ワッツタックス/スタックス・コンサート
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ワッツタックス スタックス・コンサート | |
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Wattstax | |
監督 | メル・スチュアート |
製作 |
ラリー・ショウ メル・スチュアート |
製作総指揮 |
アル・ベル デヴィッド・L・ウォルパー |
出演者 |
ザ・ステイプル・シンガーズ アルバート・キング ルーファス・トーマス ルーサー・イングラム アイザック・ヘイズ ジェシー・ジャクソン リチャード・プライヤー |
撮影 |
ジョン・A・アロンゾ ラリー・クラーク ロバート・マークス ホセ・ミグノン ロデリック・ヤング |
配給 | コロンビア ピクチャーズ |
公開 |
1973年2月4日 1973年7月21日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『ワッツタックス/スタックス・コンサート』(原題: Wattstax)は、1972年8月20日にロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで行われたコンサートを記録したドキュメンタリー映画。
第31回ゴールデングローブ賞のドキュメンタリー賞にノミネートされた[1]。
概要
[編集]1965年8月11日から8月17日にかけて、カリフォルニア州ワッツ市(その後、ワッツ市はロサンゼルス市に吸収される)で大規模な暴動事件が起こる。そのワッツ暴動から7年後、ワッツ地区の人々を称えるためにスタックス・レコードはロサンゼルス・メモリアル・コロシアムでのコンサートを企画した。1972年8月20日に開催されたコンサート「ワッツタックス」は、開演の午後3時から午後10時までのあいだに10万人を集客したと言われている。そしてそのほとんどがアフリカ系アメリカ人であった。入場料は誰でも入れるよう1ドルに抑えられた。
翌1973年、コンサートを収録した本作品がスタックス・レコードによって制作され、公開された。
2004年9月、DVD化された(本国)。
映画に収録された音楽(登場順)
[編集]曲名 | 演奏者 | 時間 | 備考 | |
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1 | Whatcha See Is Whatcha Get | ザ・ドラマティックス | 0:45 | クレジットタイトルのBGM |
2 | Oh La De Da | ザ・ステイプル・シンガーズ | 6:46 | |
3 | We the People | 8:33 | ||
4 | 星条旗 | キム・ウェストン | 11:07 | |
5 | Lift Ev'ry Voice and Sing | 17:50 | ||
6 | Someone Greater Than I | ジミー・ジョーンズ | 21:17 | |
7 | Lying on the Truth | ランス・アレン・グループ | 23:10 | |
8 | Peace Be Still | ジ・エモーションズ | 25:05 | 教会での演奏 |
9 | Old-Time Religion | ウィリアム・ベル、ルイス・マッコードほか | 30:11 | |
10 | Respect Yourself | ザ・ステイプル・シンガーズ | 33:23 | |
11 | Son of Shaft/Feel It | バーケイズ | 40:16 | |
12 | I'll Play The Blues For You | アルバート・キング | 47:29 | |
13 | Walking the Back Streets and Crying | リトル・ミルトン | 51:25 | |
14 | Jody's Got Your Girl and Gone | ジョニー・テイラー | 54:57 | ライブハウスでの演奏 |
15 | I May Not Be What You Want | メル・アンド・ティム | 1:01:49 | |
16 | Pick Up the Pieces | カーラ・トーマス | 1:05:14 | |
17 | Breakdown | ルーファス・トーマス | 1:10:58 | |
18 | ドゥ・ザ・ファンキー・チキン | 1:15:11 | ||
19 | (If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right | ルーサー・イングラム | 1:24:02 | |
20 | 黒いジャガーのテーマ | アイザック・ヘイズ | 1:32:04 | |
21 | Soulsville | 1:36:55 | ||
22 | Lift Ev'ry Voice and Sing | キム・ウェストン | 1:41:19 | エンドロールのBGM |
その他
[編集]- 映画には収録されなかったが、エディ・フロイドやソウル・チルドレンも演奏を行った。またアイザック・ヘイズはビル・ウィザーズの「エイント・ノー・サンシャイン」のカバーを披露している。
- 市民権活動家で牧師のジェシー・ジャクソンは開幕の演説とアイザック・ヘイズの紹介を行っている。
- 映画は演奏と市民へのインタビューが交互に映し出されるが、コメディアンのリチャード・プライヤーの寸劇とモノローグが何度も登場する。