ルカ・ビガッツィ
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ルカ・ビガッツィ Luca Bigazzi | |||||||||||||
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生年月日 | 1958年12月9日(65歳) | ||||||||||||
出生地 | イタリア ミラノ | ||||||||||||
職業 | 撮影監督 | ||||||||||||
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ルカ・ビガッツィ(Luca Bigazzi,1958年12月9日-)は、イタリア・ミラノ出身の映画撮影監督である。
人物
[編集]現在までにダヴィッド・ディ・ドナテッロ撮影賞を7度受賞(史上最多)しているほか、パオロ・ソレンティーノ監督作『ヤング・ポープ 美しき異端児』でイタリア出身の撮影監督として初めてエミー賞の撮影賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)にノミネートされた[1]。
略歴
[編集]アシスタントディレクターとして広告業界で働くかたわら写真撮影を学び、1983年にシルヴィオ・ソルディーニ監督の中編『Paesaggio con figure』で映画撮影監督としてデビュー。ジャンニ・アメリオ監督作『Lamerica』(1995年)で初のダヴィッド・ディ・ドナテッロ撮影賞を獲得した。シルヴィオ・ソルディーニ、ジャンニ・アメリオ、パオロ・ソレンティーノの監督作品を数多く手がけている。
フィルモグラフィー
[編集]- Paesaggio con figure(1983年)
- Giulia in ottobre(1984年)
- Cuore in gola(1988年)
- Antonio e Cleo(オムニバス映画『Provvisorio quasi d'amore』中の一篇)(1988年)
- L'aria serena dell'ovest(1990年)
- Morte di un matematico napoletano(1991年)
- Ultimo respiro(1992年)
- Manila Paloma Blanca(1992年)
- Nero(1992年)
- Un'anima divisa in due(1993年)
- Miracoli. Storie per corti(1994年)
- Lamerica(1995年)
- Lo zio di Brooklyn(1995年)
- 愛に戸惑って L'amore molesto(1995年)
- Un eroe borghese(1995年)
- Luna e l'altra(1996年)
- Correre contro(1996年)
- I vesuviani(1997年)
- Testimone a rischio(1997年)
- アクロバットの女たち Le acrobate(1997年)
- いつか来た道 Così ridevano(1998年)
- Totò che visse due volte(1998年)
- もうひとつの世界 Fuori dal mondo(1998年)
- L'albero delle pere(1998年)
- ベニスで恋して Pane e tulipani(1999年)
- Tipota(1999年)
- Preferisco il rumore del mare(1999年)
- Questo è il giardino(1999年)
- 明日、陽はふたたび Domani(2001年)
- Le parole di mio padre(2001年)
- 風の痛み Brucio nel vento(2002年)
- 愛という名の旅 Un viaggio chiamato amore(2002年)
- 愛の果てへの旅 Le conseguenze dell'amore(2004年)
- 家の鍵 Le chiavi di casa(2004年)
- 愛はふたたび L'amore ritrovato(2004年)
- Mi piace lavorare (Mobbing)(2004年)
- Ovunque sei(2004年)
- 野良犬たちの掟 Romanzo criminale(2005年)
- La guerra di Mario(2005年)
- 愛と欲望 ミラノの霧の中で A casa nostra(2006年) ※イタリア映画祭2007上映時タイトル『私たちの家で』
- 星なき夜に La stella che non c'è(2006年)
- L'amico di famiglia(2006年)
- まなざしの長さをはかって La giusta distanza(2007年)
- L'ora di punta(2007年)
- イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男 Il divo(2008年)
- Fuga dal call center(2008年)
- ジュリアは夕べに出かけない Giulia non esce la sera(2009年)
- Magari le cose cambiano(2009年)
- まっさらな光のもとで Lo spazio bianco(2009年)
- トスカーナの贋作 Copia conforme(2010年)
- ラ・パッショーネ La passione(2010年)
- 至宝 ある巨大企業の犯罪 Il gioiellino(2011年)
- きっと ここが帰る場所 This Must Be the Place(2011年)
- ある海辺の詩人 小さなヴェニスで Io sono Li(2011年)
- バッグにはクリプトナイト La kryptonite nella borsa(2011年)
- Medici con l'Africa(2012年)
- L'intervallo(2012年)
- ふたりの特別な一日 Un giorno speciale(2012年)
- グレート・ビューティー/追憶のローマ La grande bellezza(2013年)
- L'intrepido(2013年)
- 初雪 La prima neve(2013年)
- Il Natale della mamma imperfetta(2013年)
- 幸せの椅子 La sedia della felicità(2014年)
- Nessuno siamo perfetti(2015年)
- グランドフィナーレ Youth - La giovinezza(2015年)
- Viva la sposa(2015年)
- Un bacio(2015年)
- ヤング・ポープ 美しき異端児 The Young Pope(2016年) ※テレビシリーズ
- ナポリの隣人 La tenerezza(2017年) ※イタリア映画祭2018上映時タイトル『世情』
- シシリアン・ゴースト・ストーリー Sicilian Ghost Story(2017年) ※イタリア映画祭2018上映時タイトル『シチリアン・ゴースト・ストーリー』
- ロング,ロングバケーション Ella & John - The Leisure Seeker(2017年)
- LORO 欲望のイタリア Loro(2018年)
- Io sono Tempesta(2018年)
- ニュー・ポープ 悩める新教皇 The New Pope(2019年) ※テレビシリーズ
- La compagnia del Cigno(2019年) ※テレビシリーズ
- ムツェンスク郡のマクベス夫人 Lady Macbeth of Mtsensk(2019年) ※オペラ
- 内なる檻 Ariaferma(2021年)
- はちどり l colibrì(2022年)
- 乾いたローマ Siccità(2022年)
- La storia(2023年) ※テレビシリーズ
- Amusia(2023年)
主な受賞
[編集]- プライムタイム・エミー賞撮影賞
- 2017年: パオロ・ソレンティーノ『ヤング・ポープ 美しき異端児』 (リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)
- ダヴィッド・ディ・ドナテッロ撮影賞
- 1995年:ジャンニ・アメリオ『Lamerica』
- 2000年:シルヴィオ・ソルディーニ『ベニスで恋して』
- 2005年:パオロ・ソレンティーノ『愛の果てへの旅』
- 2006年:ミケーレ・プラチド『野良犬たちの掟』
- 2009年:パオロ・ソレンティーノ『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』
- 2012年:パオロ・ソレンティーノ『きっと ここが帰る場所』
- 2014年:パオロ・ソレンティーノ『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
- ナストロ・ダルジェント撮影賞
- 1995年:ジャンニ・アメリオ『Lamerica』
- 2002年:シルヴィオ・ソルディーニ『風の痛み』
- 2005年:ジャンニ・アメリオ『家の鍵』、パオロ・ソレンティーノ『愛の果てへの旅』、ミケーレ・プラチド『Ovunque sei』
- 2012年:パオロ・ソレンティーノ『きっと ここが帰る場所』
- 2013年:パオロ・ソレンティーノ『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
- 2015年:パオロ・ソレンティーノ『グランドフィナーレ』
- 2017年:ジャンニ・アメリオ『ナポリの隣人』、ファビオ・グラッサドニア&アントニオ・ピアッツァ『シシリアン・ゴースト・ストーリー』
- バーリ国際映画祭撮影賞/ジュゼッペ・ロトゥンノ賞
- 2009年:パオロ・ソレンティーノ『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』
- 2010年:フランチェスカ・コメンチーニ『まっさらな光のもとで』
- 2012年 :アンドレア・セグレ『ある海辺の詩人 小さなヴェニスで』、パオロ・ソレンティーノ『きっと ここが帰る場所』、アンドレア・モライヨーリ『至宝 ある巨大企業の犯罪』
- チャック・ドーロ撮影賞
- 1996年:マリオ・マルトーネ『愛に戸惑って』、ダニエーレ・チプリ&フランコ ・マレスコ『Lo zio di Brooklyn』
- 1999年:ジャンニ・アメリオ『いつか来た道』、ジュゼッペ・ピッチョーニ『もうひとつの世界』
- 2007年:パオロ・ソレンティーノ『L'amico di famiglia』、ジャンニ・アメリオ『星なき夜に』
- 2012年:パオロ・ソレンティーノ『きっと ここが帰る場所』、アンドレア・セグレ『ある海辺の詩人 小さなヴェニスで』、イヴァン・コトロネオ『バッグにはクリプトナイト』
- イタリア・ゴールデングローブ撮影賞
- 1993年:マリオ・マルトーネ『Morte di un matematico napoletano』
- 2002年:シルヴィオ・ソルディーニ『風の痛み』
- 2013年:パオロ・ソレンティーノ『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
脚注
[編集]- ^ “Biennale Cinema 2019 | Cinematographer Luca Bigazzi to receive the Campari Passion for Film award” (英語). La Biennale di Venezia (2019年8月9日). 2020年2月27日閲覧。