ロックの幻想
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『ロックの幻想』 | ||||
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ルー・リード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロンドン、モーガン・スタジオ(1971年12月 - 1972年1月) | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | RCAレコード | |||
プロデュース | リチャード・ロビンソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ルー・リード アルバム 年表 | ||||
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『ロックの幻想』(原題: Lou Reed)は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの元メンバーであるルー・リードが、1972年に発表した初のソロ・アルバム。
解説
[編集]1970年8月にヴェルヴェット・アンダーグラウンドを脱退したリードは、音楽業界を引退してタイピストとして働き、1971年には詩やエッセイも発表していた[2]。しかし、1971年末には、復活作となる本作のレコーディングに入る。
収録曲の大半は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代に録音されていた未発表曲を改作したもので、本作で初めて録音されたのは「ゴーイング・ダウン」「ベルリン」「ワイルド・チャイルド」の3曲のみである[2]。残り7曲のヴェルヴェット・アンダーグラウンドによるヴァージョンは、『VU』(1985年)、『Another View』(1986年)、『Peel Slowly and See』(1995年)といったコンピレーション・アルバムや、アルバム『ローデッド』(1970年)のデラックス・エディション盤『Fully Loaded』(1997年)で順次発表されていった。
レコーディングはロンドンで行われ、当時イエスのメンバーだったスティーヴ・ハウとリック・ウェイクマンも参加している。
「ベルリン」は、リードが1973年に発表したサード・アルバム『ベルリン』にも別ヴァージョンが収録された。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はルー・リード作詞・作曲。
- Side 1
- アイ・キャント・スタンド・イット - I Can't Stand It - 2:33
- ゴーイング・ダウン - Going Down - 2:52
- ウォーク・アンド・トーク・イット - Walk and Talk It - 3:37
- リサ・セッズ - Lisa Says - 5:32
- ベルリン - Berlin - 5:12
- Side 2
- アイ・ラヴ・ユー - I Love You - 2:16
- ワイルド・チャイルド - Wild Child - 4:39
- ラヴ・メイクス・ユー・フィール - Love Makes You Feel - 3:09
- ライド・イントゥ・ザ・サン - Ride into the Sun (Lou Reed, John Cale, Sterling Morrison, Maureen Tucker) - 3:14
- オーシャン - Ocean - 5:03
参加ミュージシャン
[編集]- ルー・リード - ボーカル、ギター
- カレブ・クエイ - ギター、ピアノ
- スティーヴ・ハウ - ギター
- ポール・キーオ - ギター
- リック・ウェイクマン - ピアノ
- レス・ハードル - ベース
- ブライアン・オジャーズ - ベース
- クレム・カッティーニ - ドラムス、パーカッション
- ケイ・ガーナー - バッキング・ボーカル
- ヘレン・フランシス - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ Lou Reed - Lou Reed : Awards - AllMusic
- ^ a b 2006年再発CD(BVCP 20018)ライナーノーツ(デヴィッド・フリック、翻訳:野村伸明)