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レーゲンスブルク - パッサウ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レーゲンスブルク - パッサウ線
基本情報
現況 営業中
ドイツ
所在地 バイエルン州
起点 レーゲンスブルク中央駅
終点 パッサウ中央駅
駅数 11駅
路線記号 5830
路線番号 880、931
開業 1859年12月12日
全通 1873年7月1日
所有者 ドイツ鉄道
運営者 ドイツ鉄道
使用車両 「運行形態」参考
路線諸元
路線距離 110 km
軌間 1435 mm (標準軌)
複線区間 全区間
電化区間 全区間
電化方式 15000 V/16.7 Hz (交流)
架空電車線方式
保安装置 PZB
最高速度 160 km/h
テンプレートを表示

レーゲンスブルク - パッサウ線 (レーゲンスブルク - パッサウせん、ドイツ語: Bahnstrecke Regensburg-Passau) はバイエルン州レーゲンスブルクパッサウを結ぶ幹線鉄道であり、オーストリアと東南ヨーロッパ方面の連結線として南部ドイツで重要な鉄道路線と分類されている。全区間は複線化・電化されている。

沿線概況

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停車場・施設・接続路線
STR
N-R線DT線
BHF
138.1 レーゲンスブルク中央駅 339 m
LSTR
ミュンヘン - レーゲンスブルク線参考
BHF
130.4
109.8
オーバートラウブリング 343 m
ABZgr
ミュンヘン - レーゲンスブルク線 (ミュンヘン方面)
SBRÜCKE
地方道St2615
ABZgl
ノイトラウブリング産業団地連絡線
DST
105.6 マンゴルドディング信号場
WBRÜCKE1
プファッター川
eHST
100.9 旧モースハム(レーゲンスブルク近郊)
eHST
97.7 旧タイマーリング
BHF
93.0 ジュンヒング 342 m
WBRÜCKE1
大ラーバー川
WBRÜCKE1
ハルトラーバー川
eABZgr
ミュンヘン - レーゲンスブルク旧線 (ガイゼルホェリング方面)
ABZg+r
ノイファーン - ラドルドルフ線 ノイファーン方面
BHF
86.4 ラドルドルフ (ニーダーバイエルン) 1896~ 339 m
eABZg+r
旧連結線 (~1896)
SBRÜCKE
国道B8
ABZg+r
ゴイボーデン湖
BHF
76.8 シュトラウビング 326 m
ABZgl
シュトラウビング - ミルタッハ線 (ボーゲン方面)
SBRÜCKE
国道B20
WBRÜCKE1
アルテラッハ川
eHST
70.3 旧アムゼルフィング
BHF
64.8 シュトラースキルヒェン 326 m
eBHF
58.0 旧シュテファンスポシング
SKRZ-Au
自動車道A92
SBRÜCKE
国道B8
ABZg+r
ランツフート - アイゼンシュタイン線 (ランツフート方面)
BHF
52.4 プラットリング 323 m
ABZgl
ランツフート - アイゼンシュタイン線 (アイゼンシュタイン方面)
STRo
国道B8
hKRZWae
イーザル川 (329 m鉄道橋)
SBRÜCKE
国道B8
eBHF
43.0 旧ランゲンイーザルホーフェン
BHF
37.0 オスターホーフェン (ニーダーバイエルン)
eBHF
30.7 旧ギルヒング
DST
28.3 プラインティング信号場 安全側線、旧駅
hKRZWae
フィルス川
eABZg+r
旧フィルスホーフェン - アイデンバッハ線
BHF
21.4 フィルスホーフェン (ニーダーバイエルン)
ABZgr
フィルスホーフェン - オルテンブルク線 (オルテンブルク方面)
DST
15.1 ザントバッハ(ニーダーバイエルン)信号場
eHST
11.8 ゼーシュテッテン
DST
7.1 シャルロッテディーング信号場
SKRZ-Au
自動車道A3
eHST
4.9 旧ハイニング
SBRÜCKE
国道B12
ABZg+l
イルツ谷線 (フライユング方面)
ABZg+r
パッサウ - ノイマルクト・ザンクト・ファイト線
eHST
2.6 旧パッサウ・アウアーバッハ
BS2+l BS2+r
STR DST
1.7 パッサウ貨物駅
BS2l BS2r
BHF
0.0 パッサウ中央駅 303 m
STR
ヴェルス - パッサウ線 (ヴェルス方面)
  • 出典: ドイツ鉄道地図[1]

レーゲンスブルク - パッサウ線はオーバートラウビング駅までミュンヘン - レーゲンスブルク線と線路を共有する。列車はオーバートラウビング駅を通過して、すぐ東南方向に走行する。ゴイボーデン地帯の通過後列車はプラットリング駅に到着する。イーザル川の橋梁は花崗岩橋脚上の鉄鋼トラス橋で、長さは水門を含めて318 mである。プラットリングの洪水地帯で2-3 m高さの土手道及び10個所の橋梁が建設されている。

フィルスホーフェン - パッサウ区間で列車は斜面の獅子壁 (Löwenwand) とドナウ河の間に国道8号と平行に走る。土手道は国道より3 mまで高く構築され、ドナウ河の曲流に沿っている。列車は曲線でシャルディング橋へ通じるアウトバーン3号の下を横切ってパッサウ中央駅に至る。

歴史

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バイエルン王国は1850年代まで鉄道なきの東バイエルンを開拓する目的で鉄道敷設を新生のバイエルン東部鉄道株式会社 (Actiengesellschaft der Bayerischen Ostbahnen) に任せた。1856年4月12日東部鉄道はその地域の鉄道建設と運営の免許を取った。バイエルン王国は1851年から特定な経路を計画して、東部鉄道に指示した。ミュンヘン - ランツフト - ガイゼルホェーリング区間は1859年12月12日レーゲンスブルク及びシュトラウビングまで延伸された。1860年9月20日シュトラウビング - パッサウ区間は開通して、翌年9月開通したオーストリアのエリーサベト皇后鉄道でこの路線はリンツ及びウィーンまで連結された。

1873年までレーゲンスブルク発パッサウ行き列車はガイゼルホェーリング駅を経由して、そこで方向転換をせねばならなかった。同年7月1日ジュンヒング - シュトラウビング区間は直接連結され、路線距離と運行時間は大分短縮された。1875年5月10日この路線はバイエルン東部鉄道の国有化でバイエルン王立鉄道により運営されることになった。1880年ガイゼルホェリング - ジュンヒング区間は廃止され、1896年9月ガイゼルホェリング - シュトラウビング連結線はガイゼルホェリング - ラドルドルフ区間の新線により置き換わった。複線化は1894年3月3日の法令の根拠で行われた。

1959年7月1日から電気運転はこの路線で実現されている。ドイツ連邦交通計画1985年ではニュルンベルク - パッサウ区間改修プロジェクトに関して1億5000万マルクの投資金は配当された。2008年末ドイツ鉄道は即刻実行プログラムの港湾内陸交通 (Sofortprogramm Seehafen-Hinterlandverkehr) を企画した[2]。その一環として28個所の信号機が改めて設置され、それで線路の容量が増えた[3]

運行形態

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夜行列車はオーストリア連邦鉄道ナイトジェットで、この路線を経由するが、パッサウ中央駅以外では停車しない。

  • ICE 91: フランクフルト - ヴュルツブルク - ニュルンベルク - レーゲンスブルク - プラットリング - パッサウ - リンツ - ザンクトポェルテン - ウィーン。120分間隔。使用車両はICE T
  • ICE 31: ハムブルク - ブレーメン - ドルトムント - ケルン - コブレンツ - マインツ - フランクフルト - ニュルンベルク - レーゲンスブルク - シュトラウビング - プラットリング - パッサウ。1日一往復。
  • IC 17: ウィーン - ザンクトポェルテン - リンツ - ヴェルス - パッサウ - プラットリング - シュトラウビング - レーゲンスブルク - ニュルンベルク - バンベルク - ザールフェルト - イェーナ・パラディース - ベルリン - ロストック - ヴァルネミュンデ。1日一往復。使用車両はKISS

レーゲンスブルク - ジュンヒング区間はレーゲンスブルク運輸連合(Regensburger Verkehrsverbund、RVV)の領域である[4]。フィルスホーフェン - パッサウ区間ではドナウ森運賃連合 (Verbundtarif DonauWald, VDW) の運賃制が適用されている[5]

  • 快速列車 (RE 3) : ドナウ=イーザル急行。ミュンヘン - ランツフート - プラットリング - オスターホーフェン (ニーダーバイエルン) - フィルスホーフェン (ニーダーバイエルン) - パッサウ。60分間隔。使用車両はDB440形電車あるいは146形電気機関車二階建客車
  • 普通列車 (RB 32) : ノイファーン - ラドルドルフ - シュトラウビング - ボーゲン。60分間隔。使用車両はDB628形気動車。
  • 普通列車 (RB 51) : ノイマルクト - パースベルク - レーゲンスブルク - オーバートラウビング - ジュンヒング - ラドルドルフ - シュトラウビング - シュトラースキルヒェン - プラットリング。60分間隔。アギリス鉄道運営。使用車両はコラディア・コンチネンタル

参考文献

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  • Arthur von Mayer: Geschichte und Geographie der deutschen Eisenbahnen. Berlin 1891.
  • Bundesministerium für Verkehr (Hrsg.): Bundesverkehrswegeplan 1985 und neuer Bedarfsplan für die Bundesfernstraßen (= Schriftenreihe des Bundesministeriums für Verkehr. Heft 68). Bonn 1986.
  • Walther Zeitler: Eisenbahn im Bayerischen Wald. 3. Auflage. Verlag Morsak, Grafenau 1980.

脚注

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  1. ^ (ドイツ語) Eisenbahnatlas Deutschland (9th ed.). Aachen: Schweers+Wall. (2014). ISBN 978-3-89494-145-1 
  2. ^ Wilhelm Linkerhägner: Bundesverkehrswegeplanung '85. In: Die Bundesbahn. Band 66, Nr. 10, 1990, ISSN 0007-5876, S. 933–936.
  3. ^ Deutsche Bahn AG (Hrsg.): Sofortprogramm Seehafen-Hinterlandverkehr verbessert Bahn-Infrastruktur in Bayern. Presseinformation vom 22. Januar 2014.
  4. ^ レーゲンスブルク運輸連合の区域: RVVの資料
  5. ^ Tarif-Informationen” (ドイツ語). RBO Regionalbus Ostbayern GmbH. 2023年11月21日閲覧。: VDWの資料

外部リンク

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