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ミュンヘン - レーゲンスブルク線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミュンヘン - レーゲンスブルク線
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
所在地 バイエルン州
路線記号 5500
路線番号 930, 999.1 (S1 München-Freising)
開業 1858年11月3日
全通 1873年8月6日
所有者 ドイツ鉄道
運営者 ドイツ鉄道
使用車両 「運行形態」参考
路線諸元
路線距離 138.1 km
軌間 1435 mm (標準軌)
線路数 複線
複線区間 全区間
電化区間 全区間
電化方式 15000 V/16.7 Hz(交流
架空電車線方式
最大勾配 6.7 ‰
最高速度 160 km/h
線路等級 D4
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
tSTR
Sバーンシティトンネル
tSBHF KBHFa KBHFa KBHFa
0.0 ミュンヘン中央駅 523 m
tSTRe STR STR STR
SBHF KRWgl+l KRWglr+lr KRWgr+r
0.8 ミュンヘン・ハッカーブリュケ
ABZlxr ABZg+r STR STR
旧線 フェルトモヒング方面
SBHF STR STR
1.6 ミュンヘン・ドナースベルガーブリュケ
SBRÜCKE SBRÜCKE SBRÜCKE
国道2号環状線
STR+l KRZo ABZgr STR
STR ABZgl KRZo KRZo
ミュンヘン-ホルツキルヒェン線 ()
KRWgl KRWg+r STR STRl
ミュンヘン - ローゼンハイム線
DST STR KRWgl KRW+r
普通列車車両基地
STR STR STR DST
ICE車両基地
STR SHST STR STR
3.0 ミュンヘン・ヒルシュガルテン
ABZg+l KRZo KRZo ABZqr
STR STR STR STR+l
南部環状線 ()
STR SBHF STR STR
4.1 ミュンヘン・ライム
DST STR STR STR
ミュンヘン・ライム操車場
STR STR ABZgl STRl
ミュンヘン - アウクスブルク線
STR ABZgl KRZu
Sバーン緩行線 ()
STR STR BST
5.3 München Kanal (分岐点)
STR STR ABZgl
ミュンヘン・パージング貨物駅方面
STRl ABZgl+r KRZu STR+r
KRWgl+l KRWgr+r STR
Sバーン緩行線(
BS2l
STRl
ミュンヘン - トロイヒトリンゲン線
BHF
9.8 ミュンヘン・モーザッハ 510 m
ABZgr
nach München Nord Rbf
tSTRa
Tunnel München Nord (245 m)
tKRZ
ミュンヘン北部環状線
tSTRe
HST
12.3 ミュンヘン・ファーザネリー
ABZg+r
旧線
BHF
14.6 ミュンヘン・フェルトモヒング 496 m
SKRZ-Au
アウトバーン99号
eBHF
18.6 旧シュライスハイム
BHF
19.7 オーバーシュライスハイム
HST
21.6 ウンターシュライスハイム 474 m
BHF
23.5 ローホーフ
ABZgr
Industriegleis nach Garching-Hochbrück
SBRÜCKE
国道13号
HST
26.6 エヒング
SKRZ-Au
アウトバーン9号
BHF
30.4 ノイファーン(フライジング近郊) 462 m
ABZgr
ノイファーン連絡線(S1)
SKRZ-Au
アウトバーン92号
ABZg+r
エルディング環状線、ミュンヘン空港方面
HST
36.2 プリング
SBRÜCKE
Westtangente Freising
SBRÜCKE
州道2350号
BHF
40.7 フライジング S1終着駅 446 m
eHST
42.5 旧フライジング・ノイシュティフト
SBRÜCKE
国道301号
WBRÜCKE1
モーザッハ川
eHST
45.1 旧マルツリング ~2007
HST
45.5 マルツリング 2007~ 441 m
SBRÜCKE
州道2350号
BHF
50.6 ランゲンバッハ (オーバーバイエルン) 2010~ 429 m
ABZgl
ランゲンバッハ - エンツェルハウゼン線
BHF
57.5 モースブルク 404 m
STRo
州道2085号
hKRZWae
アンパー川
HST exKDSTa
65.1 ブルックベルク 406 m
HST exSTRl
Werkbahn Bruckberg
HST
68.0 グリュンドルコーフェン
SKRZ-Au
アウトバーン92号
ABZg+l
ランツフート - ロットンブルク線
ABZg+r
ノイマルクト - ランツフート線
BHF
76.1 ランツフート(バイエルン)中央駅 393 m
ABZgr
ランツフート - アイゼンシュタイン線
SKRZ-Au
アウトバーン92号
eHST
80.2 旧エアゴルディング
eBHF
84.1 旧ミルスコーフェン
eHST
90.9 旧クレーハム
SBRÜCKE
国道15n号
HST
95.1 エアゴルツバッハ 421 m
STRo
国道15号
BHF
99.2 ノイファーン(ニーダーバイエルン) 404 m
ABZgr
ノイファーン - ラドルドルフ線、シュトラウビング方面
eHST
104.1 旧シュタインライン
ABZg+l
エクミュール - ランクヴァイト線
BHF
113.4 エクミュール 380 m
HST
121.3 ハーゲルシュタット 372 m
BHF
125.5 コェフェリング 350 m
ABZg+r
レーゲンスブルク - パッサウ線、パッサウ方面
BHF
130.4 オーバートラウビング 343 m
HST
133.4 レーゲンスブルク・ブルクヴァインティング
SKRZ-Au
アウトバーン3号
DST
135.2 レーゲンスブルク東貨物駅
ABZgr
レーゲンスブルク東連結線
ABZg+r
レーゲンスブルク - ヴァイデン線
BHF
138.1 レーゲンスブルク中央駅 339 m
STR
DT線NR線
  • ミュンヘン - フェルトモヒング旧線 (~1892)
KBHFa
0.0 ミュンヘン中央駅
BHF
0.8 ミュンヘン・ハッカーブリュケ
xABZgl
exSTR
exBHF
München Olympiastadion ~1988
exBS2c1 exBS2+r
exABZglr
ABZq+lxr xKRZ
北部環状線
BS2l eBS2r
ABZg+l
BHF
ミュンヘン・フェルトモヒング
STR

ミュンヘン - レーゲンスブルク線 (ミュンヘン - レーゲンスブルクせん、ドイツ語: Bahnstrecke München―Regensburg) はバイエルン州のミュンヘンとレーゲンスブルクを結ぶ幹線鉄道路線である。路線距離は138.1 kmで、全区間は電化・複線化されている。

沿線概況

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列車はミュンヘン中央駅を出発して他の路線と一緒に西に向かうあと、ニンフェンブルク宮殿庭園の境界で曲がり東北の向かいにフェルトモヒング駅へ走行する。この路線は続いてイーザル川の左岸を経由しシュライスハイム市を貫通して、フライジングに至る。列車は東の方向に走行し、モースブルク (イーザル) を通過する。この路線は続いてアンパー川の上を横切って、ニーダーバイエルンの中心地のランツフート中央駅に至る。そこでミュールドルフ方面及びプラトリング方面の鉄道路線が分岐する。

列車は北側へ向かい、クレハムにあるドナウ=イーザル分水嶺まで上り坂を走行する。そこからレーゲンスブルクまで勾配は緩慢である。ノイファーン駅で旧線だったシュトラウビング方面の線路が分岐する。オーバートラウビング駅でパッサウからの線路がこの路線に合流する。列車はアウトバーン3号の下を横切って、東の貨物駅を通過する。ホーフ方面の路線はこの路線に合流し、列車はオーバープファルツの中心地に到着する。ニュルンベルク及びインゴルシュタット方面の路線はこの路線の延長線の上にある。

歴史

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バイエルン東部鉄道

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1856年4月12日バイエルン東部鉄道株式会社マクシミリアン2世の許可で設立された。まずはミュンヘン - ランツフート区間の建設が始まり、1858年6月28日最初の試運転が管理官庁の職員の参加で行われた[1]。同年11月3日その区間で旅客列車の運転が始まり[2]、同月15日貨物運送が開始された[3]。翌年12月12日この路線はガイゼルホェリングの経由でレーゲンスブルクまで延伸された。

1860年9月シュトラウビング - パッサウ区間の開通でバイエルン東部鉄道の基本路線網が形成された。1870年の夏にノイファーン (ニーダーバイエルン) - オーバートラウビング区間の建設工事が始まり、1873年8月6日その新しい区間が開通した。

ランツフートには迅速な輸送の目的で町の外郭で駅が新設され、既存の頭端式駅 (Kopfbahnhof) は1880年5月廃止された。1891年から1892年までフェルトモヒング - フライジング区間は4段階で複線区間となった。1892年9月ミュンヘン - フェルトモヒング区間はモーザッハ経由で西の方に移設され、同じく複線区間となった。廃線区間の一部は現在国道2号の環状線となっている。

ドイツ国営鉄道時代

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1925年9月28日電気運転はミュンヘン - フライジング区間で始まった。この路線の電化は1927年5月完了した。

ドイツ連邦鉄道時代

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1966年から1972年までモーザッハ - フライジング区間の乗降場は76 cm高さで改めて設置され、線路の施設もSバーン列車の運行に整われた。

1989年ノイファーン (ニーダーバイエルン) に電子式信号扱い所は試運転された。

ドイツ鉄道時代

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1996年フェルトモヒング駅はミュンヘン地下鉄の乗り換え駅となって、乗降場は96 cm高さで改修された。1998年ミュンヘン空港への路線がこの路線に連結された。線路の容量を高めるためにノイファーン (フライジング近郊) 駅の乗降場は改修され、新しい分岐器も設置された。

2007年10月モースブルクに信号扱い所が追加設置された。

運行形態

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2002年から遠距離列車は運行されていない。1991年インターレギオ系統の導入以来この路線は25号線の一部となった。2002年以後バイエルン州とザクセン州の合意によって、2007年までインターレギオ系統の置き換えは快速列車系統としてドイツ鉄道によって運営された。一方1992年から2002年までチュリッヒ - ミュンヘン ー プラハ区間のユローシティ列車が運行された。2005年ミュンヘン - プラハ区間で快速列車の運行がバイエルン - ボヘミア急行の系統で始まった。その二つの系統は2008年からアレキス鉄道が運営した。

ミュンヘン - モースブルク区間はミュンヘン運輸運賃連合 (Münchner Verkehrs- und Tarifverbund、MVV) の運賃制適用区域である[4]。エクミュール - レーゲンスブルク区間の運賃はレーゲンスブルク運輸連合 (Regensburger Verkehrsverbund、RVV) により管理される[5]

  • 快速列車 (RE 2) : ミュンヘン - フライジング - ランツフート - エアゴルツバッハ - ノイファーン - エクミュール - レーゲンスブルク - シュヴァンドルフ - ヴァイマル - マルクトレドヴィツ - ホーフ。120分間隔[6]
  • 快速列車 (RE 3) : ドナウ=イーザル急行。ミュンヘン - フライジング - ランツフート - プラトリング - パッサウ。60分間隔。使用車両はDB440形電車。
  • 快速列車(RE 22): ミュンヘン空港駅 - フライジング - モースブルク - ランツフート - エアゴルツバッハ - ノイファーン - エクミュール - コェフェリング - オーバートラウビング - レーゲンスブルク。60分間隔[6]。使用車両は442形電車。
  • 快速列車 (RE 25) : ミュンヘン - フライジング - ランツフート - エアゴルツバッハ - ノイファーン - エクミュール - レーゲンスブルク - シュヴァンドルフ - フルト - ドマズリツェ - プルゼニ - プラハ。アレクス鉄道運用。120分間隔[6]。使用車両はDB183形電気機関車と様々な客車のプシュープル編成。
  • 普通列車(RB 33): フライジング - ランゲンバッハ (オーバーバイエルン) - モースブルク - ランツフート。120分間隔。使用車両はDB425形電車。
  • Sバーン(): フライジング/ミュンヘン空港 - ノイファーン (フライジング近郊) - エヒング - ローホーフ - ウンターシュライスハイム - オーバーシュライスハイム - フェルトモヒング - ファーザネリー - モーザッハ - ライム - ドナースベルガーブリュッケ - ミュンヘン - ミュンヘン東 - ロイドヒトベルクリング。30分間隔[7]。使用車両は423形電車。

参考文献

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  • Siegfried Bufe: Hauptbahn München-Regensburg. Bude Fachbuchverlag, Fgglham 1997, ISBN 3-922138-61-6.
  • Walter Zeitler: Eisenbahnen in Niederbayern und der Oberpfalz. Buch & Kunstverlag Oberpfalz, Amberg 1985/1997, ISBN 3-924350-61-2.

脚注

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  1. ^ “Artikel Vermischte Nachrichten "München, 30.Juni 1858"”. Augsburger Tagesblatt: p. 2357. (1858年7月2日). https://opacplus.bsb-muenchen.de/metaopac/search.do?methodToCall=quickSearch&Kateg=0&Content=7194165&bibtip_did=FE41601E4B8DEE23418B8184576A380F : バイエルン州立図書館の保管記事。
  2. ^ Augsburger Tageblatt, 5.11.1858; Artikel Vermischte Nachrichten "München, 3. November"
  3. ^ Augsburger Tageblatt, 19.10.1858; Artikel Vermischte Nachrichten "München, 17. Oktober"
  4. ^ Netzpäne und Tarifinformationen: MVV Netz in den Zonen M bis 11 (Gesamtnetz)” (ドイツ語). Münchner Verkehrs- und Tarifverbund GmbH. 2024年5月14日閲覧。
  5. ^ Netzpläne (PDF): Schienenstreckennetz mit P+R” (ドイツ語). Regensburger Verkehrsverbund GmbH. 2024年5月14日閲覧。
  6. ^ a b c Elektronisches Kursbuch: Streckennummer 930” (ドイツ語). Deutsche Bahn AG. 2024年5月14日閲覧。
  7. ^ Elektronisches Kursbuch: Streckennummer 999.1” (ドイツ語). Deutsche Bahn AG. 2024年5月14日閲覧。

外部リンク

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