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ルンギ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルンギ国際空港
フリータウン国際空港
Freetown International Airport
Lungi International Airport
IATA: FNA - ICAO: GFLL
概要
国・地域 シエラレオネの旗 シエラレオネ共和国
所在地 ルンギ
母都市 フリータウン
種類 公共
標高 28.35 m (93 ft)
座標 北緯8度36分59秒 西経13度11分43秒 / 北緯8.61639度 西経13.19528度 / 8.61639; -13.19528座標: 北緯8度36分59秒 西経13度11分43秒 / 北緯8.61639度 西経13.19528度 / 8.61639; -13.19528
公式サイト 公式サイト
地図
ルンギ国際空港の位置
ルンギ国際空港の位置
FNA/GFLL
ルンギ国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
12/30 3,200×46 アスファルト
統計(2020)
旅客数 93,619
貨物取扱量 2,025
発着回数 1,314
リスト
空港の一覧
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ルンギ国際空港(ルンギこくさいくうこう、英語: Lungi International Airport)は、シエラレオネ共和国の首都、フリータウンからシエラレオネ川河口の入り江を渡ったルンギにある国際空港。フリータウン国際空港(英語:Freetown International Airport)とも呼ばれる。

歴史

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1949年まで、フリータウンの空港はウォータールーにあった。滑走路の沈下と丘陵地帯の近くにあることから、政府は1947年にウォータールーを放棄し、イギリスの王立空軍基地であるルンギをフリータウンの空港にすることを決定した[1] 。1949年6月にウォータールー空港が閉鎖[2]。政府公共事業部の上級建築家だったロビン・ホリデイ・マッカートニー(Robin Halliday Macartney)は、ターミナルビルの草案を提供[3]し、その後空港設計技師のA・E・ピュー(A.E.Pugh)に引き継がれた。計画は大幅に変更され[4]1952年に管制塔の建設が開始された。1955年に完成したターミナルビルは、まもなく拡張の必要性が出て1960年に近代的な国際空港建設が決定された[5]

1964年開業の旧ターミナルビル

設計事務所ニクソン&ボリス(Nickson & Borys)の設計に基づいて新しいターミナルビルが建設され、1964年6月25日に正式に開業した[6]。ターミナルビルは1980年のOAUサミットの際に拡張工事が行われた[7]

ルンギ国際空港はシエラレオネ空港公団(Sierra Leone Airports Authority)によって運営されている。2012年にはイギリスの安全管理会社ウェストミンスター・グループの空港安全管理サービスと契約している。

フリータウンとのアクセスに難があるため2010年代にマママ国際空港の建設計画が持ち上がり、中国からの融資も決定していたが、4億ドルにもおよぶ建設費が大きな障害となり2018年10月に中止された[8][9]。現政府の航空大臣は新国際空港建設中止の代わりに、ルンギ国際空港を改装し、空港とフリータウンとのアクセスをより良くするためルンギ橋の建設計画が発表された。

2020年12月に議会の承認を受けて、2億7000万ドルの拡張プロジェクトが開始された。このプロジェクトには、新しい旅客ターミナル、VIPターミナル、滑走路の拡幅などが含まれている。年間の収容能力は100万人を予定しており、同時に8機のワイドボディ機を扱うことができるようになる。新しいターミナルは滑走路の北側、東端に向かって位置している[10]

2023年開業の新ターミナルビル

新ターミナルビルは2023年3月に公式的に開業した[11]

就航航空会社と就航都市

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国際線

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航空会社就航地
セネガルの旗 エア・セネガル ブレーズ・ジャーニュ国際空港ダカール)、 バンジュール国際空港バンジュール
ナイジェリアの旗 エアピース ムルタラ・モハンマド国際空港ラゴス
トーゴの旗 ASKY航空 バンジュール国際空港(バンジュール)、コトカ国際空港アクラ)、ロメ空港ロメ
ケニアの旗 ケニア航空 ジョモ・ケニヤッタ国際空港ナイロビ)、コトカ国際空港(アクラ)
モロッコの旗 ロイヤル・エア・モロッコ ムハンマド5世国際空港カサブランカ)、モンロビア・ロバーツ国際空港モンロビア
ベルギーの旗 ブリュッセル航空 ブリュッセル空港ブリュッセル
トルコの旗 ターキッシュエアラインズ イスタンブール空港イスタンブール)、 ワガドゥグー空港ワガドゥグー

国内線

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過去、シエラレオネでの国内線は、エア・レオネパラマウント航空シエラレオネ・ナショナル航空イーグル・エアなどの航空会社が就航していたが、2023年6月現在すべての国内航空会社が運航停止・事業停止しており、国内線の定期運行はない[12]

脚注

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  1. ^ Annual Report of the Public Works Department for the Year 1947, p. 8, see also Sierra Leone. Annual Report of the Civil Aviation for the Year 1951, p. 1.
  2. ^ Report on Sierra Leone for the Year 1949, p. 47.
  3. ^ Annual Report of the Public Works Department for the Year 1949, p. 11.
  4. ^ Address by the Governor on the Opening of the Legislative Council, Sierra Leone Governor, Government Printer, 1947, p. 7.
  5. ^ Sierrra Leone: The Making of a Nation, British Information Services, 1960, p. 8.
  6. ^ Iain Jackson, “Nickson & Borys in Freetown, Sierra Leone”, Transnational Architecture Group, January 11, 2023.
  7. ^ Background to Sierra Leone, 1980, p. 168.
  8. ^ 中国の巨額支援、アフリカは「債務地獄」に苦しみ始めているのか”. AFP (2018年12月28日). 2018年12月28日閲覧。
  9. ^ “Mamamah airport: Sierra Leone cancels China-funded project”. BBC News. (10 October 2018). https://www.bbc.co.uk/news/world-africa-45809810 
  10. ^ Sierra Leone’s President Julius Maada Bio Inspects Ongoing Construction of the New Lungi International Airport”. 2023年6月25日閲覧。
  11. ^ Sierra Leone’s Freetown International Airport Opens New Terminal”. 2023年6月25日閲覧。
  12. ^ [1]

外部リンク

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