コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

レザ・ガセミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レザ・ガセミ Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム レザ・アリ・ガセミ
ラテン文字 Reza Ghasemi
国籍 イランの旗 イラン
競技 陸上競技短距離走
種目 60m, 100m, 200m
生年月日 (1987-07-24) 1987年7月24日(37歳)
出身地 イランの旗 エスファハーン州エスファハーン
身長 182cm[1]
体重 69kg
成績
オリンピック 100m:予選5組4着(2012年
世界選手権 100m:予選5組6着(2013年
100m:予選7組6着(2015年
地域大会決勝 アジア競技大会
100m:5位(2014年
自己ベスト
60m 6秒58(2014年)
100m 10秒12(2015年)
200m 20秒68(2015年)
獲得メダル
陸上競技
イランの旗 イラン
アジア選手権
2015 武漢 100m
アジア室内選手権
2012 杭州 60m
2010 テヘラン 60m
2016 ドーハ 60m
2016 ドーハ 4x400mR
2014 杭州 60m
アジアインドアゲームズ
2017 アシガバート 60m
世界軍人体育大会
2015 聞慶 100m
イスラム諸国連帯競技大会
2013 パレンバン 100m
2013 パレンバン 200m
編集 テンプレートのヘルプを表示する

レザ・アリ・ガセミReza Ali Ghasemi1987年7月24日 ‐ )は、イランエスファハーン出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mで10秒12、室内60mで6秒58(元室内イラン記録)の自己ベストを持つ。2015年アジア選手権男子100mの銅メダリスト、2012年アジア室内選手権男子60mの金メダリストである。

経歴

[編集]

2010年2月に地元イランのテヘランで開催されたアジア室内選手権男子60mに出場すると、決勝ではサミュエル・フランシス(6秒58)に次ぐ6秒67で銀メダルを獲得した。

2012年2月に杭州で開催されたアジア室内選手権男子60mに出場すると、前回大会チャンピオンのサミュエル・フランシスなど有力選手は不在だったものの決勝を6秒68で制し、初のアジアタイトルを獲得した。この種目でのイラン勢の金メダル獲得は、2004年テヘラン大会のAbdolghafar Saghar以来だった。

2014年2月に杭州で開催されたアジア室内選手権男子60mに出場すると、決勝ではサミュエル・フランシス(6秒61)、フェミ・オグノデ(6秒62)に次ぐ6秒68で銅メダルを獲得した。

2014年3月にソポトで開催された世界室内選手権男子60mに出場すると、予選を6秒58のイラン記録(当時)で突破し、3大会連続となる準決勝に進出した[注 1]。初の決勝進出がかかった準決勝は6秒62とタイムを落とし敗退した[2]

2015年6月に武漢で開催されたアジア選手権に出場すると、100m決勝でフェミ・オグノデ(9秒91)、張培萌(10秒15)に次ぐ10秒19(+1.8)で銅メダルを獲得した。

2016年2月にドーハで開催されたアジア室内選手権男子60mに出場すると、準決勝で地元カタールのサミュエル・フランシス(自己ベスト6秒54)とトシン・オグノデ(自己ベスト6秒50)がフライングのため姿を消す中、4大会連続となる決勝に進出した。決勝では同じイラン人のハッサン・タフティアン(6秒56)に敗れはしたものの6秒66で2位に入り、4大会連続のメダルとなる銀メダルを獲得した。

自己ベスト

[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒12(+0.4) 2015年7月25日 カザフスタンの旗 アルマトイ
200m 20秒68(+0.4) 2015年7月26日 カザフスタンの旗 アルマトイ
室内
60m 6秒58 2014年3月7日 ポーランドの旗 ソポト 元室内イラン記録

主要大会成績

[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2010 アジア室内選手権 (en イランの旗 テヘラン 60m 2位 6秒67
世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 60m 準決勝 6秒80
2011 アジア選手権 日本の旗 神戸 100m 準決勝 10秒64(0.0)
200m 7位 21秒18(-0.4)
ユニバーシアード (en 中華人民共和国の旗 深圳 100m 準決勝 10秒39(-0.8)
200m 6位 20秒88(-0.3) イラン記録
2012 アジア室内選手権 (en 中華人民共和国の旗 杭州 60m 優勝 6秒68 8年ぶり2人目のイラン勢金メダリスト
世界室内選手権 トルコの旗 イスタンブール 60m 準決勝 6秒79
オリンピック イギリスの旗 ロンドン 100m 予選 10秒31(0.0)
2013 アジア選手権 インドの旗 プネー 100m 4位 10秒37(-0.3)
200m 4位 20秒98(+0.7)
世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 100m 予選 10秒46(-0.1)
イスラム諸国連帯
競技大会 (en
インドネシアの旗 パレンバン 100m 優勝 10秒29
200m 3位 20秒96
2014 アジア室内選手権 (en 中華人民共和国の旗 杭州 60m 3位 6秒68
4x400mR 4位 3分13秒55(1走)
世界室内選手権 ポーランドの旗 ソポト 60m 準決勝 6秒62 予選6秒58:イラン記録
アジア競技大会 大韓民国の旗 仁川 100m 5位 10秒25(+0.4)
2015 アジア選手権 中華人民共和国の旗 武漢 100m 3位 10秒19(+1.8)
200m 6位 21秒08(+1.0)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 100m 予選 10秒25(-0.2)
世界軍人体育大会 (en 大韓民国の旗 聞慶 100m 2位 10秒18(+1.7)
200m 準決勝 DNS
4x100mR 予選 DQ(1走)
2016 アジア室内選手権 (en カタールの旗 ドーハ 60m 2位 6秒66
4x400mR 2位 3分11秒86(1走) イラン記録
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 100m 予選 10秒47(-1.2)
2017 アジアインドアゲームズ (en トルクメニスタンの旗 アシガバート 60m 3位 6秒64
2018 アジア室内選手権 (en イランの旗 テヘラン 60m 4位 6秒71

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ このイラン記録は2016年2月19日にハッサン・タフティアンが6秒56をマークして更新された。

出典

[編集]
  1. ^ プロフィール”. リオデジャネイロオリンピック公式サイト. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月17日閲覧。
  2. ^ 2014年世界室内選手権男子60m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月9日閲覧。

外部リンク

[編集]