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ティム・ロビンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティム・ロビンス
Tim Robbins
Tim Robbins
2012年
本名 ティモシー・フランシス・ロビンズ(Timothy Francis Robbins)
生年月日 (1958-10-16) 1958年10月16日(66歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州
民族 アメリカ人
ジャンル 映画俳優監督脚本製作
活動期間 1985年 -
活動内容 1981年:劇団設立
1985年:デビュー
1992年:映画初監督
2003年:アカデミー賞受賞
主な作品
受賞
アカデミー賞
助演男優賞
2003年ミスティック・リバー
カンヌ国際映画祭
男優賞
1992年ザ・プレイヤー
ヴェネツィア国際映画祭
アンサンブル演技賞
1993年ショート・カッツ
ベルリン国際映画祭
エキュメニカル審査員賞
1996年デッドマン・ウォーキング
功労賞
2016年
東京国際映画祭
東京ブロンズ賞
1992年ボブ★ロバーツ
放送映画批評家協会賞
助演男優賞
2003年『ミスティック・リバー』
ゴールデングローブ賞
男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1992年『ザ・プレイヤー』
助演男優賞
2003年『ミスティック・リバー』
特別賞
1993年『ショート・カッツ』
全米映画俳優組合賞
助演男優賞
2003年『ミスティック・リバー』
その他の賞
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ティム・ロビンス(Tim Robbins, 1958年10月16日 - )は、俳優、映画監督。アメリカ合衆国カリフォルニア州ウエストコビナ出身。童顔でありながら身長195cmの大柄な俳優。日本では『ショーシャンクの空に』の主演や『ミスティック・リバー』でのアカデミー助演男優賞受賞者として知られている。

経歴

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カリフォルニアで生まれ、子供の時にグリニッジ・ヴィレッジに移る。父親のギル・ロビンス[1]はミュージシャン[2][3][4]、母親のメアリーは女優。12歳の時から演劇に関わるようになり、ニューヨーク州立大学プラッツバーグ校で2年学び、UCLAのフィルム・スクールでさらに学ぶ[5]。卒業後の1981年、ロサンゼルスにて劇団アクターズ・ギャングを立ち上げた。

1984年に映画デビュー。小さな役が続くが、1988年の『さよならゲーム』でマイナーリーグの新人投手を演じて注目される。また、この作品で後にパートナーとなるスーザン・サランドンと出会った。1992年にはロバート・アルトマンの『ザ・プレイヤー』で主演を務める。同年、初監督となる『ボブ★ロバーツ』を完成させる。1995年には死刑制度をテーマにした『デッドマン・ウォーキング』を監督し、自身もオスカーにノミネートされ、当時のパートナーで主演のスーザン・サランドンにアカデミー主演女優賞をもたらした。

2003年、『ミスティック・リバー』でアカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞 助演男優賞スクリーン・アクターズ・ギルド(SAG)賞を受賞。

そのほかの活動

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2011年、アルバム『TIM ROBBINS & THE ROGUES GALLERY BAND ティム・ロビンス・アンド・ザ・ロウグス・ギャラリー・バンド』を発売し、俳優だけでなく音楽家としても活動の幅を広げている。

私生活

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死刑制度反対」や「イラク戦争反対」などの政治的発言を活発に行い、2007年3月18日にニューヨークで行われたイラク戦争反対デモにも参加している。そのため、スタジアムでの観戦拒否、大手新聞の取材記事の撤回など不遇を被ったことをミスティック・リバーのメイキング映像中で語っている。

スーザン・サランドンとの間に息子2人をもうけ、共にニューヨークに住んでいたが、2009年にパートナー関係を解消。[6]

来日

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自身が監督した『クレイドル・ウィル・ロック』のプロモーションの為、2000年8月に当時のパートナーのスーザン・サランドンと共に来日している。その際には帝国ホテルで来日記者会見を行った。プロモーション以外では、2011年8月に自らのバンドを率いて来日。ブルーノート東京にて数回ライブ公演を行った。

出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 日本語吹き替え
1983 クォーターバック・プリンセス
Quarterback Princess
マーヴィン テレビ映画
1984 トイ・ソルジャー/壮絶!ゲリラに挑むアマチュア決死隊
Toy Soldiers
ボー
恋人ゲーム
No Small Affair
ネルソン 梁田清之
1985 シュア・シング
The Sure Thing
ゲイリー・クーパー
バージン・バケーション
Fraternity Vacation
ラリー・タッカー
1986 トップガン
Top Gun
マーリン 小野健一(フジテレビ版)
坂詰貴之(日本テレビ版)
竹若拓磨(ソフト版)
斉藤瑞樹(テレビ東京版)
羽鳥佑(テレビ東京版追加収録部分)
ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
Howard the Duck
フィル 大塚芳忠(フジテレビ版)
山口健(TBS版)
子安武人(VOD版)
1987 ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち
Five Corners
ハリー
1988 テープ・ヘッズ
Tapeheads
ジョシュ
さよならゲーム
Bull Durham
エディ・カルヴィン・ラルーシュ 安原義人(テレビ朝日版)
池田秀一(JAL版)
中尾隆聖(ANA版)
TBA(機内上映版3)
1989 ツイスター/大富豪といかれた家族たち
Twister
ジェフ
ミス・ファイヤークラッカー
Miss Firecracker
デルモント
エリック・ザ・バイキング/バルハラへの航海
Erik the Viking
エリック
1990 キャデラック・マン
Cadillac Man
ラリー 島田敏(VHS版)
堀内賢雄(テレビ東京版)
ジェイコブス・ラダー
Jacob's Ladder
ジェイコブ・シンガー 山寺宏一(ソフト版)
安原義人(日本テレビ版)
1991 ジャングル・フィーバー
Jungle Fever
ジェリー
1992 ザ・プレイヤー
The Player
グリフィン・ミル カンヌ国際映画祭 男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 受賞
牛山茂(ソフト版)
堀内賢雄(テレビ朝日版)
ボブ★ロバーツ
Bob Roberts
ボブ・ロバーツ 監督/脚本/出演 大塚芳忠
1993 ショート・カッツ
Short Cuts
ジーン・シェパード
1994 未来は今
The Hudsucker Proxy
ノーヴィル・バーンズ 宮本充(パイオニアLDC版)
堀内賢雄(ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン版)
ショーシャンクの空に
The Shawshank Redemption
アンディ 大塚芳忠(ソフト版)
安原義人(TBS版)
平田広明(機内上映版)
プレタポルテ
Prêt-à-Porter
ジョー・フリン 江原正士
星に想いを
I.Q.
エド・ウォルターズ 大塚芳忠
1997 ナッシング・トゥ・ルーズ
Nothing to Lose
ニック
1998 隣人は静かに笑う
Arlington Road
オリヴァー・ラング 山路和弘(ソフト版)
家中宏(テレビ東京版)
1999 オースティン・パワーズ:デラックス
Austin Powers: The Spy Who Shagged Me
大統領 野島昭生
2000 ミッション・トゥ・マーズ
Mission to Mars
ウッディ・ブレイク 谷口節
ハイ・フィデリティ
High Fidelity
イアン・レイモンド 石塚運昇
2001 サベイランス -監視-
Antitrust
ゲーリー・ウインストン 大塚芳忠
ヒューマン・ネイチュア
Human Nature
ネイサン 山路和弘
2002 シャレード
The Truth About Charlie
カーソン・J・ドイル
2003 ミスティック・リバー
Mystic River
デイヴ・ボイル アカデミー助演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 受賞
てらそままさき
CODE46
Code 46
ウィリアム 大塚芳忠
2004 俺たちニュースキャスター
Anchorman: The Legend of Ron Burgundy
公共テレビのニュースキャスター クレジットなし
2005 宇宙戦争
War of the Worlds
ハーラン・オギルビー てらそままさき
あなたになら言える秘密のこと
La Vida secreta de las palabras
ジョゼフ 堀内賢雄
ザスーラ
Zathura
パパ 井上和彦(劇場公開版)
大塚芳忠(日本テレビ版)
2006 輝く夜明けに向かって
Catch a Fire
ニック・フォス 井上和彦
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!
Tenacious D in The Pick of Destiny
謎の男 楠見尚己
2007 NOISE ノイズ
Noise
デヴィッド・オウエン
2008 それぞれの空に
The Lucky Ones
フレッド
エンバー 失われた光の物語
City of Ember
ロリス・ハロウ 相沢まさき
2011 グリーン・ランタン
Green Lantern
ロバート・ハモンド 金尾哲夫
2012 Back to 1942 ミーガン 中国映画
恋人はセックス依存症
Thanks for Sharing
マイク
2013 ライフ・オブ・クライム
Life of Crime
フランク
2014 ウェルカム・トゥ・ミー
Welcome to Me
Dr. モファット
2015 ロープ/戦場の生命線
A Perfect Day
ビー
2019 VHYes ロジャー・ハンドリー3世
ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男
Dark Waters
トム・タープ

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考 日本語吹き替え
1986 世にも不思議なアメージング・ストーリー
Amazing Stories
Jordan's Phantom 「鏡よ鏡…」
1986 こちらブルームーン探偵社
Moonlighting
冒頭の殺し屋 Season1 Episode2 Gunfight at So-so Corral「殺し屋から依頼が!」
1999 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
ジム・ホープ 声の出演
第11シーズン第9話「ファンゾーが街にやってくる」
2015 THE BRINK/史上最低の作戦
The Brink
ウォルター・ラーソン 兼製作
計10話出演
安原義人
2018 HERE AND NOW 〜家族のカタチ〜
Here and Now
グレッグ・ボートライト 計10話出演 菅生隆之
2019 キャッスルロック
Castle Rock
レジナルド・“ポップ”・メリル 計10話出演 安原義人
2023 サイロ
Silo
バーナード・ホーランド メインキャスト 森田順平
TBA The Power Daniel Dandon

監督・製作

[編集]
公開年 邦題
原題
担当 備考
1992 ボブ★ロバーツ
Bob Roberts
監督/脚本/出演
1995 デッドマン・ウォーキング
Dead Man Walking
監督/脚本/製作
1999 クレイドル・ウィル・ロック
Cradle Will Rock
監督/脚本/製作

参照

[編集]
  1. ^ Grimes, William (April 9, 2011). “Gil Robbins, Folk Musician, Dies at 80”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2011/04/10/arts/music/10robbins.html 
  2. ^ “Folk singer Gil Robbins dies at 80”. CBC News. (April 11, 2011). http://www.cbc.ca/news/arts/story/2011/04/11/obit-robbins-gil.html April 14, 2011閲覧。 
  3. ^ Tim Robbins Biography”. November 1, 2007閲覧。
  4. ^ Ancestry of Tim Robbins”. November 1, 2007閲覧。
  5. ^ “Tim Robbins”. The New York Times. http://movies.nytimes.com/person/108437/Tim-Robbins/biography August 23, 2009閲覧。 
  6. ^ 年の瀬に、20余年連れ添ったハリウッド熟年カップルがまさかの破局!”. シネマカフェ (2009.12.25 Fri). 2022年5月20日閲覧。

外部リンク

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