コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ランバクシー・ラボラトリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッド
Ranbaxy Laboratories Limited
種類 公開株式会社
市場情報 BSE500359
NSERANBAXY
本社所在地 インドの旗 インド
ハリヤーナー州グルガーオン
設立 1961年6月16日
業種 医薬品
事業内容 医薬品の研究、製造、販売
代表者 CEO Arun Sawhney
資本金 21億ルピー
売上高 1275億ルピー(2012年)
営業利益 147億ルピー(2012年)
純利益 93億ルピー(2012年)
従業員数 約14,600人(2013年)
主要株主 第一三共 63.4%
外部リンク https://web.archive.org/web/20050916092549/http://www.ranbaxy.com/
テンプレートを表示

ランバクシー・ラボラトリーズ英称Ranbaxy Laboratories Limited)は、インドハリヤーナー州グルガーオンに本社を置く製薬会社

概要

[編集]

1937年、シン兄弟により塩野義製薬販売代理店として始まる。1961年に製薬会社として設立され、現在では8カ国に製造工場を有し、150カ国以上で販売されており、インド最大級[1]の製薬会社に成長している。またジェネリック医薬品では世界トップ10に入っている。1973年に株式が公開された。

第一三共による経営関与と品質問題

[編集]

2008年日本第一三共が46億米ドル買収[2]。第一三共はこれにより、新興国及びジェネリック市場への足掛かりを狙っていた[3]

しかし、以前からランバクシーの工場における衛生管理問題がFDAから指摘されており、買収発表後の9月に対米輸出停止措置がなされた[4]。FDAとは一度和解で同意したものの[5]2013年に再び禁輸措置を受けている[6]。翌2014年には禁輸対象が拡大されたほか[7]、試験結果の改竄行為が行われていた事がFDAの報告書で明らかになった[8]

2014年4月、第一三共はランバクシーを同業のサンファーマと合併させることを発表した。これにより第一三共は合併後のサンファーマ株約9%を取得する[9]

脚注

[編集]
  1. ^ インドの製薬会社ランキング2012”. Colorofeast Consulting. 2014年4月27日閲覧。
  2. ^ japan Daiichi to Take Control of Ranbaxy for $4.6 Billion (Update3)”. ブルームバーグ (2008年6月11日). 2014年4月27日閲覧。
  3. ^ Ranbaxy Laboratories Limited株式取得による医療用医薬品事業の強化について”. 第一三共 (2008年6月11日). 2014年4月27日閲覧。
  4. ^ 米FDA、印ランバクシーの医薬品を一時輸入停止”. ロイター (2008年9月17日). 2014年4月27日閲覧。
  5. ^ ランバクシーの米国食品医薬品局との同意協定書締結について”. 第一三共 (2011年12月21日). 2014年4月27日閲覧。
  6. ^ ランバクシーのモハリ工場の現状について”. 第一三共 (2013年9月24日). 2014年4月27日閲覧。
  7. ^ 第一三共、米FDAが印ランバクシーのトアンサ工場に輸入禁止措置”. ロイター (2014年1月24日). 2014年4月27日閲覧。
  8. ^ ランバクシー従業員、試験結果を改ざん=米FDA”. ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (2014年1月28日). 2014年4月27日閲覧。
  9. ^ サン・ファーマと当社子会社のランバクシーの合併に関するお知らせ”. 第一三共 (2014年4月7日). 2014年4月27日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 新華ファイナンスジャパン:編『中国・インド企業データ 2006-2007』毎日新聞社、2006年

外部リンク

[編集]