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ルフィニ小体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルフィニ小体
ルフィニ神経終末
概要
表記・識別
英語 Ruffini corpuscleあるいはRuffini endingあるいはBulbous corpuscle
ラテン語 corpusculum sensorium fusiforme
コード TH H3.11.06.0.00017
TE E05.17.1.0.2.0.15
ドーランド
/エルゼビア
c_56/12261238
グレイ解剖学 p.1061
TH H3.11.06.0.00017
TE TE {{{2}}}.html EE5.17.1.0.2.0.15 .{{{2}}}{{{3}}}
FMA 83602
解剖学用語

ルフィニ小体: Ruffini corpuscle)あるいはルフィニ終末Ruffini ending)とは遅順応性機械受容器の一種で、ヒト皮膚のうち体毛の生えていない部分や皮下組織のみに存在するとされる。名称はアンジェロ・ルッフィーニイタリア語版に因む。「ルフィニ」は「ルフィーニ」とも表記する[1]

構造

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ルフィニ小体は細長い小体を樹状に枝分かれさせている[2]

機能

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この紡錘形の受容器は皮膚にかかる圧を感知し、指の定位・運動の制御や運動感覚に資している[3]。物体が皮膚と擦れるのを感知する役目を果たし、物を握る際の調整ができるようにするとされる。

ルフィニ小体は持続的な圧力に反応し[2]ほとんど順応しません[4]

ルフィニ終末は皮下深くに位置し、2度の特異度で、持続的な圧力だけでなく、物体と接した部分の機械的変化を、特に角度の変化を示す。ルフィニ終末は遅順応性の温度受容器としても働き、高深度の火傷の場合にルフィニ終末の発火が抑えられると痛みも止まる[5]

脚注

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  1. ^ 学校におけるヘアバンド禁止は止めるべきである”. 熊本県医師会. 2018年2月4日閲覧。
  2. ^ a b “8” (English). Ganong's Review of Medical Physiology (23rd ed.). TATA McGraw-Hill Lange. p. 150. ISBN 978-0-07-067722-7 
  3. ^ Mountcastle, Vernon C. (2005). The Sensory Hand: Neural Mechanisms of Somatic Sensation. Harvard University Press. p. 34 
  4. ^ Arthur c. Guyton; John E. Hall. “47”. Guyton & Hall Pocket Companion to Textbook of Medical Physiology (10 ed.). p. 362. ISBN 81-8147-057-5 
  5. ^ Hamilton, Nancy (2008). Kinesiology: Scientific Basis of Human Motion. McGraw-Hill. pp. 76–7 

外部リンク

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  • Paré M, Behets C, Cornu O (2003). “Paucity of presumptive ruffini corpuscles in the index finger pad of humans.”. J Comp Neurol 456 (3): 260–6. doi:10.1002/cne.10519. PMID 12528190.