ロックンロール・フーチー・クー
「ロックンロール・フーチー・クー」 | |
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ジョニー・ウィンター・アンド の シングル | |
初出アルバム『ジョニー・ウィンター・アンド』 | |
B面 | 21st Century Man[1] |
リリース | |
規格 | 7インチ・シングル |
ジャンル | ロック、ハードロック、ブルースロック |
時間 | |
レーベル | コロムビア・レコード |
作詞・作曲 | リック・デリンジャー |
プロデュース | ジョニー・ウィンター、リック・デリンジャー |
「ロックンロール・フーチー・クー」 | |
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リック・デリンジャー の シングル | |
初出アルバム『オール・アメリカン・ボーイ』 | |
B面 | タイム・ワープ |
リリース | |
規格 | 7インチ・シングル |
ジャンル | ロック、ハードロック、ブルース・ロック |
時間 | |
レーベル |
ブルー・スカイ・レコード エピック・レコード |
作詞・作曲 | リック・デリンジャー |
プロデュース | ビル・シムジク、リック・デリンジャー[2] |
チャート最高順位 | |
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「ロックンロール・フーチー・クー[注釈 1]」(原題:Rock and Roll, Hoochie Koo)は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン、リック・デリンジャーの楽曲。デリンジャーが所属していたジョニー・ウィンター・アンドのアルバム『ジョニー・ウィンター・アンド』(1970年)が初出で、1973年にはデリンジャー初のソロ・アルバム『オール・アメリカン・ボーイ』でセルフ・カヴァーされた。
ジョニー・ウィンター・アンドのヴァージョンは7インチ・シングル(カタログ番号:4-45260[1])もリリースされたが、Billboard Hot 100入りは果たせなかった[4]。一方、デリンジャーのセルフ・カヴァーは1974年にBillboard Hot 100で23位を記録し、ソロ名義では唯一の全米トップ40シングルとなった[3]。また、デリンジャーはプロレス団体WWFの企画したアルバム『Piledriver: The Wrestling Album II』(1987年)に、ジーン・オーカーランドと共演した新録音のセルフ・カヴァーも提供している[5]。
ライヴにおける演奏
[編集]ジョニー・ウィンター・アンド解散後にデリンジャーが所属していたバンド、エドガー・ウィンターズ・ホワイト・トラッシュのライヴ・アルバム『ロードワーク』(1972年)には、ジョニー・ウィンターもゲスト参加した「ロックンロール・フーチー・クー」のライヴ音源が収録された[6]。また、デリンジャーがダニー・ジョンソン、ケニー・アーロンソン、ヴィニー・アピスと共に結成したバンド、デリンジャー名義のライヴ・アルバム『Live』(1977年)にも、本作のライヴ・ヴァージョンが収録されている[7]。
2010年、デリンジャーを新メンバーとして迎えたリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのツアーで本作がセットリスト入りした[8]。
他メディアでの使用例
[編集]リック・デリンジャーによる「ロックンロール・フーチー・クー」は、『バッド・チューニング』(1993年)[9]、『ロイヤル・セブンティーン』(2003年公開)[10]、『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』(2012年公開)[11]といった映画のサウンドトラックで使用された。また、『RUSH/ラッシュ』(1991年)のサウンドトラックではジョニー・ウィンターのヴァージョンが使用された[12]。
音楽ゲームの分野では、『ギターヒーロー2』で使用された[13]。
カヴァー
[編集]- スージー・クアトロ - アルバム『スージーからの伝言』(1978年)に収録[14]。
- 子供ばんど - アルバム『ジャイアント・ホップ・ステップ・ジャンプ』(1981年)に収録。子供ばんどは後にデリンジャーと親交を深め[15]、アルバム『HEART BREAK KIDS』のプロデュースを受ける。
- 松本孝弘 - カヴァー・アルバム『Rock'n Roll Standard Club』(1996年)に収録。
- ジョー・リン・ターナー – カヴァー・アルバム『アンダー・カヴァー2』(1999年)に収録[16]。
- ナッシュヴィル・プッシー - アルバム『セイ・サムシング・ナスティ』(2002年)に収録[17]。
- レス・ポール - アルバム『レス・ポール・トリビュート』(2005年)に、ケニー・ウェイン・シェパード、エドガー・ウィンター、ノア・ハントをフィーチャリング・ゲストとして迎えたカヴァーを収録[18]。
- Superfly - シングル「My Best Of My Life」(2009年)のカップリング曲として発表[19]。2010年のシングル「Wildflower & Cover Songs:Complete Best 'TRACK 3'」のDisc 2にも再収録された。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ジョニー・ウィンター『ジョニー・ウィンター・アンド』日本盤再発CD(SICP-3100、2011年)、リック・デリンジャー『オール・アメリカン・ボーイ』日本盤再発CD(EICP-1508、2011年)の表記に準拠。
出典
[編集]- ^ a b 45cat - Johnny Winter - Rock and Roll, Hoochie Koo / 21st Century Man - Columbia - USA - 4-45260
- ^ Rick Derringer - Rock And Roll, Hoochie Koo (Vinyl) at Discogs
- ^ a b Rick Derringer | Credits | AllMusic
- ^ Johnny Winter | Awards | AllMusic
- ^ Kangas, Chaz (2012年9月17日). “Top Five Funniest Songs from '80s WWF Album 'Piledriver'”. OC Weekly. 2016年3月25日閲覧。
- ^ Edgar Winters White Trash - Roadwork (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Derringer* - Live (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ “The 2010 Ringo Starr All-Starrs –- what you can expect from this year's edition (setlist spoiler!)”. Examiner.com (2010年6月25日). 2016年3月25日閲覧。
- ^ Dazed and Confused (1993) - Soundtracks - IMDb
- ^ What a Girl Wants (2003) - Soundtracks - IMDb
- ^ Bachelorette (2012) - Soundtracks - IMDb
- ^ Rush (1991) - Soundtracks - IMDb
- ^ Guitar Hero II (Video Game 2006) - Soundtracks - IMDb
- ^ Thompson, Dave. “If You Knew Suzi - Suzi Quatro”. AllMusic. 2016年3月25日閲覧。
- ^ うじきつよし(子供ばんど) Special Playlist 魂をパクらせてもらった大切な12曲
- ^ Under Cover, Vol. 2 - Joe Lynn Turner | AllMusic
- ^ Nashville Pussy - Say Something Nasty (CD, Album) at Discogs
- ^ American Made World Played - Les Paul | AllMusic
- ^ “Superfly×達也×日向×百々があの名曲を強烈カバー”. 音楽ナタリー (2009年5月7日). 2016年3月25日閲覧。