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ルーシー・ウォーレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルーシー・ウォーレン
基本情報
本名 ルーシー・ウォーレン
通称 BabyPit
階級 バンタム級
身長 164cm
リーチ 164cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1987-02-13) 1987年2月13日(37歳)
出身地 オハイオ州シンシナティ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 19
KO勝ち 5
敗け 4
引き分け 0
無効試合 1
テンプレートを表示
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子 ボクシング
世界ボクシング選手権
2005 綿陽 フライ級
2007 シカゴ フライ級
2011 バクー フライ級

ルーシー・ウォーレンRau'shee Warren1987年2月13日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサー。元WBA世界バンタム級スーパー王者オハイオ州シンシナティ出身。

来歴

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6歳でボクシングを始めて、8歳のときにアマチュアの試合に初出場した。

アマチュア時代

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2004年、17歳でアテネオリンピックにライトフライ級(49kg)で出場したが、鄒市明に9-22の判定負けを喫し初戦で敗退した[1]

2005年中国綿陽市で開催された2005年世界ボクシング選手権大会にフライ級(51kg)で出場し、銅メダルを獲得した[2]

2007年、アメリカのシカゴで開催された2007年世界ボクシング選手権大会にフライ級(51kg)で出場し、金メダルを獲得した[3]

2008年、中国の北京で開催された北京オリンピックにフライ級(51kg)で出場したが、韓国人選手に8-9の判定負けを喫し初戦で敗退した[4]

2011年アゼルバイジャン共和国バクーで開催された2011年世界ボクシング選手権大会にフライ級(51kg)で出場し、銅メダルを獲得した[5]

2012年イギリスロンドンで開催されたロンドンオリンピックにフライ級(51kg)で出場したが、ノルディーヌ・ウバーリに18-19の判定負けを喫し初戦で敗退した[6]

ワールド・シリーズ・オブ・ボクシングの2011年シーズンと2012年シーズンに参戦して7戦全勝の戦績を残している。

プロ時代

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2012年11月9日、プロデビューを果たし最終4回にいきなりダウンを奪われ、あわや逆転TKO負けかに見えたが、4回3-0(40-36、2者が38-37)の判定勝ちで白星でデビューを飾った。

2015年8月2日、フロリダ州ウィンターパーク英語版フルセイル大学英語版WBA世界バンタム級スーパー王者ファン・カルロス・パヤノIBO世界バンタム級王座決定戦を兼ねた一戦を行い、オリンピアンらしからぬ反則連発な試合になり、プロ初黒星となる12回1-2(2者が111-113、115-109)の判定負けを喫しWBAスーパー王座の獲得、IBO王座獲得に失敗した[7][8]

2016年6月18日、イリノイ州シカゴイリノイ大学シカゴ校にあるクレジット・ユニオン・1・アリーナでWBAスーパー・IBO世界バンタム級王者のファン・カルロス・パヤノと10ヵ月ぶりに再戦し、12回2-0(2者が115-113、114-114)の判定勝ちを収めWBAスーパー王座並びにIBO王座の獲得に成功、荒れた初戦の借りを返した[9][10]

2017年2月10日、オハイオ州トレドハンティントン・センター英語版でWBA世界バンタム級暫定王者ザナト・ザキヤノフと王座統一戦を行い、12回1-2(111-115、110-116、115-111)の判定負けを喫し王座統一に失敗、ウォーレンが8ヵ月保持していたスーパー王座は暫定王座に吸収される形で消滅した[11][12][13]。この試合でウォーレンは15万ドル(約1700万円)、ザキヤノフは3万ドル(約340万円)のファイトマネーを稼いだ[14]

2017年7月29日、バークレイズ・センターで元IBF世界スーパーフライ級王者でIBF世界スーパーフライ級12位のマックジョー・アローヨとIBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(118-110、2者が117-111)の判定勝ちを収めヘルウィン・アンカハスへの挑戦権を獲得した[15]

2019年1月19日、MGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたマニー・パッキャオ 対 エイドリアン・ブローナー戦英語版の前座でアマチュア時代に敗れているノルディーヌ・ウバーリWBC世界バンタム級王座決定戦を行い、12回0-3(113-115、112-116、111-117)判定負けを喫し王座獲得に失敗した[16][17][18]。この試合でウバーリは8万5千ドル(約940万円)、ウォーレンは12万5千ドル(約1380万円)のファイトマネーを稼いだ[19]

2021年8月14日、カリフォルニア州カーソンの ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートイスラエル・バスケスの甥で元世界ランカーのダミアン・バスケスと対戦し、2回2分18秒KO勝ちを収めた[20]。この試合でウォーレンは5万ドル(約550万円)、バスケスは25,000ドル(約270万円)のファイトマネーを稼いだ[21]

2022年8月20日、ハード・ロック・ライブでフランシスコ・ポルティロと対戦し、6回0-3(2者が56-57、56-58)の判定負けを喫した[22]

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ 5 Olympians Suspended For Drugs CBS News 2004年8月20日
  2. ^ Team USA Boxing: Meet Your Olympic Trials Champions Bad Left Hook 2011年8月13日
  3. ^ World Boxing: China's Zou wins gold NDTV Sports 2007年11月5日
  4. ^ Tearful Warren adds to American woes Reuters 2008年8月12日
  5. ^ 2011 AIBA Baku Finals: Results Set, Trends Defined Boxing Scene.com 2011年10月8日
  6. ^ Olympics 2012 Boxing Results - Flyweights: USA's Rau'Shee Warren Out in First Fight, Selby Advances Bad Left Hook 2012年8月3日
  7. ^ Payano Edges Rau'shee Warren With Split Nod Win Boxing Scene.com 2015年8月3日
  8. ^ パヤノが辛勝、WBAバンタム級スーパー王座 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月3日
  9. ^ Rau’shee Warren Wins WBA Super World Bantamweight Title WBA公式サイト 2016年6月19日
  10. ^ パヤノ陥落、ウォーレンがWBA・B級スーパー王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月19日
  11. ^ Zhakiyanov dethrones reigning WBA bantamweight champion Warren Fightnews.com 2017年2月11日
  12. ^ Zhakiyanov Upsets Warren via Split Decision WBA公式サイト 2017年2月12日
  13. ^ イースターJr初防衛、WBA・B級ウォーレンは陥落 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月12日
  14. ^ Purses: Easter $150K, Cruz $40K, Warren $150K, Zhakiyanov $30k Boxing News 24 2017年2月10日
  15. ^ Broner-Garcia LIVE Early Results Fightnews.com 2017年7月29日
  16. ^ Oubaali beats Warren (again) for WBC bantam title Fightnews.com 2019年1月19日
  17. ^ Nordine Oubaali Decisions Rau'shee Warren, Wins WBC Title Boxing Scene.com 2019年1月19日
  18. ^ ウーバーリがWBC正規王者に、井上拓真との対戦義務 Boxing News(ボクシングニュース)2019年1月20日
  19. ^ Purses: Pacquiao $10 million, Broner $2.5M Boxing News 24 2019年1月18日
  20. ^ CASIMERO DEFENDS TITLE BY SPLIT-DECISION OVER RIGONDEAUX”. Premier Boxing Champions. 2021年8月15日閲覧。
  21. ^ Casimero-Rigondeaux payouts”. MMA Payout (2021年8月15日). 2021年9月26日閲覧。
  22. ^ Francisco Portillo Upsets 30-1 Favorite Rau'shee Warren On Points In 6-Rounder”. Premier Boxing Champions. 2022年8月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前スーパー王者
ファン・カルロス・パヤノ
WBA世界バンタム級スーパー王者
2016年6月18日 - 2017年2月10日
次スーパー王者
ザナト・ザキヤノフ