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ラ・エスペーロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
La Espero
ラ・エスペーロ
和訳例:希望

賛歌の対象
エスペラントの旗 エスペラント

作詞 ルドヴィコ・ザメンホフ
作曲 フェリシャン・メニュ・ド・メニ
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ラ・エスペーロ (La Espero 「希望」)はエスペラントのであり、曲がついての一つでもある。

作詞はエスペラントの創案者であるルドヴィコ・ザメンホフ(1859-1917)である。曲はフェリシャン・メニュ・ド・メニ(メニル)が作曲した行進曲が広く認知されている。

1905年の第1回世界エスペラント大会において、ド・メニが作曲した行進曲と、クラエス・アデルスキエルトが作曲したアリアが候補に挙がったが、このときは決着が着かず次回の大会へ持ち越しとなった。その後、議論が行われることなく自然と行進曲の方が定着した。ラ・エスペーロは現在も正式には認められていないが、エスペラントの聖歌として集会や大会などで歌われ、「エスペラント界の国歌」と呼ばれることもある。

歌詞原文と対する日本語訳
エスペラント語版 日本語訳
En la mondon venis nova sento,

tra la mondo iras forta voko;
per flugiloj de facila vento

nun de loko flugu ĝi al loko.
世界に新しい感覚が満ちてきた、

力強い叫びが世界を駆け抜ける;
軽やかな風の翼に乗って

今こそ方々に飛び行け。
Ne al glavo sangon soifanta

ĝi la homan tiras familion:
al la mond' eterne militanta

ĝi promesas sanktan harmonion.

血に飢えた剣には
人間の家族を導きはしない:
永遠なる不和の世界に
神聖な調和が約束される。

Sub la sankta signo de l' espero
kolektiĝas pacaj batalantoj,
kaj rapide kreskas la afero
per laboro de la esperantoj.

神聖な希望の印の元に
平和の戦士が寄り集い、
事業が速やかに発展していく
希望する人達の働きによって。

Forte staras muroj de miljaroj
inter la popoloj dividitaj;
sed dissaltos la obstinaj baroj,
per la sankta amo disbatitaj.

数千年もの壁が厳然と立ちはだかる
分断された人々の間に;
しかし壁は破られるだろう
神聖な愛に打ち砕かれて。

Sur neŭtrala lingva fundamento,
komprenante unu la alian,
la popoloj faros en konsento
unu grandan rondon familian.

中立な言語の基礎の上で、
相互に理解し合い、
人々は合意のもとで
大きな家族を作るだろう。

Nia diligenta kolegaro
en laboro paca ne laciĝos,
ĝis la bela sonĝo de l' homaro
por eterna ben' efektiviĝos.

我々の誠実な仲間たちは
平和の仕事を投げ出すことは無い、
人間の美しい夢が
永遠の輝かしい現実となるまで。

外部リンク

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