リーフ出版
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
143-0024 東京都大田区中央7丁目2番地1号 |
設立 | 1989年10月 |
業種 | その他製造 |
事業内容 | 書籍・雑誌の出版、ファンクラブ運営 |
代表者 | 宮澤新一 (代表取締役社長) |
外部リンク | http://www.leaf-inc.co.jp/ |
株式会社リーフ(LEAF Inc.)は、かつて存在した出版社。一般には「リーフ出版」の通称が用いられていた。
概要
[編集]1990年代の同人誌を端に発したやおい・ボーイズラブのブームに乗って規模を拡大した出版社の1つで、これら分野においては老舗として知られ、キメの細かい読者サービスなどもファンから支持を得ていた。創業以来、ボーイズラブ系のリーフノベルズを中心に刊行していたが2000年にハーヴェストノベルズのレーベル名でアダルトゲームのノベライズ作品刊行を開始したが、翌2001年に編集スタッフが独立しハーヴェスト出版を設立。レーベルもそのままハーヴェスト出版へ移行している。
2006年には新書レーベル・ZIGZAG NOVELSを立ち上げてライトノベルに参入。しかし、主力のボーイズラブ系作品に他社が相次いで参入したことで勢いが衰え、2007年4月5日を以て株式会社リーフとグループ企業の有限会社雄飛が共に業務停止。4月9日午前11時、東京地方裁判所が破産手続き開始を決定し、経営破綻した。
リーフ出版の営業機能を請け負っていた星雲社は、リーフ出版経営破綻後も引き続き在庫の管理・販売を行うことを明言している。そのため、星雲社に在庫さえ残っていれば、現在でもリーフノベルズ・ZIGZAG NOVELSなどを新刊書店で入手することは可能である(雄飛は自社で営業活動を行っていたためこの限りではない)。また、ドラマCD等のリーフ出版が保有していた音源に関する権利は同人ショップ・らしんばんに継承された。
アクアプラスとの混同事故
[編集]リーフ出版・((男性向け)アダルトゲームのブランド「リーフ」(Leaf)を擁する)アクアプラスの両社ともコミックマーケットにおいて企業ブースを出展しているが、リーフ出版が初めて出展した1999年8月の第56回コミックマーケットカタログにおいて、リーフ出版のブース「リーフ♥ファンクラブ」のカットにLeaf(アクアプラス)のファンクラブのURLが掲載されるミスがあり、Leaf(アクアプラス)の「Leaf・オフィシャルファンクラブ」のページからリーフ出版側へ誘導のためのリンクが張られていたことがあった。なお、カタログの並びではリーフ♥ファンクラブの真上がLeaf(アクアプラス)のカットであった。
その後、両社ではリーフ出版側が「LEAF」と全て大文字、アクアプラス側が「Leaf」とL以外を小文字で表記することにより誤認を回避していた。