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ワット・サパーンヒン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワット・サパーンヒン
วัดสะพานหิน
Wat Saphan Hin
プラ・アッタロート
基本情報
座標 北緯17度1分23秒 東経99度40分31秒 / 北緯17.02306度 東経99.67528度 / 17.02306; 99.67528座標: 北緯17度1分23秒 東経99度40分31秒 / 北緯17.02306度 東経99.67528度 / 17.02306; 99.67528
宗教 仏教
宗派 上座部仏教
地区 ムアンスコータイ郡
スコータイ県
タイ王国の旗 タイ
現況 遺跡
建設
様式 スコータイ様式
創設者 ラームカムヘーン
完成 13世紀末
建築物
正面
資材 煉瓦
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ワット・サパーンヒンまでの小道

ワット・サパーンヒン (Wat Saphan Hin、タイ語: วัดสะพานหิน) は、タイ北部スコータイの旧市街となるスコータイ歴史公園の西側にある仏教寺院遺跡である。

位置

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ワット・サパーンヒンは、スコータイ歴史公園の西にある平野を見下ろす標高およそ200mの丘陵上に位置する[1]。その寺院名のサパーンヒンは「石の橋」を意味し[2]石畳スレート)の小道が寺院複合体の前に続いていることによる[3][4]

歴史

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スコータイで発見されたさまざまな石碑文において、この寺院は「ワット・アラニィク」 (“Wat Aranyik”) とも呼ばれている。そのワット・アラニィクドイツ語版は、ワット・サパーンヒンと互いにわずか約500mしか離れていない位置にあるため、おそらく当初は単一の寺院であったと考えられる。

ラームカムヘーンは、スコータイの首長(サンガラージャ英語版)になるため、現在のタイ南部にある遠くのナコーンシータンマラートより学識ある高僧を招いた際に、ラームカムヘーンは高僧が居住するための[5]優美な礼拝堂(ウィハーン、wihan)をもつワット・サパーンヒンを構築した[1]

仏像

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寺院の仏堂(モンドップ、mondop)の跡には[5]「プラ・アッタロート」 (Phra Attharot、タイ語: พระอัฏฐารส) という名の[6]高さ12.5mの大きな仏立像がある[4]施無畏印Abhaya mudrā[6])。また、もう1体の大きな仏像が20世紀中頃に発見された。仏像はドヴァーラヴァティー様式の特徴をもつが、シュリーヴィジャヤ王国において8世紀に創作された可能性が高い。

脚注

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  1. ^ a b 金子民雄『スコータイ美術の旅』星雲社、1985年、144-152頁。ISBN 4-7952-8957-3 
  2. ^ 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、206頁。ISBN 4-8396-0144-5 
  3. ^ 谷克二『タイ/ラオス歴史紀行』((第3版))日経BP、2008年、23頁。ISBN 978-4-86130-336-4 
  4. ^ a b Wat Saphan Hin, Sukhothai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2017年9月10日閲覧。
  5. ^ a b 伊東照司『東南アジア美術史』雄山閣、2007年、65頁。ISBN 978-4-639-02006-6 
  6. ^ a b Wat Saphan Hin”. Renown Travel. 2017年9月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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