リザーブマッチ
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リザーブマッチは、格闘技のトーナメント方式において、負傷による出場辞退などに備えて行う試合のことである。K-1 WGPやPRIDE GP決勝戦におけるワンデイトーナメントが開催される際に、トーナメントが始まる前に行われる。トーナメント出場選手が負傷などで出場を辞退、体重超過やドーピングなどで失格となれば、リザーブマッチの勝者が代役としてトーナメントに出場。
K-1 WGPの公式ルールによれば、トーナメント戦に参加する権利の優先順位を、
- リザーブマッチの勝者
- トーナメントの対戦相手(敗者)
- リザーブマッチの敗者
とし、前試合においてKO負けおよび強度のダメージが残っているとリングドクターが判断した選手については、上記の順位に関係なく出場は認められない、としている[1]。
PRIDEでリザーバーがトーナメント本選に出場した例はイベントが消滅した2007年まで1度もなかった。「PRIDE 武士道 -其の十三-」において、パウロ・フィリォが負傷により決勝戦を棄権したが、トーナメントルールにより決勝に進出したのは、リザーブマッチを勝ち抜いたゲガール・ムサシではなく三崎和雄であった。
主なリザーブマッチ出場選手
[編集]PRIDE
[編集]- ヴァンダレイ・シウバ(PRIDE GRANDPRIX 2000 開幕戦)
- ダン・ヘンダーソン(PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦)
- ムリーロ・ブスタマンチ(同上)
- ケビン・ランデルマン(PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦)
- ロン・ウォーターマン(同上)
- 中村和裕(PRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦)
- イゴール・ボブチャンチン(同上)
脚注
[編集]- ^ “K-1 WGP公式ルール”. K-1 WGP公式サイト|立ち技格闘技イベント|K-1 JAPAN GROUP. 2024年12月10日閲覧。