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ヴァイオリン協奏曲 (小倉朗)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小倉朗『ヴァイオリン協奏曲』 (ヴァイオリンきょうそうきょく、: Concerto for violin and orchestra) は、1971年に作曲されたヴァイオリン管弦楽のための協奏曲である[1]

作曲の経緯

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NHKからの委嘱により、1971年1月から6月にわたり作曲[2]

編成

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フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン3、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニシンバル (大小)、小太鼓大太鼓ヴィブラフォンハープピアノ、独奏ヴァイオリン弦楽5部[2]

楽曲構成

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3楽章構成。演奏時間は約25分[2]

第1楽章 モデラート

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主題提示部、主題の変型、カデンツァ、再現部からなる[2]

第2楽章 アンダンテ・トランクィロ

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第1ヴァイオリンによる荘重な主題が独奏ヴァイオリンに引き継がれ、オーケストラへ展開していく[2]

第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ

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活き活きとしたアレグロ。活気ある独奏ヴァイオリンとオーケストラの協奏[2]

初演

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作品は1971年11月4日、小栗まち絵のヴァイオリン独奏、森正指揮、NHK交響楽団によりNHK-FM「音楽のおくりもの」で放送初演され[2][3]、同じ独奏者、指揮者により同月26日に東京文化会館で開催された東京都交響楽団第37回定期演奏会において、舞台初演された[4]

楽譜

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スコア、ピアノリダクション譜、ヴァイオリンソロ譜が1973年に日本放送出版協会より出版されている[5]

録音

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1971年11月4日 NHK-FM「音楽のおくりもの」にて放送初演された音源が、2016年10月29日NHK-FM「クラシックの迷宮」で放送されている[3]

脚注

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関連項目

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