ライラックスアンドレース
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ライラックスアンドレース | ||||||
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欧字表記 | Lilacs and Lace[1] | |||||
品種 | サラブレッド | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2008年4月6日[1] | |||||
父 | Flower Alley[1] | |||||
母 | Refinement[1] | |||||
母の父 | Seattle Slew[1] | |||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||
生産者 | Judy Hicks & Kathryn Nikkel[2] | |||||
馬主 |
Judy Hicks & Kathryn Nikkel →James Covello, Judy Hicks & Kathryn Nikkel[2] | |||||
調教師 |
Duane Offield( アメリカ合衆国) →John Terranova II( アメリカ合衆国)([2] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 9戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | $350,300[3] | |||||
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ライラックスアンドレース (英:Lilacs and Lace[1]) はアメリカ合衆国生産の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2011年のアッシュランドステークス(GI)。
現役時代
[編集]2009年9月のキーンランド1歳馬セールに上場されたが、3万5000ドルの値で主取りとなり、生産者所有のまま競走馬となる[4]。
デビューからの6戦をデュアン・オフィールド(Duane Offield)厩舎の下で走った後、ジョン・テラノヴァ2世(John Terranova II)厩舎に転厩した。2011年4月に行われたアッシュランドステークスでは単勝49倍の評価を覆して優勝し、G1初勝利を飾った[4]。その後はデビュー戦以来のダート戦となるケンタッキーオークスに駒を進めたが、12着と大敗。その後間もなく現役を引退し、繁殖入りした[5]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[2]およびEquibase[3]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2010. 7.31 | サンタローザ | 未勝利 | ダ6F | 7着 | L.マルティネス | 11馬身3/4 | Alec's Moon | |
8.29 | ゴールデンゲートフィールズ | 未勝利 | AW6.5f | 4着 | L.マルティネス | 5馬身3/4 | Elvies Lane | |
9.23 | ゴールデンゲートフィールズ | 未勝利 | 芝8.5f | 2着 | R.ベイズ | 1馬身 | Notorious Nikki | |
10.27 | ゴールデンゲートフィールズ | 未勝利 | AW8f | 1着 | R.ベイズ | 3馬身1/4 | (Seismic Speed) | |
12. 4 | ゴールデンゲートフィールズ | コルテマデラステークス | L | AW8f | 2着 | R.ベイズ | 1/2馬身 | Cathy's Crunches |
2011. 1. 1 | ゴールデンゲートフィールズ | カリフォルニアオークス | L | AW8.5f | 1着 | R.ベイズ | 1馬身1/2 | (Cathy's Crunches) |
3.26 | ターフウェーパーク | バーボネットオークス | G3 | AW8f | 4着 | J.カステリャーノ | 12馬身 | Summer Soiree |
4. 9 | キーンランド | アッシュランドステークス | G1 | AW8.5F | 1着 | J.カステリャーノ | 1馬身 | (Wyomia) |
5. 6 | チャーチルダウンズ | ケンタッキーオークス | G1 | ダ9F | 12着 | J.カステリャーノ | 24馬身 | Plum Pretty |
繁殖牝馬時代
[編集]2011年6月にヘンリーザナビゲーターの仔を受胎した状態で所有権が売却され[5]、日本のノーザンファームへ導入された。2014年のセレクトセールでは2番仔のラルク(父ディープインパクト)が同年の牝馬最高額となる1億4500万円で落札されている[6]。
2015年生まれの第3仔ラッキーライラック(父オルフェーヴル)は2017年のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出され、古馬になってからもエリザベス女王杯と大阪杯を制している[7]。
繁殖成績
[編集]- 現役馬の成績は2024年2月22日現在。
馬名 | 生年 | 毛色 | 父 | 性 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | 備考 | 出典 | |
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1 | ライラックローズ | 2012 | 鹿毛 | Henrythenavigator | 牝 | 栗東・高野友和 | サンデーレーシング | 3戦0勝 | 繁殖牝馬 | [8] |
2 | ラルク | 2013 | 鹿毛 | ディープインパクト | 牝 | 栗東・松永幹夫→仏国・小林智 | キーファーズ | 18戦3勝 (国内)16戦3勝 (海外)2戦0勝 |
繁殖牝馬[9] | [10] |
3 | ラッキーライラック | 2015 | 栗毛 | オルフェーヴル | 牝 | 栗東・松永幹夫 | サンデーレーシング | 19戦7勝 (国内)17戦7勝 (G1)大阪杯、エリザベス女王杯2回、阪神ジュベナイルフィリーズ (G2)チューリップ賞 (G3)アルテミスステークス 海外)1戦0勝 |
繁殖牝馬 | [7] |
4 | ライル | 2016 | 鹿毛 | ディープインパクト | 牡→騸 | 美浦・手塚貴久 | 14戦2勝 | (引退) | [11] | |
5 | ルリエーヴル | 2017 | 鹿毛 | ロードカナロア | 牝 | 栗東・松永幹夫 | 1戦0勝 | 繁殖牝馬 | [12] | |
6 | グランメテオール | 2018 | 栗毛 | ダイワメジャー | 牡→騸 | 15戦1勝 | (引退) | [13] | ||
7 | ライラックワイン | 2019 | 栗毛 | オルフェーヴル | 牝 | 3戦0勝 | (引退) | [14] | ||
8 | シリンガバルガリス | 2020 | 栗毛 | 牡 | 15戦2勝 | (現役) | [15] | |||
9 | ブラックソンソルト | 2022 | 栗毛 | アドマイヤマーズ | 牝 | (デビュー前) | [16] |
血統表
[編集]ライラックスアンドレースの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 Flower Alley 2002 栗毛 |
父の父 Distorted Humor1993 栗毛 |
*フォーティナイナー | Mr. Prospector | |
File | ||||
Danzig's Beauty | Danzig | |||
Sweetest Chant | ||||
父の母 *プリンセスオリビアPrincess Olivia 1995 栗毛 |
Lycius | Mr. Prospector | ||
Lypatia | ||||
Dance Image | Sadler's Wells | |||
Diamond Spring | ||||
母 Refinement 1994 鹿毛 |
Seattle Slew 1974 黒鹿毛 |
Bold Reasoning | Boldnesian | |
Reason to Earn | ||||
My Charmer | Poker | |||
Fair Charmer | ||||
母の母 *ステラマドリッドStella Madrid 1987 鹿毛 |
Alydar | Raise a Native | ||
Sweet Tooth | ||||
My Juliet | Gallant Romeo | |||
My Bupers | ||||
母系(F-No.) | ステラマドリッド(USA)系(FN:6-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Raise a Native5×5×4=12.50%、Mr. Prospector4×4=12.50%、Northern Dancer5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母母ステラマドリッドはエイコーンステークスなどG1を4勝。繁殖牝馬としてもローズステークスなど重賞4勝のダイヤモンドビコーや米仏で重賞2勝のアイルドフランス(Isle de France)などを輩出している[19]。
- ステラマドリッドから連なる牝系にはミッキーアイル、アエロリットなどの活躍馬がいる[19]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i “ライラックスアンドレース(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b c d Lilacs And Lace | Progeny . Racing Post. 2020年4月6日閲覧
- ^ a b Form and Entries for Horse Lilacs and Lace (KY). Equibase. 2020年4月6日閲覧
- ^ a b Deirdre B. Biles (2011年4月9日). “Lilacs and Lace Topples Kathmanblu in Ashland”. Bloodhorse. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b “Lilacs and Lace sold to Japanese breeder”. Paulick Report (2011年6月8日). 2020年4月6日閲覧。
- ^ 河合力 (2015年10月26日). “【競馬】牝馬最高額のラルク。牧場、厩舎スタッフが早くも絶賛”. Sportiva. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b “ラッキーライラック”. netkeiba.com. 2020-04-06]閲覧。
- ^ “ライラックローズ”. netkeiba.com. 2020-04-06]閲覧。
- ^ “松永幹厩舎ジェニアル&ラルク仏・小林智厩舎に転厩”. 日刊スポーツ (2018年10月11日). 2020-04-06]閲覧。
- ^ “ラルク”. netkeiba.com. 2020-04-06]閲覧。
- ^ “ライル”. netkeiba.com. 2020-04-06]閲覧。
- ^ “ルリエーヴル”. netkeiba.com. 2020年4月6日閲覧。
- ^ “グランメテオール”. netkeiba.com. 2020年4月6日閲覧。
- ^ “ライラックスアンドレースの2019”. netkeiba.com. 2020年4月6日閲覧。
- ^ “シリンガバルガリス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “ブラックソンソルト (Blackthorn Salt) | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年10月4日閲覧。
- ^ a b c “ライラックスアンドレース(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b c “ライラックスアンドレースの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b “ライラックスアンドレースの血統表”. netkeiba.com. 2020年4月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post