ラグラム・ラジャン
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ラグラム・ラジャン(2011年1月) | |
生誕 |
1963年2月3日(61歳) インド、マディヤ・プラデーシュ州ボーパール |
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国籍 | インド |
研究機関 | シカゴ大学 |
研究分野 | 金融経済学 |
母校 |
インド工科大学 インド経営大学 マサチューセッツ工科大学 |
受賞 |
フィシャー・ブラック賞(2003年) ファイナンシャル・タイムズ&ゴールドマン・サックス・ビジネスブック賞(2010年) |
情報 - IDEAS/RePEc |
ラグラム・ゴヴィンダ・ラジャン(ヒンディー語: रघुराम गोविंद राजन, ラテン文字転写: Raghuram Govinda Rajan、1963年2月3日 - )は、インドの経済学者。シカゴ大学経営大学院教授(Eric J. Gleacher Distinguished Service Professor of Finance)や、インドの中央銀行であるインド準備銀行の総裁を務めた。専門は金融論、銀行論。
略歴
[編集]- 1963年 - マディヤ・プラデーシュ州のボーパールに生まれる。
- 1985年 - デリーのインド工科大学を卒業する(科学技術学士(電気))。
- 1987年 - アフマダーバードのインド経営大学で経営学修士号(MBA)を取得。
- 1991年 - マサチューセッツ工科大学でPh.D.を取得(博士論文"Essays on Banking")。
- 1991年 - シカゴ大学経営大学院のファイナンス助教授になる。
- 1995年 - シカゴ大学経営大学院のファイナンス教授
- 2003年~2006年 - IMFの経済顧問およびチーフエコノミスト
- 2007年~2008年 - インドの「ファイナンス部門改革高度レベル委員会」の議長を務める。
- 2008年~2012年 - インド首相に対する経済顧問となる。
- 2012年 - インド内閣財務大臣に対する最高経済顧問となる。
- 2013年9月4日 第23代インド準備銀行総裁に就任(~2016年9月)
受賞・栄誉・会員
[編集]- 2003年 - アメリカン・ファイナンス学会よりフィシャー・ブラック賞を受賞。
- 2009年 - アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー。
- 2011年 - NASSCOMの「その年のグローバル・インド人賞」を受賞。
- 2013年 - 金融研究センター(CFS)のドイツ銀行金融経済賞を受賞。
- 2017年 - クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を受賞。
学会
[編集]- 2001年~2004年 - アメリカン・ファイナンス学会の役員。
- 2011年 - アメリカン・ファイナンス学会の会長。
著作
[編集]- 『フォールト・ラインズ――「大断層」が金融危機を再び招く』、伏見威蕃・月沢李歌子共訳、新潮社、2011年
- 『第三の支柱――コミュニティ再生の経済学』、齊藤誠・月谷真紀共訳、みすず書房、2021年
- (ルイジ・ジンガレスと共著)『セイヴィング キャピタリゼム』、堀内昭義・アブレウ聖子・有岡律子・関村正悟共訳、慶応義塾大学出版会、2006年