リチャード・ヘック
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リチャード・フレッド・ヘック Richard Fred Heck | |
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生誕 |
1931年8月15日 アメリカ合衆国、 マサチューセッツ州スプリングフィールド |
死没 |
2015年10月10日(84歳没) フィリピン、マニラ |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 | デラウェア大学 (en) |
出身校 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 |
主な業績 | ヘック反応 |
主な受賞歴 | ノーベル化学賞(2010年) |
プロジェクト:人物伝 |
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リチャード・フレッド・ヘック(英: Richard Fred Heck、1931年8月15日 - 2015年10月10日)は、アメリカ合衆国の化学者。デラウェア大学名誉教授。ヘック反応を開発した。2010年にノーベル化学賞受賞。
略歴
[編集]マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ。1952年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)卒。1954年、同校博士課程修了(S・ウィンスタイン教授)、スイスのチューリッヒ工科大学(ETH Zurich)博士研究員(V・プレログ教授)。1956年、ハーキュリーズ・パウダー社研究員。1971年、デラウェア大学教授。1989年に退職。その後はフィリピン・ケソン市で妻と共に隠居生活を送っていた。
2013年に肺炎に倒れて以来体力を損ない、2015年10月10日、マニラの病院で死去[1][2]。死亡する一週間ほど前から、激しい嘔吐に見舞われていた。
受賞歴
[編集]- 2006年 - アメリカ化学会ハーバート・ブラウン賞
- 2010年 - ノーベル化学賞(有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング)
- 2011年 - グレン・T・シーボーグ・メダル
脚注
[編集]- ^ Francisco, Rosemarie (2015年10月10日). “Nobel laureate chemist Richard Heck, 84, dies in Manila”. Reuters 2015年10月13日閲覧。
- ^ 【訃報】リチャード・ヘック氏=米化学者、読売新聞、2015年10月13日、同日閲覧