2012年ロンドンオリンピックのアメリカ合衆国選手団
オリンピックのアメリカ合衆国選手団 | ||||
星条旗 | ||||
IOCコード: | USA | |||
NOC: | USOPC 公式サイト | |||
2012年ロンドンオリンピック | ||||
人員: | 選手 530名 | |||
旗手: | マリエル・ザグニス(開会式) ブライソン・ネルム(閉会式) | |||
メダル 国別順位: 1 位 |
金 46 |
銀 28 |
銅 29 |
計 103 |
夏季オリンピックアメリカ合衆国選手団 | ||||
1896 • 1900 • 1904 • 1908 • 1912 • 1920 • 1924 • 1928 • 1932 • 1936 • 1948 • 1952 • 1956 • 1960 • 1964 • 1968 • 1972 • 1976 • 1980 • 1984 • 1988 • 1992 • 1996 • 2000 • 2004 • 2008 • 2012 • 2016 • 2020 • 2024 | ||||
冬季オリンピックアメリカ合衆国選手団 | ||||
1924 • 1928 • 1932 • 1936 • 1948 • 1952 • 1956 • 1960 • 1964 • 1968 • 1972 • 1976 • 1980 • 1984 • 1988 • 1992 • 1994 • 1998 • 2002 • 2006 • 2010 • 2014 • 2018 • 2022 |
2012年ロンドンオリンピックのアメリカ合衆国選手団(2012ねんロンドンオリンピックのアメリカがっしゅうこくせんしゅだん)は、2012年7月27日から8月12日にかけてイギリスの首都ロンドンで開催された2012年ロンドンオリンピックのアメリカ合衆国選手団、およびその競技結果。
概要
[編集]今大会は金メダル46個、銀メダル28個、銅メダル29個の合計103個のメダルを獲得した。
25競技に530人が派遣された。男子選手261名、女子選手269名が派遣されたが、女子選手が男子選手より多人数となったのはアメリカのオリンピック史上初めてであった[1]。2011年パンアメリカン競技大会で男子が7位、女子が8位となったハンドボールは出場権を得られなかった。
オリンピック選手団団長は、5回オリンピックに出場したことのある元女子バスケットボール選手のテレサ・エドワーズが務めた。選手団中最年長は、54歳の馬術選手、フィリップ・ダットン、カレン・オコナーの2人、最年少は、15歳の競泳選手、ケイティ・レデッキーであった。
2012年7月10日に発表されたラルフ・ローレンがデザインした公式ユニフォームが中国製であったことから、物議を醸した。ハリー・リード民主党上院院内総務は「全てのユニフォームを焼却処分し、作り直すべきだ。」と主張、キルステン・ギリブランド上院議員、スティーブ・イスラエル下院議員は、今後の公式ユニフォームをアメリカ国内で生産するよう連名でアメリカオリンピック委員会に書簡を提出し、そうすることでアメリカ国内に10億ドルの経済効果がもたらされると主張した。また、ラルフ・ローレンには多くのクレームが殺到した[2]。
中国と激しいメダル獲得争いを行い[3]、金メダル46個、銀メダル29個、銅メダル29個、計104個のメダルを獲得、国別順位で1位となった。金メダル46個は、アメリカ以外で行われたオリンピックでは最多であった。競泳では北京オリンピックより4個多い16個の金メダルを獲得、計31個のメダルを獲得した。マイケル・フェルプスは、この大会で6個のメダルを獲得、ラリサ・ラチニナ(計18個)の記録を抜き[4]、五輪通算22個のメダル獲得を達成した。メリッサ・フランクリン、ライアン・ロクテ、アリソン・シュミットが5個のメダルを獲得、競泳陣全体で5個の世界記録を作った。その内の2個は平泳ぎのレベッカ・ソニによるものであった。陸上競技では29個のメダルを獲得した。北京オリンピックでは1個もメダルを獲得できなかった飛込競技では金メダル1個を含む4個のメダルを獲得した。体操でのメダルは北京オリンピックの10個から6個に減った。ギャビー・ダグラスがアフリカ系アメリカ人体操選手として初めて個人総合で金メダルを獲得した。フェンシングのメダルは北京の6個から1個に減った。ボクシングでは男子で1つもメダルを獲得できなかった。
メダル
[編集]- 複数獲得者
選手名 | 競技 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
マイケル・フェルプス | 競泳 | 4 | 2 | 0 | 6 |
メリッサ・フランクリン | 競泳 | 4 | 0 | 1 | 5 |
アリソン・シュミット | 競泳 | 3 | 1 | 1 | 5 |
ライアン・ロクテ | 競泳 | 2 | 2 | 1 | 5 |
アリソン・フェリックス | 陸上 | 3 | 0 | 0 | 3 |
ダナ・ボルマー | 競泳 | 3 | 0 | 0 | 3 |
ネイサン・エイドリアン | 競泳 | 2 | 1 | 0 | 3 |
マット・グレイバーズ | 競泳 | 2 | 1 | 0 | 3 |
レベッカ・ソニ | 競泳 | 2 | 1 | 0 | 3 |
アレクサンドラ・レイズマン | 体操 | 2 | 0 | 1 | 3 |
カレン・ジョーンズ | 競泳 | 1 | 2 | 0 | 3 |
カーメリタ・ジーター | 陸上 | 1 | 1 | 1 | 3 |
ガブリエル・ダグラス | 体操 | 2 | 0 | 0 | 2 |
サーニャ・リチャーズ=ロス | 陸上 | 2 | 0 | 0 | 2 |
セリーナ・ウィリアムズ | テニス | 2 | 0 | 0 | 2 |
リッキー・ベレンズ | 競泳 | 1 | 1 | 0 | 2 |
ブレンダン・ハンセン | 競泳 | 1 | 1 | 0 | 2 |
マッケイラ・マロニー | 体操 | 1 | 1 | 0 | 2 |
ニコラス・トーマン | 競泳 | 1 | 1 | 0 | 2 |
デービッド・ボウディア | 飛込 | 1 | 0 | 1 | 2 |
マイク・ブライアン | テニス | 1 | 0 | 1 | 2 |
ジェシカ・ハーディ | 競泳 | 1 | 0 | 1 | 2 |
ディーディー・トロッター | 陸上 | 1 | 0 | 1 | 2 |
サラ・ハマー | 自転車 | 0 | 2 | 0 | 2 |
エリザベス・バイゼル | 競泳 | 0 | 1 | 1 | 2 |
ウィル・クレイ | 陸上 | 0 | 1 | 1 | 2 |
ジャスティン・ガトリン | 陸上 | 0 | 1 | 1 | 2 |
脚注
[編集]- ^ “Is Today's London 2012 Olympian Tomorrow's CEO?”. フォーブス (2012年8月9日). 2014年1月21日閲覧。
- ^ “ロンドン五輪、アメリカ選手団の公式ユニホームは“メード・イン・チャイナ”だった”. レコードチャイナ (2012年7月13日). 2014年1月21日閲覧。
- ^ “ロンドンオリンピックで存在感を増す中央アメリカ”. グローバル・ボイス・オンライン (2012年8月26日). 2014年1月21日閲覧。
- ^ 米国が金メダル、フェルプスは五輪最多19個目のメダル獲得 男子4×200mリレー AFPBB News、2012年8月1日
- ^ 陸上=元短距離王者ゲイに処分、昨季の薬物規定違反で - ロイター通信
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 2012年ロンドンオリンピックのアメリカ合衆国選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- 2012年ロンドンオリンピックのアメリカ合衆国選手団 - Olympedia(英語)
- 2012年ロンドンオリンピック公式資料