レイズ・カヨル
獲得メダル | ||
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カナダ | ||
柔道 | ||
世界選手権 | ||
銀 | 2022 タシケント | 100kg級 |
グランドスラム | ||
銀 | 2013 東京 | 100kg級 |
銀 | 2014 チュメニ | 100kg級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2013 リュブリャナ | 100kg級 |
レイズ カヨル(Kyle Roscoe Reyes 1993年10月10日 - )は、カナダのトロント出身で、日本在住の柔道家である[1]。階級は100kg級。身長184cm。組み手は左組み。得意技は内股[2][3]。父親はフィリピン人で母親はカナダ人[4]。2023年現在、JRAに所属[5]。
経歴
[編集]カナダで生まれるが、2歳の時に来日した[4]。高崎市立金古南小学校を卒業後、柔道は群馬中央中学1年の時に友達の影響で始めた。結果が出ず柔道を辞めることを考えた時期もあったが、前橋育英高校に進むと順調に力をつけて、3年の時にはインターハイ100kg級で2位になった[6][7]。2012年には日本大学に進学すると、カナダ選手権で優勝を飾った[8]。2年の時には全日本学生柔道優勝大会で1年先輩の原沢久喜などとともに活躍して2位となった[6]。学生体重別では優勝を成し遂げた[9]。続く世界ジュニアでも優勝を果たした[10]。12月のグランドスラム・東京では決勝で世界チャンピオンのチェコのルカシュ・クルパレクに敗れて2位だった。2014年の世界選手権では2回戦で敗れた[11]。2015年の世界選手権でも2回戦で敗れた[6]。2016年にはJRAの所属となった[12][6]。ウェブサイト『スポーツ日大』によるとその後も日本大学の道場に通い続けた[5]。実業団体ではチームの優勝に貢献した[13]。リオデジャネイロオリンピックでは初戦でオランダのヘンク・フロルに一本負けを喫した[2][3]。2017年と2019年の実業団体では優勝に貢献した[12]。2021年のパンナム選手権では優勝したが、東京オリンピックにはシャディ・エルナハスがいたために出場できなかった[3]。2022年の世界選手権では決勝まで進むも、地元ウズベキスタンのムザファルベク・トゥロボエフに技ありで敗れて2位だった[14][15]。2023年の世界選手権では準々決勝で同僚のエルナハスに敗れるなどして7位だった[16]。2024年のパンアメリカン・オセアニア選手権では決勝でエルナハスに敗れて2位、続く世界選手権でも準決勝でエルナハスに反則負けするなどして5位にとどまり、パリオリンピックには出場できなかった[17]。
IJF世界ランキングは1268ポイント獲得で、37位(24/12/9現在)[18][19]。
戦績
[編集]- 2011年 - インターハイ 2位
- 2012年 - グランドスラム・東京 5位
- 2013年 - 全日本学生柔道優勝大会 2位
- 2013年 - 学生体重別 優勝
- 2013年 - 世界ジュニア 優勝
- 2013年 - グランドスラム・東京 2位
- 2013年 - グランプリ・チェジュ 5位
- 2014年 - 全日本学生柔道優勝大会 2位
- 2014年 - グランドスラム・チュメニ 2位
- 2014年 - 体重別団体 2位
- 2014年 - グランドスラム・東京 5位
- 2015年 - パンナム選手権 3位
- 2016年 - グランドスラム・パリ 2位
- 2016年 - パンナム選手権 2位
- 2016年 - 実業団体 優勝
- 2017年 - 実業団体 優勝
- 2018年 - グランプリ・ザグレブ 2位
- 2019年 - 実業団体 優勝
- 2019年 - グランプリ・モントリオール 3位
- 2020年 - パンナム選手権 3位
- 2021年 - パンナム選手権 優勝
- 2022年 - 英連邦競技大会 2位
- 2022年 - 世界選手権 2位
- 2022年 - グランドスラム・アブダビ 優勝
- 2023年 - グランドスラム・テルアビブ 3位
- 2023年 - グランドスラム・アンタルヤ 3位
- 2023年 - 世界選手権 7位
- 2023年 - ワールドマスターズ 3位
- 2023年 - パンアメリカン・オセアニア選手権 5位
- 2024年 - パンアメリカン・オセアニア選手権 2位
- 2024年 - 世界選手権 5位
- 2024年 - グランドスラム・東京 3位
(出典[3]、JudoInside.com)
脚注
[編集]- ^ 育った日本に恩返しを=柔道カナダ代表のレイズ 時事通信 2013年12月10日
- ^ a b Biography and Olympic Results
- ^ a b c d profile
- ^ a b 「2013全日本学生体重別選手権」近代柔道 ベースボールマガジン社、2013年11月号 3-12頁
- ^ a b “柔道家 レイズ・カヨル選手インタビュー”. スポーツ日大. 日本大学 (2023年1月14日). 2024年12月12日閲覧。 “レイズは本学卒業後も練習拠点として通いつづける”
- ^ a b c d 「解体新書 レイズ・カヨル」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号
- ^ 日本育ちのカナダ人が日本柔道の脅威に? 東京スポーツ 2013年9月30日
- ^ “カヨル選手情報|日本大学柔道部”. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月28日閲覧。
- ^ カナダ国籍のレイズが初優勝/柔道 日刊スポーツ 2013年9月30日
- ^ Reyes makes history at World Junior Championship, wins gold in under-100 kg
- ^ “Championships 2014”. 2014年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月11日閲覧。
- ^ a b ベイカー、復調に手応え=柔道全日本実業団体対抗 時事通信 2019年6月9日
- ^ 第66回全日本実業柔道団体対抗大会 結果
- ^ 日本育ち、日本中央競馬会所属のレイズが大健闘 世界選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年10月11日
- ^ 。Tashkent World Senior Championships 2022
- ^ 2023年世界柔道選手権大会
- ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Individuals
- ^ Kyle REYES / IJF.org
- ^ World ranking list
外部リンク
[編集]- レイズ・カヨル - JudoInside.com のプロフィール