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ランヘル・ラベロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランヘル・ラベロ
Rangel Ravelo
シアトル・マリナーズ(マイナー)
オリックス・バファローズ時代
(2021年11月20日、京セラドーム大阪にて)
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国へ亡命)
出身地  キューバ
ハバナ
生年月日 (1992-04-24) 1992年4月24日(32歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手
プロ入り 2010年 MLBドラフト6巡目
初出場 MLB / 2019年6月17日
NPB / 2021年10月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ランヘル・ラベロRangel Ravelo1992年4月24日 - )は、キューバハバナ出身のプロ野球選手一塁手)。右投右打。MLBシアトル・マリナーズ傘下所属。愛称は「ラヴィ[1]

経歴

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プロ入りとホワイトソックス傘下時代

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2010年MLBドラフト6巡目(全体188位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・ホワイトソックス英語版でプロデビュー。48試合に出場して打率.254、1本塁打、21打点を記録した。

2011年はルーキー級ブリストルとA級カナポリス・インティミデイターズ英語版でプレーし、2球団合計で63試合に出場して打率.338、34打点、2盗塁を記録した。

2012年はA級カナポリスでプレーし、76試合に出場して打率.290、2本塁打、39打点、6盗塁を記録した。

2013年はA級カナポリスとA+級ウィンストン・セイラム・ダッシュ英語版でプレーし、2球団合計で101試合に出場して打率.299、4本塁打、62打点、5盗塁を記録した。

2014年はAA級バーミングハム・バロンズでプレーし、133試合に出場して打率.309、11本塁打、66打点、10盗塁を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

アスレチックス傘下時代

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2014年12月9日にジェフ・サマージャマイケル・イノアとのトレードで、クリス・バシットジョシュ・フェグリーマーカス・セミエンと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[3]

2015年はルーキー級アリゾナリーグ・アスレチックス、AA級ミッドランド・ロックハウンズ、AAA級バーミングハム・バロンズでプレーし、3球団合計で59試合に出場して打率.304、3本塁打、42打点、1盗塁を記録した。

AAA級ナッシュビル・サウンズ時代
(2016年6月5日)

2016年はAAA級ナッシュビルでプレーし、106試合に出場して打率.262、8本塁打、54打点、1盗塁を記録した。オフの11月30日にDFAとなり、12月2日にマイナー契約で再契約した[4]

2017年3月31日に自由契約となった。

カージナルス時代

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2017年4月7日にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んだ[4]。この年は傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、89試合に出場して打率.314、8本塁打、41打点、1盗塁を記録した。

AAA級メンフィス・レッドバーズ時代(2017年)

2018年もAAA級メンフィスでプレーし、100試合に出場して打率.308、13本塁打、67打点を記録した。

2019年も開幕をAAA級メンフィスで迎えた。6月17日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー[6]。この年メジャーでは29試合に出場して打率.205、2本塁打、7打点を記録した。

2020年は13試合に出場して打率.171、1本塁打、6打点を記録した。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[7]

ドジャース傘下時代

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2021年1月9日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。5月のマイナーリーグ開幕後より傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースに所属し[4]、26試合出場で、打率.407、8本塁打、27打点を記録した[9]

オリックス時代

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2021年7月26日にNPBオリックス・バファローズが単年契約の年俸3500万円(推定)で獲得したことを発表。背番号は42[9]。7月28日に来日し[1]、入国待機期間後の8月17日に一軍練習に合流[10]。8月22日のウエスタン・リーグ中日ドラゴンズ戦で左手首に死球を受け、左尺骨遠位端骨折と診断された[10]。その影響もありペナントレースでは10月21日、25日の2試合のみの出場に終わったが、CSでは全3試合にスタメン出場し、日本シリーズでは第1戦と第2戦にスタメン出場したため、ポストシーズンではペナントレースを上回る計5試合に出場した。

2022年は24試合の出場、打率.138、1本塁打という成績に終わり、オフの12月2日に自由契約公示された[11]

パドレス傘下時代

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2023年2月8日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。この年は傘下のAAA級エルパソ・チワワズでプレーし、59試合に出場して打率.310、8本塁打、35打点を記録した。

マリナーズ傘下時代

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2023年11月27日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。

選手としての特徴・人物

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広角に打ち分ける技術と長打力を誇り、勝負強さも持ち合わせる打者[12]

守備についてはオリックス入団会見で、「一塁が主だが、左翼も守れる。どのポジションでも必要とされるなら守る」と話している[12]

本塁打を打った際は、ベンチ前で右手でピースを作り、右肘と右膝をくっ付ける「ラベロハンドシェイク」と命名したポーズを決める[13]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2019 STL 29 43 39 4 8 2 0 2 16 7 0 0 0 1 3 0 0 12 1 .205 .256 .410 .666
2020 13 41 35 5 6 1 0 1 10 6 0 0 0 2 4 0 0 6 0 .171 .244 .286 .530
2021 オリックス 2 7 7 1 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 .429 .429 .429 .857
2022 24 71 58 4 8 1 0 1 12 2 0 0 0 0 11 0 2 20 3 .138 .296 .207 .503
MLB:2年 42 84 74 9 14 3 0 3 26 13 0 0 0 3 7 0 0 18 1 .189 .250 .351 .601
NPB:2年 26 78 65 5 11 1 0 1 15 2 0 0 0 0 11 0 2 21 4 .169 .308 .231 .538
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

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一塁守備


一塁(1B)












2019 STL 9 35 1 0 2 1.000
2020 3 16 1 0 2 1.000
2022 オリックス 10 72 5 1 2 .987
MLB 12 51 2 0 4 1.000
NPB 10 72 5 1 2 .987
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF) 外野




































2020 STL 1 2 0 0 0 1.000 4 3 1 0 0 1.000 -
2020 オリックス - - 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 2 0 0 0 1.000 4 3 1 0 0 1.000 -
NPB - - 1 0 0 0 0 ----
  • 2022年度シーズン終了時

記録

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NPB

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初記録

背番号

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  • 47(2019年 - 2020年)
  • 42(2021年7月30日 - 2022年)

脚注

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  1. ^ a b 【オリックス】新外国人ラベロ“オリ愛宣言”「10年はここでやりたい」入団会見”. スポーツ報知 (2021年8月12日). 2021年8月29日閲覧。
  2. ^ Cash Kruth (2014年11月20日). “Sox protect four from Rule 5 Draft” (英語). MLB.com. 2019年11月6日閲覧。
  3. ^ Scott Merkin (2014年12月9日). “White Sox acquire Shark in six-player deal” (英語). MLB.com. 2019年11月6日閲覧。
  4. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年7月8日閲覧。
  5. ^ Mark Polishuk (2019年6月17日). “Cardinals Select Rangel Ravelo’s Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年11月6日閲覧。
  6. ^ Miami Marlins at St. Louis Cardinals Box Score, June 17, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年11月6日閲覧。
  7. ^ Anne Rogers (2020年12月2日). “Cards tender 5, but not Brebbia, Ravelo” (英語). MLB.com. 2021年1月24日閲覧。
  8. ^ Connor Byrne (2021年2月16日). “Dodgers, Matt Davidson Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月15日閲覧。
  9. ^ a b “オリックスVへ本気!今季3Aで打率4割7厘、8本塁打のラベロ獲得”. 日刊スポーツ. (2021年7月26日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202107260000402.html 2021年7月26日閲覧。 
  10. ^ a b 首位オリックスに悲運の連鎖 中心打者のT-岡田、新外国人のラベロが離脱”. 日刊スポーツ (2021年8月23日). 2021年8月29日閲覧。
  11. ^ 2022年度 自由契約選手 公示”. NPB.jp 日本野球機構 (December 2, 2022). December 4, 2022閲覧。
  12. ^ a b オリックス・ラベロが紅白戦2戦で打率5割!「いい内容の打撃でCSを迎えたい」”. BASEBALL KING (2021年11月7日). 2022年3月27日閲覧。
  13. ^ 【オリックス】ラベロ、来日1号2ランに歓喜「ラベロハンドシェイク」ポーズ披露”. 日刊スポーツ (2022年3月27日). 2022年3月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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