ロングアイランド鉄道C3型客車
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ロングアイランド鉄道C3型客車 | |
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C3型客車 | |
基本情報 | |
運用者 | ロングアイランド鉄道 |
製造所 | 川崎重工業 |
製造年 | 1997年 - 1999年 |
製造数 |
134両(総数) 23両(C-car) 67両(T-cars) 44両(T/T-car) |
運用開始 | 1998年 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,435mm |
最高運転速度 | 160km/h(100mph) |
車両定員 |
137人(C-car) 143人(T-cars) 137人(T/T-car) |
車両重量 |
67.9 t(C-car) 64.5 t(T-cars) 65.9 t(T/T-car) |
全長 | 25,908 mm(85 ft) |
全幅 | 3,010 mm(9 ft 10.5 in) |
全高 | 4,409 mm(14 ft 5.59 in) |
備考 | 数値は[1][2]に基づく。 |
C3型客車は、アメリカのロングアイランド鉄道が1998年に導入した二階建て客車。川崎重工業が製造を担当した。
概要
[編集]非電化区間への直通列車に用いていた客車の老朽化[3]を受け、ロングアイランド鉄道は1991年に二階建て客車の試作車としてC1型客車が10両導入された[4]。その試験結果が良好だった事を受け、1994年に座席配置などを改良した二階建て客車の量産を決定し、編成を組むDE30AC形・DM30AC形機関車(EMD製)と共に1997年以降製造が行われた[5]。
車種は運転台+トイレ付きの制御車(C-car)、中間客車(T-car)、トイレ付中間客車(T/T-car)の3種類が存在する。全車種とも上層階に60名、下層階に62名分の座席が設置され、人間工学に基づいて設計された広い足元スペースと清掃の容易さを可能にした構造となっている。また中層階には車椅子に対応した座席が2箇所設置されている[1][2]。
車両電源は機関車から4本の配線を通して供給される一括供給方式(480V AC ヘッドエンドパワー)を採用しており、各車両の方向は固定されている[3]。
脚注
[編集]- ^ a b ロングアイランド(LIRR)向け 2階建客車 2018年10月1日閲覧
- ^ a b LIRR C3 - Kawasaki Rail Car 2018年10月1日閲覧
- ^ a b LONG ISLAND RAIL ROAD COMMUTER BI-LEVEL NEW YORK, USA - ウェイバックマシン(2010年7月26日アーカイブ分)
- ^ John Dunn 2013, p. 184-185.
- ^ “Long Steel Rail PDF, ePub eBook” (英語) (2018年4月2日). 2018年10月1日閲覧。
参考文献
[編集]- John Dunn (2013). Comeng: A History of Commonwealth Engineering. Volume 5: 1985–1990. Kenthurst, New South Wales: Rosenberg Publishing. ISBN 978-1-922013-52-1