レオナルド・パドゥーラ・フエンテス
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レオナルド・パドゥーラ・フエンテス (Leonardo Padura Fuentes) | |
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誕生 |
1955年 キューバ ハバナ |
職業 | 小説家 |
言語 | スペイン語 |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | 『Paisaje de otoño(秋の風景)』(1998) |
主な受賞歴 |
ダシール・ハメット国際推理小説賞(1998) アストゥリアス皇太子賞(2015) |
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レオナルド・パドゥーラ・フエンテス(Leonardo Padura Fuentes、1955年 - )は、キューバの小説家、推理作家。男性。キューバの首都ハバナ生まれ。ハバナ在住。
略歴
[編集]ハバナ大学でラテンアメリカ文学を学び、卒業後は脚本家、ジャーナリストとして活動。のちに小説家としての活動も開始し、1991年に第1作を発表したマリオ・コンデ警部補シリーズで人気を博す。同シリーズの最初の4作は「四季シリーズ」と呼ばれており、そのうち4作目の『Paisaje de otoño(秋の風景)』(1998)は、スペイン語で書かれた最も優れた推理小説に贈られるダシール・ハメット国際推理小説賞(国際推理作家協会主催)を受賞した。
また、『アディオス、ヘミングウェイ』は2007年のドイツ・ミステリ大賞翻訳作品部門の受賞作(第3位)となっている。2009年に発表し、トロツキー暗殺を描いた「犬を愛した男」は、本国キューバでベストセラーとなっただけではなく、全スペイン語圏での大ヒットとなった。2015年にはアストゥリアス皇太子賞文学部門を受賞。
日本語訳作品
[編集]- 『アディオス、ヘミングウェイ』 (宮崎真紀 訳、ランダムハウス講談社、2007年9月
- 『犬を愛した男』(寺尾隆吉 訳、水声社、叢書フィクションの楽しみ、2019年4月)
- 『わが人生の小説』(久野量一 訳、水声社、叢書フィクションの楽しみ、2022年4月)
主な著作
[編集]スペイン語で執筆。
マリオ・コンデ警部補シリーズ
[編集]- 四季シリーズ
- Pasado perfecto (1991)
- Vientos de cuaresma (1994)
- Máscaras (1997)
- Paisaje de otoño (1998)
- Adiós Hemingway (2001) (アディオス、ヘミングウェイ)
- La neblina del ayer (2005)
参考文献
[編集]- レオナルド・パドゥーラ『アディオス、ヘミングウェイ』(2007年9月、ランダムハウス講談社) 訳者あとがき(宮崎真紀)