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リュ・ソンヒ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リュ・ソンヒ
류성희
生年月日 (1968-11-13) 1968年11月13日(56歳)
出身地 大韓民国の旗 韓国
職業 美術監督プロダクションデザイナー
ジャンル 映画美術
活動期間 2001年 - 現在
主な作品
映画
殺人の追憶
オールド・ボーイ
グエムル-漢江の怪物-
渇き
母なる証明
高地戦
弁護人
国際市場で逢いましょう
暗殺
お嬢さん
受賞
カンヌ国際映画祭
バルカン賞
2016年お嬢さん
その他の賞
青龍映画賞
美術賞

2011年『高地戦
2015年『国際市場で逢いましょう
2017年『お嬢さん』
アジア・フィルム・アワード
美術賞

2016年『お嬢さん』
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リュ・ソンヒ
各種表記
ハングル 류성희
発音: リュ・ソンヒ
英語表記: Ryu Seong-hie
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リュ・ソンヒ(류성희、1968年11月13日 - )は、韓国映画美術監督プロダクションデザイナー2016年公開の韓国映画お嬢さん』の美術監督を務め、韓国人初のカンヌ国際映画祭バルカン賞(芸術貢献賞)を受賞した[1]

来歴

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弘益大学校陶芸を専攻し、弘益大学校美術大学院産業デザイン学科修了後に陶芸家として活動を開始する。しかし、陶芸という芸術を通じて多くの人とコミュニケーションしたいと思っていたリュは、陶芸展示場を訪れた少数の人としか交流できない陶芸を通じた大衆とのコミュニケーションに限界を感じる。映画制作に興味を持っていたこともあり、映画美術に関する専門的な教育を受けるため、1995年アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)に留学。AFIのプロダクションデザイン学を修了する[2]

帰韓後、ポートフォリオを持って映画制作会社を回るものの、まだ美術監督が専門的な分野として認められていなかった当時の韓国で美術の職を得ることは容易いことではなかった[2]

そんな中、2001年公開の短編映画『コッソム』で初めて美術として映画制作に携わり、翌2002年公開のリュ・スンワン監督映画『血も涙もなく』で美術監督デビュー[2]。韓国で初めて美術監督という代わりに「プロダクションデザイナー」という名称を使用した。それまで別のチームに分かれることが通例だった美術・小道具・メイク・セットチームを一つに統合し、プロダクションデザイナーとして指揮を取った[2]

以後も、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物-』、『母なる証明』、パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』や『サイボーグでも大丈夫』、『渇き』などの作品で美術監督を務め、キャリアを積む[2]

2016年公開の『お嬢さん』で韓国人初のカンヌ国際映画祭バルカン賞を受賞し、韓国国内でも青龍映画賞美術賞を受賞するなど国内外で多くの美術賞を獲得した(受賞歴参照)[3][1][4]

2018年アカデミー賞を主幹するアメリカ映画芸術科学アカデミー(AMPAS)会員に招請された[5]

作品

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美術

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美術監督

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受賞歴

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g “映画『お嬢さん』のリュ・ソンヒ美術監督、カンヌ映画祭バルカン賞を受賞…韓国人初”. 中央日報. (2016年5月24日). https://s.japanese.joins.com/JArticle/216057?sectcode=730&servcode=700 2016年5月24日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “映画美術監督、リュ・ソンヒ”. KBS WOLRD Radio. (2016年6月21日). http://world.kbs.co.kr/service/contents_view.htm?lang=j&menu_cate=people&id=&board_seq=3000&page=3&board_code=mindsofkorea 2018年7月12日閲覧。 
  3. ^ a b “2016年最高の映画作品&男女俳優が決定!「第37回青龍映画賞」栄光を手にしたのは?(総合)”. Kstyle. (2016年11月26日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2057695 2016年11月26日閲覧。 
  4. ^ a b “パク・チャヌク監督の官能サスペンス『お嬢さん』現在73ノミネート、33受賞!異例とも言える賞賛と絶賛を浴び、続々と映画賞を受賞ー記録更新中!”. cinefil. (2017年1月27日). https://cinefil.tokyo/_ct/17035008 2016年1月27日閲覧。 
  5. ^ “아카데미 투표권 갖게 된 하정우X김민희”. イルガンスポーツ. (2018年6月27日). http://isplus.live.joins.com/news/article/article.asp?total_id=22750756&cloc= 2018年6月27日閲覧。 
  6. ^ “主演賞にリュ・スンボム&チョン・ユミ=釜日映画賞”. 朝鮮日報. (2011年10月8日). http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/08/2011100800410.html 2020年2月21日閲覧。 
  7. ^ “第32回青龍映画賞”. KONEST. (2011年11月25日). https://www.konest.com/m/korean_life_detail.html?id=4598 2015年11月25日閲覧。 
  8. ^ “「第12回釜山映評賞」大賞にキム・テヨン監督の「晩秋」”. WoW!Korea. (2011年12月2日). https://s.wowkorea.jp/news/read/91443/ 2020年2月21日閲覧。 
  9. ^ “「釜山国際映画祭」イ・ジョンジェ&チョン・ドヨン「釜日映画賞」男女最優秀演技賞を受賞…作品賞は「無頼漢」”. Kstyle. (2015年10月3日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2030055 2015年10月3日閲覧。 
  10. ^ “チョン・ジェヨン&キム・ヘス「韓国映画評論家協会賞」男女最優秀演技賞を受賞”. Kstyle. (2015年10月27日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2031569 2015年10月27日閲覧。 
  11. ^ “2015年最高の映画作品&男女俳優が決定!「青龍映画賞」栄光を手にしたのは?(総合)”. Kstyle. (2015年11月27日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2033699 2015年11月27日閲覧。 
  12. ^ 2017 ICS Award Winners”. International Cinephile Society. 2020年2月21日閲覧。
  13. ^ 2017, 23rd Annual Awards”. Chlotrudis Society for Independent Film. 2020年2月21日閲覧。
  14. ^ “女たちの勢いが止まらない!『お嬢さん』 アジア・フィルム・アワードにて最多4部門受賞”. TSUTAYA. (2017年3月23日). https://web.archive.org/web/20200222001055/https://tsutaya.tsite.jp/news/cinema/i/34804059/index 2017年3月23日閲覧。 
  15. ^ “イ・ビョンホン&ソン・イェジン『釜日映画賞』男女主演賞を受賞!最高作品賞は「ベテラン」”. THE FACT JAPAN. (2016年10月8日). http://m.thefactjp.com/article/read.php?sa_idx=20713 2016年10月8日閲覧。 

外部リンク

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