ローズライナー
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概要
[編集]当路線は、元々中国バスが計画していたものであり、当初は広島電鉄との共同運行を予定していた。しかし、広電は「山陽新幹線との競合で不採算は確実」との理由で不参入を表明したため、広島側が広島交通に変更された。さらに、新幹線との競合上、本数を1日36往復と多くしたため、2社での運行は困難であり、福山側の井笠鉄道(当時)・トモテツバスが参入し、4社での運行となった。開設当初、新幹線が並行する100km程度の区間に後発で高速バス路線を開設した例は珍しく、在来線(山陽本線)も含めたJR西日本との競合の模様が鉄道ジャーナルに取り上げられている。のちにJRバス中国が参入し、計5社の共同運行となったが、中国ジェイアールバスの撤退、加えて井笠鉄道が中国バスへ吸収され、現在は3社による運行となっている。
本路線を開設する中心となった広島交通・中国バスでは、この路線の業績が好調であったことを受けて、「リードライナー」「フラワーライナー」「ピースライナー」など、広島県東部と広島市を結ぶ高速バスを次々と開設していった。
愛称名は、福山市の市花であるバラ(英:Rose)に由来する。
運行会社
[編集]かつて運行していた会社
[編集]- 中国JRバス(広島支店および岡山支店)
- 福山に拠点がないため、広福ライナー夜行便の送り込み運用を兼ねていた。広福ライナーの中国バス担当日は岡山支店から車両を回送して充当。
- 井笠鉄道(原則として福山自動車営業所)
停車停留所
[編集]<(広島駅 ← 合同庁舎前 ← )広島バスセンター - 新白島駅 - 不動院 - 中筋駅> - <福山本郷BS - 千田BS - 広尾 - 千間土手東 - 入船町 - 福山駅前>
- クローズドドアシステムを採用しているため<停留所 - 停留所>でくくった中は広島行きでは福山側は乗車のみ、広島側は下車のみ。福山行きでは広島側は乗車のみ、福山側は下車のみ可能である。
- 広島駅・合同庁舎前は広島行きの一部便のみ停車、福山行きはすべて広島バスセンター始発となり経由しない(2005年8月31日までは広島駅始発便もあった)。
- かつて運行されていたTHE OUTLETS HIROSHIMA発着便は広島駅前・合同庁舎前を、直行便は福山本郷BS〜THE OUTLETS HIROSHIMA間はノンストップ運行だった。
運行経路
[編集]広島市内 - 国道54号 - 広島IC - 山陽自動車道 - 福山東IC - 国道182号 - 国道2号 - 福山市内
- かつて運行されていたTHE OUTLETS HIROSHIMA発着便はTHE OUTLETS HIROSHIMA - 沼田出入口 - 広島高速4号線 - 中広出入口 - 広島バスセンター経由で、直行便はTHE OUTLETS HIROSHIMA - 五日市IC - 山陽自動車道経由で運行していた。
運行回数
[編集]- 昼行便1日36往復。
歴史
[編集]- 1994年(平成6年)3月21日:広島交通・中国バス・井笠鉄道・トモテツバスの4社により運行開始。1日36往復。
- 2002年(平成14年)6月1日:中国JRバスが参入[1]。1日37往復に増便[1]。
- 2003年(平成15年)2月1日:飲み物・おしぼりなどのサービスを廃止。
- 2005年(平成17年)9月1日:福山行を全便広島バスセンター始発に変更(広島駅・合同庁舎前は広島駅行きの降車専用停留所となる)。
- 2006年(平成18年)12月22日:旧・中国バスの事業廃止により、同社担当便を新・中国バス(両備バスの100%子会社)に移管。
- 2009年(平成21年)2月28日:この日限りで中国JRバスが撤退。
- 2012年(平成24年)10月31日:この日限りで井笠鉄道がバス事業廃止により撤退。井笠鉄道が運行していた便は中国バス・井笠バスカンパニーが承継。
- 2013年(平成25年)3月31日:1日36往復に減便。
- 2018年(平成30年)4月27日:2往復をTHE OUTLETS HIROSHIMAに延伸。うち1往復は直行便として運行。
- 2020年(令和2年)4月1日:THE OUTLETS HIROSHIMA発着便を廃止。
車両
[編集]- 原則として4列シート・トイレ付きの車両で運行されるが、中国バス担当便はトイレ無し車両で運行される場合あり。
脚注
[編集]- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、192頁。ISBN 4-88283-124-4。
外部リンク
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