リオネル・スカローニ
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名前 | ||||||
本名 |
リオネル・セバスティアン・スカローニ Lionel Sebastián Scaloni | |||||
愛称 |
Caballo He-Man | |||||
ラテン文字 | Lionel Scaloni | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
アルゼンチン イタリア | |||||
生年月日 | 1978年5月16日(46歳) | |||||
出身地 | ロサリオ | |||||
身長 | 182cm | |||||
体重 | 73kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | DF / MF | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
1995-1996 | ニューウェルズ | 12 | (0) | |||
1996-1998 | エストゥディアンテス | 37 | (7) | |||
1998-2006 | デポルティーボ | 200 | (14) | |||
2006 | → ウェストハム (loan) | 13 | (0) | |||
2006-2007 | ラシン | 30 | (1) | |||
2007-2013 | ラツィオ | 52 | (1) | |||
2008-2009 | → マジョルカ (loan) | 28 | (0) | |||
2013-2015 | アタランタ | 15 | (0) | |||
通算 | 387 | (23) | ||||
代表歴 | ||||||
1997 | アルゼンチン U-20 | 7 | (2) | |||
2003-2006 | アルゼンチン | 7 | (0) | |||
監督歴 | ||||||
2016-2017 | セビージャ (アシスタント) | |||||
2017-2018 | アルゼンチン (アシスタント) | |||||
2018 | アルゼンチン (暫定) | |||||
2018- | アルゼンチン | |||||
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リオネル・セバスティアン・スカローニ(Lionel Sebastián Scaloni, スペイン語発音: [ljoˈnel eskaˈloni], 1978年5月16日 - )は、アルゼンチン・ロサリオ出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。アルゼンチン代表監督。現役時のポジションはDF、MF。
イタリア系の名字で、スカローニと表記されることが多いが、スペイン語には「sc」の音から始まる言葉が存在しないため(たとえば、スカンジナビアはエスカンディナビアとなる)便宜上「esc」の音で発音する。そのためエスカローニと表記する方が好ましい。
2022 FIFAワールドカップでの、最年少監督(44歳)である[1]。
経歴
[編集]クラブ
[編集]クラブチームでは長くスペインのデポルティーボ・ラ・コルーニャに在籍していたが、2006年1月、出場機会の減少を理由にFAプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドに期限付き移籍した。半年後復帰したものの、同年8月、同僚のディエゴ・トリスタンと共に事実上の戦力外通告を受け、ラシン・サンタンデールと1年の契約を結んだ。さらに2007年、セリエAのSSラツィオに活躍の場を求めたが、わずか半年あまりでRCDマジョルカに期限付き移籍、スペインに復帰した。
2009年7月、ラツィオに復帰。2011-12シーズンは19試合に出場したものの、レギュラーを掴むまでには至らず、2013年1月にアタランタBCへ完全移籍した[2]。
2015年6月30日、現役引退。
代表
[編集]1997年にマレーシアで開催されたFIFAワールドユース選手権の優勝メンバー。A代表デビューは2003年4月30日に行われた親善試合、リビア戦だが、代表に定着することはなかった。しかしながら、2006 FIFAワールドカップでは、ユース時代の恩師であるホセ・ペケルマンが監督を務めたアルゼンチン代表にも選ばれる。メキシコ戦に右サイドバックで出場した。
指導者
[編集]2018 FIFAワールドカップでの惨敗を受け、ホルヘ・サンパオリ監督が解任され、2018年8月2日に前政権下でアシスタントコーチを務めていたスカローニが暫定的に指揮を執ることとなった(U-20代表監督との兼務)[3]。暫定監督期間中での成績が評価され、2019年11月29日に正式な監督として延長オプション付きの契約を結び、コパ・アメリカ2019では大会3位に同代表を導いた。
2大会目のコパ・アメリカとなるコパ・アメリカ2021では、決勝でブラジル代表を1-0で下し、アルゼンチン代表に28年ぶりのコパ・アメリカ優勝トロフィーをもたらした[4]。2021年11月にはFIFAの年間最優秀監督賞にもノミネートされたが、最終候補3人の段階で惜しくも選外となった[5]。
2022年6月1日、フィナリッシマにて、UEFA EURO 2020王者となったイタリア代表と対戦し、3-0で勝利した[6]。
2022年11月22日、カタールワールドカップのグループステージ(C組)第1節でサウジアラビア代表に1-2で敗れ連続無敗記録が36試合でストップした[7]。12月8日、準々決勝オランダ戦の前日会見にてスペインや日本が大苦戦したPK戦について「トレーニングの後、選手は常にPKの練習をしている。しかし、試合になればゴールはマッチ箱のようになる」と独特でなおかつユーモラスある言い回しで難しさを表現した。決勝ではフランス相手にPK戦で勝ち、36年振りのワールドカップタイトルに導いた[8]。
2024年7月14日、コパ・アメリカ2024では、決勝でコロンビア代表を延長戦の末、1-0で下し大会2連覇を達成した[9]。
タイトル
[編集]選手
[編集]クラブ
[編集]- デポルティーボ・ラ・コルーニャ
- プリメーラ・ディビシオン : 1999-2000
- コパ・デル・レイ : 2001-02
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ : 2000, 2002
- ウェストハム・ユナイテッド
- FAカップ : 2005-06
代表
[編集]- U-20アルゼンチン代表
指導者
[編集]- アルゼンチン代表
脚注
[編集]- ^ “【W杯】決勝はアルゼンチン・メッシvsフランス・エムバペ、“パリSG勢”激しい得点王争いも”. 2022年12月15日閲覧。
- ^ Annuncio ufficiale[リンク切れ] atalanta.it
- ^ 「メッシはもう代表では…」アルゼンチン代表の暫定監督が“招集外”について注目発言 - サッカーダイジェスト 2018年8月22日
- ^ Osborne, Chris (2021年7月11日). “Lionel Messi wins first Copa America as Argentina beat Brazil in final”. BBC Sport. 2021年7月11日閲覧。
- ^ “Finalists for The Best FIFA Women’s Coach and The Best FIFA Men’s Coach announced”. FIFA. 2022年1月6日閲覧。
- ^ Dawkes, Phil. “Italy 0–3 Argentina: Messi and Di Maria shine in impressive Finalissima win”. BBC Sport. 2022年6月1日閲覧。
- ^ “サウジが死闘制す! 後半に一気呵成の2発で逆転勝利!メッシ先制弾のアルゼンチンは無敗記録36でストップ【カタールW杯グループC】”. 2022年12月9日閲覧。
- ^ “【W杯】アルゼンチン・スカロニ監督「PK練習している」も「試合になればゴールはマッチ箱」”. 2022年12月9日閲覧。
- ^ Inc, SEESAW GAME (2024年7月15日). “メッシ無念の負傷交代も…アルゼンチンがコパ・アメリカ連覇! コロンビアを下す”. サッカーキング. 2024年7月15日閲覧。