コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ランディ・ロサリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランディ・ロサリオ
Randy Rosario
中日ドラゴンズ時代のロサリオ
(2021年6月26日、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 マリア・トリニダー・サンチェス州ナグアスペイン語版
生年月日 (1994-05-18) 1994年5月18日(30歳)
身長
体重
185 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 アマチュアFA
初出場 MiLB / 2011年5月28日
MLB / 2017年6月2日
NPB / 2021年5月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ランディ・ミゲル・ロサリオ・ルペロン(Randy Miguel Rosario Luperon[注釈 1]1994年5月18日 - )は、ドミニカ共和国マリア・トリニダー・サンチェス州ナグア英語版出身のプロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

[編集]

プロ入りとツインズ時代

[編集]
A+級フォートマイヤーズ時代
(2016年4月23日)

2010年にアマチュアフリーエージェントミネソタ・ツインズ契約金85,000ドルで契約した。

2011年5月28日にルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ツインズ英語版でプロデビュー。このシーズンは同チームで8先発・5救援・35.0を投げて、24防御率3.86を記録した。

2012年は同じくルーキー級のガルフ・コーストリーグ・ツインズ英語版に配転。このシーズンは同チームで7先発・3救援・38.1回を投げて、2勝1敗、防御率1.64を記録した。

2013年はルーキー級エリザベストン・ツインズ英語版に昇格。このシーズンは同チームで9先発・44.2回を投げて、4勝3敗、防御率2.82を記録した。

2014年A級シーダーラピッズ・カーネルズに昇格したが、開幕直後の4月にトミー・ジョン手術を受け、以後このシーズンの出番はなかった[3]。シーズン成績は3先発・11.2回を投げて、0勝1敗、防御率5.40を記録した。

2015年6月23日にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズで復帰、7月にカーネルズに復帰した。このシーズンは両チーム合計で12先発・1救援・61.2回を投げて、3勝6敗、防御率3.06を記録した。シーズン後にロサリオはツインズの40人枠に追加された。

2016年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで開幕を迎え、8月にAA級チャタヌーガ・ルックアウツに昇格。7月までは先発として起用され、8月以降は救援として起用された。このシーズンは両チーム合計で16先発・9救援・100.1回を投げて、6勝7敗、防御率3.77を記録した。

2017年はAA級チャタヌーガで開幕を迎えた。6月1日にメジャー昇格し、翌2日のロサンゼルス・エンゼルス戦で救援登板してメジャーデビュー。この試合では2.0回を投げてダニー・エスピノーサからの被弾などで3失点し、勝ち負けはつかなかった[4]。メジャー2回目の登板となった6月6日のシアトル・マリナーズ戦で0.1回を投げて5失点した。この試合の翌日にAA級チャタヌーガに降格し、シーズン終了まで所属した。このシーズンはマイナーで32救援で57.1回を投げて1勝0敗1セーブ、防御率4.08、メジャーでは2救援で2.1回を投げて防御率30.86を記録した。

カブス時代

[編集]

2017年11月3日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した[5]。17-18年のウィンターリーグ期間でリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(LIDOM)のヒガンテス・デル・シバオスペイン語版に所属した。

2018年は傘下のAAA級アイオワ・カブスで開幕を迎えた。5月18日にメジャー昇格し、5月22日の再降格した。5月26日に再度メジャー昇格。5月27日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で救援登板し、メジャー初勝利を挙げた[6]。8月2日に再びマイナー降格し、8月3日にメジャー再昇格、8月10日に再降格、8月17日にメジャー再昇格。9月13日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャー初セーブを挙げた。このシーズンの成績はマイナーで15救援・22.2回を投げて防御率0.79、メジャーで44救援・46.2回を投げて4勝0敗1セーブ、防御率3.66を記録した。チームはワイルドカードに進出したが、出番はなかった。

2019年はメジャーで開幕を迎えた。9月9日にDFAとなった[7]

ロイヤルズ時代

[編集]

2019年9月12日にウェイバー公示を経てカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[8]

2020年9月3日にDFAとなり[9]、6日にマイナー契約となった[10]

中日時代

[編集]

2020年12月3日に中日ドラゴンズとの契約に合意したことが球団より発表された[11]。背番号は42[12]。推定年俸5000万円[13]

2021年5月28日にリリーフとして一軍初登板を果たした[14]。9試合に登板し、防御率3.00を記録していたが、7月5日に出場登録を抹消された[15]。オフの10月7日に球団より戦力外通告を受けた[16][17]

中日退団後

[編集]

2022年は、メキシカンリーグサルティーヨ・サラペメーカーズでプレーした[18]

投球スタイル

[編集]

最速97mph、平均93mphの速球シンカーフォーシーム)と平均86mphのスライダーが武器である[3]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2017 MIN 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 15 2.1 7 1 0 0 1 2 0 0 8 8 30.86 3.00
2018 CHC 44 0 0 0 0 4 0 1 8 1.000 200 46.2 47 5 22 2 0 30 1 0 22 19 3.66 1.48
2019 13 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 49 10.2 12 2 5 0 0 10 2 0 8 7 5.91 1.59
KC 6 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 14 3.2 3 0 0 0 0 3 1 0 1 0 0.00 0.82
'19計 19 0 0 0 0 2 0 0 0 1.000 63 14.1 15 2 5 0 0 13 3 0 9 7 4.40 1.40
2020 4 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 21 3.1 7 1 3 0 1 4 1 0 3 3 8.10 3.00
2021 中日 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 40 9.0 8 1 6 0 2 3 1 0 4 3 3.00 1.56
MLB:4年 69 0 0 0 0 6 1 1 8 .857 299 66.2 76 9 30 2 2 49 5 0 42 37 5.00 1.59
NPB:1年 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 40 9.0 8 1 6 0 2 3 1 0 4 3 3.00 1.56
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2017 MIN 2 0 0 0 0 ----
2018 CHC 44 4 3 0 0 1.000
2019 13 1 2 0 0 1.000
KC 6 0 1 0 0 1.000
'19計 19 1 3 0 0 1.000
2020 4 0 0 0 0 ----
2021 中日 9 0 0 0 0 ----
MLB 69 5 6 0 0 1.000
NPB 9 0 0 0 0 ----
  • 2021年度シーズン終了時

記録

[編集]
初記録

背番号

[編集]
  • 60(2017年)
  • 47(2018年 - 2019年9月8日)
  • 43(2019年9月15日 - 2020年)
  • 42(2021年)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ スペイン語発音: [ˈrãn̪.di ro.ˈsa.ɾjo][1]英語発音: [ˈrændi roʊˈzɑrioʊ][2]

出典

[編集]
  1. ^ スペイン語の発音記号変換ツール”. easypronunciation.com. 2019年4月8日閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年4月8日閲覧。
  3. ^ a b Reusse, Patrick (February 5, 2016). “Twins might have landed a keeper in hard-throwing Rosario: Randy Rosario said his fastball will be back to the 97 miles per hour he was throwing before 2014 elbow surgery”. Star Tribune. February 6, 2016閲覧。
  4. ^ Neal III, La Velle (2017年6月3日). “Randy Rosario feels like 'I'm home' in making leap to Twins from Class AA”. Star Tribune. 2019年4月8日閲覧。
  5. ^ Adams, Steve (November 3, 2017). “Cubs Claim Randy Rosario From Twins”. mlbtraderumors.com. November 3, 2017閲覧。
  6. ^ On anniversary, Rosario looks back at debut”. www.mlb.com/news. MLB News. 5 June 2018閲覧。
  7. ^ Jeff Todd (2019年9月9日). “Cubs Designate Randy Rosario” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年9月10日閲覧。
  8. ^ Mark Polishuk (2019年9月12日). “Royals Claim Randy Rosario” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年9月13日閲覧。
  9. ^ Steve Adams (2020年9月3日). “Royals Designate Randy Rosario For Assignment, Promote Edward Olivares” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月5日閲覧。
  10. ^ Royals Make Multiple Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月6日閲覧。
  11. ^ 中日が新助っ人2選手の獲得を発表 ガーバーは昨季3Aで26発、ロサリオはメジャー通算69登板”. Full-Count (2020年12月3日). 2021年10月7日閲覧。
  12. ^ "新外国人選手契約のお知らせ". 公式サイト. 中日ドラゴンズ. 3 December 2020. 2020年12月4日閲覧
  13. ^ 中日新外国人のガーバーら3選手が隔離期間終え会見”. 日刊スポーツ (2021年4月18日). 2021年10月7日閲覧。
  14. ^ 【中日】新外国人ランディ・ロサリオ来日初登板 無失点デビュー「点差は開いていたが気にせず」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年5月28日). 2021年10月7日閲覧。
  15. ^ 【中日】ロサリオの登録抹消 ここまで9試合登板し勝敗つかず”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年7月5日). 2021年10月7日閲覧。
  16. ^ 中日 武田健吾、三ツ間卓也、井領雅貴、育成の丸山泰資ら6選手が戦力外”. 日刊スポーツ (2021年10月7日). 2021年10月7日閲覧。
  17. ^ 【中日】戦力外のロサリオ「求められる成績を残せず悔しい」大リーグ復帰が一番の目標も「日本の球団からオファーがあれば受けたい」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年10月7日). 2021年10月7日閲覧。
  18. ^ https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=rosari000ran

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]