ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー | |
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Rebel in the Rye | |
監督 | ダニー・ストロング |
脚本 | ダニー・ストロング |
原作 |
ケネス・スラウェンスキー 『サリンジャー 生涯91年の真実』(晶文社) |
製作 |
ブルース・コーエン ジェイソン・シューマン ダニー・ストロング モリー・スミス サッド・ラッキンビル トレント・ラッキンビル |
製作総指揮 |
エレン・H・シュワルツ スコット・ファーガソン マシュー・サロウェイ クリスティーナ・パパジーカ |
出演者 |
ニコラス・ホルト ゾーイ・ドゥイッチ ケヴィン・スペイシー サラ・ポールソン |
音楽 | ベアー・マクレアリー |
撮影 | クレイマー・モーゲンソー |
編集 | ジョセフ・クリングズ |
製作会社 | ブラック・ラベル・メディア |
配給 |
IFCフィルムズ ファントム・フィルム |
公開 |
2017年9月8日 2019年1月18日 |
上映時間 | 106分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$729,922[2] 4000万円[3] |
『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(ライむぎばたけのはんぎゃくじ ひとりぼっちのサリンジャー、Rebel in the Rye)は2017年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はダニー・ストロング、主演はニコラス・ホルトが務めた。本作はケネス・スラウェンスキーが2012年に上梓した評伝『サリンジャー 生涯91年の真実』を原作としている。なお、本作はストロングの映画監督デビュー作である。
ストーリー
[編集]1950年、J・D・サリンジャーは小説『ライ麦畑でつかまえて』を発表した。同書は保守層からバッシングを受けたものの、若者たちからは高く評価され、一大ベストセラーとなった。売れっ子作家としての名声を得たサリンジャーだったが、やがて、彼は隠遁者のような生活を送るようになった。本作はサリンジャーがそのような生き方を選択するに至った理由を解明するべく、彼の青年期を描き出していく。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- J・D・サリンジャー - ニコラス・ホルト(興津和幸)
- ウーナ・オニール - ゾーイ・ドゥイッチ(三重野帆貴)
- ウィット・バーネット - ケヴィン・スペイシー(仲野裕)
- ドロシー・オールディング - サラ・ポールソン(田村千恵)
- ジルー - ブライアン・ダーシー・ジェームズ
- ソル・サリンジャー - ヴィクター・ガーバー(丸山壮史)
- マリアム・サリンジャー - ホープ・デイヴィス(くわばらあきら)
- クレア・ダグラス - ルーシー・ボイントン(髙瀨友)
- ガス・ロブラノ - ジェームズ・アーバニアク
- ナイジェル・ベンチ - アダム・ブッシュ
- ウィリアム・マックスウェル - ジェファーソン・メイズ
- その他の日本語吹き替え‐露崎亘、箆津弘順、木村隼人、橋本信明、ボルケーノ太田、藤井隼、下田屋有依、蘭乃和佳子
製作
[編集]2014年4月29日、ダニー・ストロングがJ・D・サリンジャーの伝記映画『Salinger's War』を製作する意向であるとの報道があった[4]。2015年8月31日、タイトルが『Rebel in the Rye』に変更され、ニコラス・ホルトがサリンジャー役に起用されると報じられた[5]。2016年1月19日、ケヴィン・スペイシーがキャスト入りした[6]。2月12日、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、ホープ・デイヴィス、ローラ・ダーンが本作に出演すると報じられた[7]。3月9日、ゾーイ・ドゥイッチの出演が決まった[8]。10日、ヴィクター・ガーバーが本作に出演することになったとの報道があった[9]。4月7日、ルーシー・ボイントンが起用されたと報じられた[10]。26日、サラ・ポールソンの起用が発表されると共に、本作の主要撮影が始まった[11]。5月、ジェームズ・アーバニアクがキャスト入りした[12]。
公開・興行収入
[編集]2017年1月24日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[13]。2月28日、IFCフィルムズが本作の全米配給権を購入したと報じられた[14]。7月20日、本作のファースト・トレイラーが公開された[15]。
2017年9月8日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に3万7967ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場51位となった[16]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには75件のレビューがあり、批評家支持率は28%、平均点は10点満点で5.2点となっている[17]。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は46/100となっている[18]。
出典
[編集]- ^ “ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Rebel in the Rye (2017)”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 72頁
- ^ “Danny Strong Making Directorial Debut With Biopic 'Salinger's War' (Exclusive)”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “TIFF: Nicholas Hoult to Play J.D. Salinger in Danny Strong's 'Rebel in the Rye'”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Kevin Spacey Joins Nicholas Hoult In Danny Strong’s J.D. Salinger Drama”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “‘Rebel In The Rye’ Adds Laura Dern, Brian d’Arcy James & Hope Davis – Berlin”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Zoey Deutch Books Key Role In ‘Rebel In The Rye’”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Victor Garber Joins ‘Rebel In The Rye’; Ann Dowd Cast In ‘Collateral Beauty’”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “‘Sing Street’s Lucy Boynton Joins ‘Rebel In The Rye’”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Sarah Paulson Joins J.D. Salinger Movie ‘Rebel in the Rye’”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “James Urbaniak Joins Nicholas Hoult in ‘Rebel in the Rye’ (EXCLUSIVE)”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Sundance 2017: Robert Redford, New Rashida Jones Netflix Series, ‘Rebel In The Rye’ & More On Premiere, Docu, Midnight & Kids Slates”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “‘Rebel In The Rye’ Acquired By IFC Films”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Rebel in the Rye Trailer #1 (2017)”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “September 8-10, 2017”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Rebel in the Rye”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ “Rebel in the Rye (2017)”. 2018年7月26日閲覧。