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ロサンゼルス郡都市圏交通局P2550形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロサンゼルス郡都市圏交通局P2550形電車
P2550形(2008年撮影)
基本情報
運用者 ロサンゼルス郡都市圏交通局
製造所 アンサルドブレーダ
製造年 2007年 - 2011年
製造数 50両(701 - 750)
運用開始 2007年
主要諸元
編成 2車体連接車、両運転台
軸配置 Bo′(2)′Bo′
軌間 1,435 mm
電気方式 直流750 V
架空電車線方式
最高運転速度 105 km/h
設計最高速度 120 km/h
車両定員 217人(着席76人)
(乗客密度6人/m2時)
全長 27,430 mm
全幅 2,661 mm
全高 3,734 mm
車輪径 711 mm
固定軸距 2,100 mm
主電動機出力 定格出力 145 kW
最大出力 200 kW
出力 定格出力 580 kW
制御方式 VVVFインバータ制御方式IGBT素子)
備考 主要数値は[1][2][3][4]に基づく。
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ロサンゼルス郡都市圏交通局P2550形電車(ロサンゼルスぐんとしけんこうつうきょくP2550がたでんしゃ)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡公共交通機関を運営するロサンゼルス郡都市圏交通局に在籍する鉄道車両イタリアアンサルドブレーダ(現:日立レール)が生産した車両で、2007年から営業運転を開始した[2][3]

概要

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ライトレール路線のゴールドライン(→L線)向けに製造された両運転台式の2車体連接車2001年に実施された入札を経て、2003年にイタリアのアンサルドブレーダが契約を獲得した経緯を持つ。ステンレス鋼(Inox steel)で作られた流線形の各車体に左右2箇所づつ乗降扉が設けられており、運転台側に設置された動力台車には2基の主電動機が設置されている[1][2][5]

2007年から営業運転を開始し、2011年までに50両が導入された。オプション分として追加発注が可能な契約も結ばれていたが、納入の遅れや重量過多が要因となり[注釈 1]、オプション権の行使は行われていない。その後、2021年からは日本の鉄道車両メーカーの近畿車輛のアメリカ法人であるKINKISHARYO International,L.L.Cが全車両を対象とした更新工事に関する契約を獲得しており、同社がアメリカに所有する工場を用いて車体・機器の修繕、主回路制御装置のアップグレード等が実施されている[3][4][6][7][8]

関連項目

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  • ロサンゼルス郡都市圏交通局のライトレール車両[9][10]

脚注

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注釈

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  1. ^ P2550形はロサンゼルス郡都市圏交通局が指定した重量よりも2.7 t重かった。

出典

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  1. ^ a b Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority. Metro Rail Past and Future In Los Angeles (PDF) (Report). 2023年7月30日閲覧
  2. ^ a b c Los Angeles LRV P2550”. AnsaldoBreda. 2012年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
  3. ^ a b c 当社米国法人がロサンゼルス郡都市交通局のLRV改造工事50編成を受注へ”. 近畿車輛 (2021年3月31日). 2023年7月30日閲覧。
  4. ^ a b Marybeth Luczak (2021年4月9日). “LA Metro Approves LRV Overhaul Contract”. Railway Age. 2023年7月30日閲覧。
  5. ^ Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority (17 April 2003). April 2003 Board Meeting - Item 34 (PDF) (Report). 2020年2月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2023年7月30日閲覧
  6. ^ Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority (6 January 2010). January 6, 2010 - Agenda - Technical Advisory Committee (PDF) (Report). 2013年4月21日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2023年7月30日閲覧
  7. ^ Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority (29 January 2009). Ansaldobreda P2550 Contract Vehicle Options (PDF) (Report). 2023年4月6日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2023年7月30日閲覧
  8. ^ Los Angeles Metro deal falls through”. Railway Gazette International (2009年11月6日). 2023年7月30日閲覧。
  9. ^ Impact Recovery Systems (19 December 2013). Successful Implementation of Station Platform Between Car Barriers (PDF) (Report). 2023年7月30日閲覧
  10. ^ OUR PRODUCTS”. Kinki Sharyo. 2023年7月30日閲覧。