語)ゴールデン・スペース・ニードル賞[13] ノミネート
ズールー賞主演男優賞 受賞
IGN賞 夏季テレビ映画最優秀ヴィラン賞
IGN Summer Movie Award for Best TV Villian
ハンニバル Hannibal ノミネート
国際オンラインシネマ賞 テレビドラマシリーズ最優秀助演男優賞
INOCA[注釈 1] TV Award for Best Supporting Actor in a Drama Series[14]
ノミネート
イタリア・オンライン映画賞 最優秀主演男優賞
Italian Online Movie Award for Best Actor
ノミネート
ロバート賞主演男優賞
Robert Festival Award for Best Actor[15]
A Royal Affair ノミネート
サターン主演男優賞 テレビ部門
Saturn Award for Best Actor on Television
ハンニバル(Hannibal)テレビシリーズ 受賞
2014 サターン主演男優賞 テレビ部門
Saturn Award for Best Actor on Television[16]
ハンニバル(Hannibal)テレビシリーズ
ボディル賞主演男優賞
Bodil Award for Best Actor in a Leading Role(英語)[11]
偽りなき者The Hunt 受賞
クロトルーディス独立系映画協会Chlotrudis Award for Best Actor[17] 受賞

CinEuphoria Award for Best Actor – International Competition

受賞

International Cinephile Society Award for Best Actor[18]

ノミネート
国際映画批評家連盟 最優秀男優賞
FIPRESCI Prize for Best Actor[19]
受賞

Robert Award for Best Actor in a Leading Role[20]

受賞

SESC Film Festival Audience Award for Best Foreign Actor[21]

受賞
OFTA[注釈 2]テレビ賞 ドラマシリーズ最優秀俳優賞
OFTA Television Award for Best Actor in a Drama Series[22]
ノミネート
IGN賞 夏季テレビ映画最優秀ヴィラン賞
IGN Summer Movie Award for Best TV Villain
Hannibal 受賞
IGN賞 視聴者が選ぶ最優秀テレビ・ヴィラン賞
IGN People's Choice Award for Best TV Villain[23]
受賞
2015 サテライト賞 主演男優賞(テレビシリーズ・ドラマ部門)
Satellite Award for Best Actor – Television Series Drama[24]
ハンニバル Hannibal ノミネート
ファンゴリア・チェーンソー賞 最優秀テレビ俳優賞
Fangoria Chainsaw Awards(英語)[25]
ノミネート
ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor
メン&チキンMen & Chicken[26] 受賞

IOFCP Award for Best Actor in a Leading Role(英語)

偽りなき者The Hunt ノミネート
2016 ロバート賞助演男優賞
Robert Award for Best Actor in a Supporting Role
メン&チキンMen & Chicken ノミネート

Russian National Movie Award for Best Foreign Villain of the Year

ハンニバル Hannibal ノミネート

Saturn Award for Best Actor on Television[27]

Hannibalテレビシリーズ ノミネート
2017 ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor(英語)
ドクター・ストレンジ(Doctor Strange) 受賞

Kids' Choice Award for Best Performance[28]

Rogue One ノミネート
2018 ローリッツェン賞
Lauritzen Award
マッツ・ミケルセン自身

Himself

受賞
2019

Nordic Honorary Dragon Award[29]

該当者なし
ゲーム大賞最優秀作品賞
The Game Award for Best Performance[30]
デス・ストランディングDeath Stranding 受賞
2020 ヨーロッパ映画賞男優賞
en:European Film Award for Best Actor[31]
アナザー・ラウンド(Another Round) 受賞
英国アカデミー賞主演男優賞 ノミネート
トロント映画批評家協会主演男優賞 ノミネート

Indiana Film Journalists Association Award for Best Actor[32]

Riders of Justice[33] ノミネート

Indiewire Critics' Poll Award for Best Performance[34]

アナザー・ラウンドAnother Round ノミネート

Silver Shell for Best Actor[35]

受賞
2021 BAFTA賞最優秀主演男優賞
BAFTA Award for Best Actor in a Leading Role[36]
アナザー・ラウンドAnother Round ノミネート
ボディル賞助演男優賞
Bodil Award for Best Actor
受賞
クロトルディス賞最優秀主演男優賞
Chlotrudis Award for Best Actor[37]
ノミネート

Dublin Film Critics Circle Awards for Best Actor[38]

ノミネート

New Mexico Film Critics for Best Actor[39]

受賞
ロバート賞最優秀主演男優賞
Robert Award for Best Actor in a Leading Role[40]
受賞

Toronto Film Critics Association Award for Best Actor[41]

ノミネート

Hollywood Critics Association Midseason Awards for Best Actor[42]

Riders of Justice[33] ノミネート

Indiana Film Journalists Association for Best Actor[43]

ノミネート
ロバート賞最優秀主演男優賞
Robert Award for Best Actor in a Leading Role[40]
Riders of Justice[33] ノミネート
ズールー賞主演男優賞
Zulu Award for Best Actor
Another Round, Riders of Justice 受賞
2022

CinEuphoria Award for Best Actor – International Competition

Another Round 受賞

CinEuphoria Award for Best Actor – Audience Award

受賞

Jupiter Award for Best International Actor

受賞
Critics Choice Super Award for Best Actor in an Action Movie[44] Riders of Justice[33] ノミネート

日本語吹き替え

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当初、作品ごとに異なる声優が務めていたが、『ハンニバル』で井上和彦が起用されたことがきっかけで、以降は大半の作品で井上が声を務めるようになった。また井上はミケルセンが『ドクター・ストレンジ』のPRと『大阪コミコン2023』で来日した際に二度の対面を果たしており、ミケルセン本人から「My Voice」と呼ばれ公認を受けている[45][46][47][48][49][50][51][52]

井上はミケルセンの魅力について「いきなりしゃべらないで、まず(マッツの)顔が出てくるじゃないですか。うわ、来た!と思って。そしてマッツさんは、しゃべる寸前に口がパカッと開くんですよ。あれがセクシー」と分析しており、台本に入っていない箇所もディレクターと『ちょっと息を入れていいですか』と相談した上で付け足すなど、細やかなこだわりを込めていることも明かしている。また、吹き替える上での秘訣については「(ミケルセンの場合は)なにを考えているのか、どんな演技プランを立てているのかわからない。たたずまいがそのまま役になっているから。どうするの?と思って、細胞からなにからマッツさんになろうと思った。僕はお腹だって出ているし、なれないんだけど(苦笑)。“なろう”という気持ちでじっと画面を見ていると、どういうことを考えているのか、どういう気持ちなのかが、なんとなくわかるような気がしてくるんです」と吐露している[53]。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で担当した際には、事前に開催された『大阪コミコン2023』で担当した事を本人と話し「ドイツ語を喋るシーンは大変だったんじゃないか?」とマッツが演技したシーンをどう吹き替えたか談笑したことを語っている。その際井上は「マッツさんはノリに乗ってるな〜と思いました。とにかくテンション高く演じられていて、マッツさんもインディ・ジョーンズの世界が大好きなんだろうなと感じました[40]」とコメントし、またマッツのことを「チャーミングでカッコいい方[54]」と評している。

このほかにも、木下浩之田中正彦山路和弘なども複数回、声を当てている。

脚注

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注釈

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  1. ^ INOCA=International Online Cinema Awards
  2. ^ OFTA=オンライン映画フィルム協会

出典

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関連項目

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外部リンク

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