ルネッサンス (ルネッサンスのアルバム)
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『ルネッサンス』 | ||||
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ルネッサンス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロンドン オリンピック・サウンド・スタジオ[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
アイランド・レコード エレクトラ・レコード | |||
プロデュース | ポール・サミュエル=スミス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ルネッサンス アルバム 年表 | ||||
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『ルネッサンス』(Renaissance)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ルネッサンスが1969年に発表した初のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]元ヤードバーズのキース・レルフとジム・マッカーティは、1968年に「トゥゲザー」というデュオを結成し、やはりヤードバーズのメンバーであったポール・サミュエル=スミスを共同プロデューサーに迎えて、フォーク色の強いシングル「Henry's Coming Home / Love Mum And Dad」を発表した[2]。その後、キースの妹で歌手としてはまだ素人だったジェーン・レルフ、元ナッシュビル・ティーンズのジョン・ホウケン、既にジェームス・テイラーのアルバムに参加していたルイス・セナモが加わり、ルネッサンスが結成された[2]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ボーカリストのジェーン・レルフは印象的な個性の持ち主で、クラシックに影響を受けた音作りは、当時としては独特であった」と評している[3]。また、Richie Unterbergerは本作の再発CDのライナーノーツにおいて、本作の音楽性を「ホウケンはデビュー作におけるクラシック色に最も大きな役割を果たした奏者で、ピアノだけでなくハープシコードも弾いている」「ブルースをルーツとしていたヤードバーズの痕跡もわずかに残っているが、『ルネッサンス』の核となっているのは、クラシック的なメロディと印象主義の歌詞である」と説明している[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はキース・レルフとジム・マッカーティの共作。
- キングズ&クイーンズ "Kings and Queens" – 10:59
- イノセンス "Innocence" – 7:10
- アイランド "Island" – 6:01
- ワンダラー "Wanderer" (John Hawken, Jim McCarty) – 4:05
- ブレット "Bullet" – 11:27
CDボーナス・トラック
[編集]- アイランド(シングル・ヴァージョン) "Island (Single Version)" – 3:36
- 海 "The Sea" – 3:05
参加ミュージシャン
[編集]- ジェーン・レルフ - ボーカル、パーカッション
- キース・レルフ - エレクトリック・ギター、ボーカル、ハーモニカ
- ジョン・ホウケン - ピアノ、ハープシコード
- ルイス・セナモ - エレクトリックベース
- ジム・マッカーティ - ドラムス、ボーカル
脚注
[編集]- ^ Renaissance - Renaissance (1969, Gatefold, Vinyl) | Discogs
- ^ a b c Unterberger, Richie. “Renaissance Liner Notes”. 2020年1月12日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Renaissance - Renaissance”. AllMusic. 2020年1月12日閲覧。