ロジノール
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ロジノール Rhodinol[1] | |
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別称 ロゼオール 3,7-ジメチル-6-オクテン-2-オール[2] | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 141-25-3 |
特性 | |
化学式 | C10H20O |
モル質量 | 156.27 g mol−1 |
外観 | 無色ないし淡黄色の液体 |
匂い | ローズ香 |
水への溶解度 | 水に不溶 アルコール、油類に可溶 |
危険性 | |
引火点 | 101 °C (214 °F; 374 K) |
半数致死量 LD50 | 5g/kg<(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連する異性体 | C10H20Oを参照 |
関連物質 | シトロネロール ゲラニオール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ロジノール(英: Rhodinol)は、化学式C10H20Oで表される有機化合物である。香料などに利用される。
性質
[編集]優雅なローズ香を持つ、無色ないし淡黄色の液体である。化学的にはローズオイルやゼラニウム油に含まれる(-)(S)-シトロネロールを指すが、市販品はゼラニウム油から分離したl(-)-シトロネロールを主体とした混合体で、ゲラニオール、4-テルピネオール、リナロール、α-テルピネオール、フェネチルアルコールなどが含有する[1]。
製造
[編集]ブルボンタイプのゼラニウム油をアルカリ処理したのち分留することで得られる[1]。
用途
[編集]高級品のローズやミューゲ(ミュゲ, muguet)などのフローラル系調合香料のほか、シトラス、ローズ、トロピカルフルーツ系フレーバー、タバコ用香料としても利用される[1]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 合成香料編集委員会『合成香料 化学と商品知識(増補新版)』化学工業日報社、2016年。ISBN 978-4-87326-677-0。