コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

リンク・シン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィア・マハーン
プロフィール
リングネーム ヴィア・マハーン
本名 リンク・シン・ラジェプト
身長 193cm
体重 125kg
誕生日 (1988-08-08) 1988年8月8日(36歳)
出身地 インドの旗 インド
ウッタル・プラデーシュ州ラクナウ
所属 WWE
スポーツ歴 やり投
クリケット
野球
デビュー 2018
テンプレートを表示
リンク・シン
Rinku Singh
基本情報
国籍 インドの旗 インド
出身地 ウッタル・プラデーシュ州ラクナウ
生年月日 (1988-08-08) 1988年8月8日(36歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2009年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

リンク・シンRinku Singh1988年8月8日 - )は、インドウッタル・プラデーシュ州ラクナウ出身のプロレスラー、元プロ野球選手(投手)。

インド人として、アメリカ合衆国オーストラリアで野球をプレーした初の選手となった。プロ野球を引退後にプロレスラーに転身し、2018年よりWWEの傘下団体であるNXTに所属している。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

1988年8月8日に、インドウィタル・プラデーシュ州ラクナウで生まれた[1]

幼少期は、やり投クリケットをやっていた[2]

2008年に、行われた「ミリオンダラー・アーム」というコンテスト形式のリアリティー・ショーに参加した[3]。ここで、ディネシュ・パテルと共に優勝した[3]

優勝後に、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスにパテルと共に渡米する[3]。渡米後に、南カリフォルニア大学で練習する事となった[4]。この大学の野球部投手コーチのトム・ハウスは、かつてノーラン・ライアンランディ・ジョンソンロブ・ネンケヴィン・ブラウンらを指導したことで知られる[4]。この大学で、野球の練習と英語の習得をする事となった[5]

プロ入り後

[編集]

2009年に、ピッツバーグ・パイレーツと契約を結びプロ入りを果たした[4]

同年は、傘下ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプレーした。この年は、11試合に登板し、1勝2敗、防御率5.84、8奪三振を記録した[6][7]

2010年は、まず傘下ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグでプレーした。ここでは、13試合に登板し、2勝0敗1セーブ、防御率2.61、20奪三振を記録した[6][7]。その後、1試合だけステート・カレッジ・スパイクスで登板した[6][7]。また、5月24日にはパテルと共にホワイトハウスを訪問しバラク・オバマ大統領と対談した[8]。オフには、オーストラリアの国内リーグであるオーストラリアン・ベースボールリーグキャンベラ・キャバルリーでプレーした。ここでは、12試合に登板し、1勝0敗、防御率3.94、14奪三振を記録した[9][7]

2011年は、まず傘下ルーキーリーグのドミニカン・サマーリーグ・パイレーツでプレーした。ここでは、3試合に登板し、1勝0敗、防御率2.45、7奪三振を記録した[6][7]。その後、傘下ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグ・パイレーツで1試合に登板した[6][7]後、傘下ショートシーズンAのスパイクスでプレーした。ここでは、4試合に登板し、0勝2敗、防御率2.16、7奪三振を記録した[6][7]。その後、傘下Aのウェストバージニア・パワーでプレーした。ここでは、12試合に登板し、2勝1敗、防御率3.18、13奪三振を記録した[6][7]。オフには、オーストラリアン・ベースボール・リーグのアデレード・バイトでプレーした。ここでは、12試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率5.49、17奪三振を記録した[9][7]

2012年は、傘下Aのウェストバージニアでプレーした。ここでは、39試合に登板し、3勝1敗1セーブ、防御率3.00、65奪三振を記録した[6][7]。オフには、前年同様にアデレード・バイドでプレーした。ここでは、10試合に登板し、0勝1敗、防御率4.82、7奪三振を記録した[9][7]

2013年は、怪我で全休した[10]

2014年は、トミー・ジョン手術を行いシーズンを全休した[11]

プロレスラー転向

[編集]

2018年1月13日、アメリカのプロレス団体WWEとディベロップメント契約を交わし入団[12]

5月31日、フロリダ州タンパで行われたNXTのハウスショーにてカシアス・オーノを相手にデビュー。

選手としての特徴

[編集]

エミネムの「ノット・アフレイド」を登場曲に起用している[13]

映画化

[編集]

2014年に、ウォルト・ディズニー・スタジオによってシンとパテルがプロ野球選手に至るまでの出来事が「ミリオンダラー・アーム」として映画化された[14]

私生活

[編集]

2012年に、母国のバドヒで鶏肉を注文した後に捌かれるのを目撃して以降ベジタリアンとなった[13]

得意技 

[編集]

フィニッシュ・ホールド 

[編集]
サーヴィカル・クラッチ
うつ伏せ状態の相手にまたぎ合掌ポーズをしてから相手の背中目掛けてヒップドロップで相手の腰にダメージを与えてからそのまま腰を下ろし、相手の右腕を自らの左脇下に抱えながら両手で頸部をクラッチをして絞め上げる。「変形キャメル・クラッチ」。技名のサーヴィカルは頸部の意味。

打撃技

[編集]
チョップ
チョップ・スマッシュ
クローズライン
ビック・ブーツ
ルショルダー・タックル
エルボー・ドロップ

投げ技

[編集]
ブレーンバスター
バックドロップ
チョークスラム
ボディスラム
ミリタリー・プレス

獲得タイトル 

[編集]

入場曲

[編集]
  • Roar 現在使用中

脚注

[編集]
  1. ^ Lucknow to Hollywood openthemagazine 英語 27 July 2013
  2. ^ The Morning File: The American Dream lives on -- Rinku Singh and Dinesh Patel are new Pirates Pittsburgh Post-Gazette 英語 (2008年12月8日) 2015年5月29日閲覧
  3. ^ a b c 'Million Dollar Arm' pitcher Rinku Singh has impact beyond baseball espn.com 英語 Nov 9, 2016
  4. ^ a b c Indian pitchers are first for America's national pastime CNN 英語 (2008年12月11日) 2015年5月29日閲覧
  5. ^ Indian hurlers' inking opens new market MLB.com 英語 (2008年11月25日) 2015年5月29日閲覧
  6. ^ a b c d e f g h Rinku Singh stats MiLB.com 英語
  7. ^ a b c d e f g h i j k Baseball Reference (Minors)
  8. ^ Uttar Pradesh baseballers Rinku and Dinesh meet Obama, Ronaldinho The Times of India 英語 (2010年5月28日) 2015年5月29日閲覧
  9. ^ a b c Rinku Singh stats ABL.com 英語
  10. ^ 'Million Dollar Arm' Singh aiming for Major Leagues MLB.com 英語 (2014年2月5日) 2015年5月29日閲覧
  11. ^ Two in a billion ESPN 英語 (2014年5月16日) 2015年5月29日閲覧
  12. ^ インド人初の野球選手がプロレスラーに転向「WWEに所属するなんて夢にも思わなかった」 ベースボールチャンネル 2018年1月14日
  13. ^ a b Baseball player Rinku Singh turns vegetarian ahead of Australian Baseball League india today 英語 (2012年10月5日) 2015年5月29日閲覧
  14. ^ Disney's "Millions Dollar Arm" Begins Producsion” (Press release). ウォルト・ディズニー・スタジオ (2013年5月30日). 2013年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月16日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]