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ヴィクトワール広島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィクトワール広島
チーム情報
UCIコード VCH
本拠地 日本の旗 日本
創設年 2014年
種目 ロードレース、トラックレース
格付け UCIコンチネンタルチーム
自転車 BMC
首脳陣
GM 中山卓士
監督 西村大輝

ヴィクトワール広島(ヴィクトワールひろしま、: Victoire Hiroshima)とは、日本ロードレース (自転車競技)チーム。

概要

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CYCLE LIFE 株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
731-0113
広島県広島市安佐南区西原8-39-5-102
設立 2016年(平成28年)1月
業種 サービス業
法人番号 1240001048385
事業内容 プロサイクリングチームの運営
代表者 代表取締役社長 中山 卓士
外部リンク https://victoirehiroshima.com/
特記事項:2015年1月任意団体として設立、2016年株式会社化[1]
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2014年12月創設[2]。運営会社は2016年に設立。2015年シーズンからJプロツアーに参入、2020年UCIコンチネンタルチーム登録。2021年シーズンからJCL(ジャパンサイクルリーグ)に参入。

チーム名のヴィクトワール(VICTOIRE)は、フランス語での”勝利”を意味する[3]。チームカラーはオレンジ(モミジ[3])。マスコットキャラクターはもみたまボーイ。

チームの拠点は広島県で、近畿以西としては初のJPT参加チーム[2]。若手育成を掲げ、トライアウトなどを行い若手の発掘も行なっている。地域密着型チームを目指し、幼稚園から高校生までの子どもを対象に無償で自転車安全教室を開催し子供達に自転車の安全について伝えている。他にも広島西警察署と連携し1日警察署長を行なったりと交通安全の啓発に力を入れている。2022年トップス広島加盟。

2024年現在、地元広島の企業を中心とした170社以上がスポンサーをしている。

チームカーは広島トヨタより無償貸与のトヨタ・カローラツーリングトヨタ・ハイエースである[4]

歴史

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2014年

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伊藤翔吾と中山卓士を中心に、同年シーズンにJPTに参加した中国地方出身の登録選手を集め、同年12月創設した[2]。代表には伊藤が、ゼネラルマネジャーに中山が就任している[2]

2015年

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創設早々、2015年シーズンからのJPT参加が認められた。これは選手の大半が2014年シーズンJPTに参加していたことを評価されたことに加え、兵庫県以西にJPT参加チームがなかったため[2]。また、初年度においては、選手たちは他の仕事をしながらの参戦、いわゆるセミプロフェッショナルでの参入となった[2]

2016年

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  • 2016年シーズンから運営を株式会社化し、外国人選手を補強している[1]

2017年

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  • 人数を減らして若手育成を掲げ経験豊富なベテランの補強[5]し、これが功を奏しチームとして成長したシーズンとなった[6]

2018年

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  • TOP-P登録となった2018年ツアーランキング8位[7]

2019年

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  • 群馬CSC戦day1で谷順成がチームにとって初優勝を飾り、最終的にツアーランキング5位で終えた[8]

2020年

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2021年

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  • 2021年は、新たに発足されるJCL(ジャパンサイクルリーグ)に参戦[9]
  • 2021年の自転車はBOMAである。
  • 7月にはコロナ禍ではあったが有観客で広島市西区にある商工センター周辺で「広島トヨタ広島クリテリウム」を開催し大いに盛り上がった。
  • 「広島トヨタ広島クリテリウム」では桂慶浩選手が自身初のシングルリザルトを獲得した。
  • 10月「三菱地所おおいたアーバンクラシック」阿曽圭佑が5位入賞しUCIポイントを獲得。
  • 11月「大田原ロードレース」阿曽圭佑優勝[10]。阿曽圭佑選手自身初の優勝であった。
  • チームは最終的にJCLチームランキングを4位で終えた。チーム所属の阿曽圭佑は個人ランキング3位であった。

2022年

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  • UCIコンチネンタル再登録[11]
  • 2022年の自転車はBMCである。
  • 国際レースでも圧倒的な実力を見せてきたライアン・カバナ。那須ブラーゼンから柴田雅之。湯浅博貴、園田大智、武智光、久保田悠介。林伶音。広島競輪から吉本哲郎と8名の選手が新たに加入。継続の阿曽圭佑、中村圭佑と合わせ10人で戦っていく[12]
  • 1月16日「VICTOIRE CYCLE CUP[13]」開催予定であったが開催地であった沼田自動車学校の職員から新型コロナウイルス陽性者が出たことで、沼田自動車側から中止の要請を受け延期となった。

2023年

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  • シーズン末をもって、阿曽圭佑、カーター・ベトルス、林怜音、平井杏周が退団[14]

2024年

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  • 小野寺玲、セサル・サナブリア、山口健士郎が加入し選手11名体制となったが[15]、セサル・サナブリアが2月で退団した[16]
  • 9月25日 今シーズン末をもって宮﨑健太が引退すると発表[17]。11月に2025年シーズンは運営会社に所属し広報兼アンバサダー就任を公表[18]
  • 10月9日 中山卓士監督兼GMが今シーズンをもって監督を退任し、2025年シーズンよりGM業に専念することをチームより公表[19]。同日、体調不良が続いていてた小野寺玲が精密検査の結果再生不良性貧血であることが判明し治療開始のため今シーズンのレース出場が絶望的になったと本人のSNSにて公表[20]

2025年

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  • 孫崎大樹、Elliot SCHULTZ(エリオット シュルツ)、永井健太が新規加入、2020年シーズンまで4年間在籍していた白川幸希が再加入し選手11名。監督は宇都宮ブリッツェンから西村大輝が移籍し就任。主将には前シーズンに引き続いて柴⽥雅之が就任[21]

所属

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2024年1月現在

  • 監督 中山卓士
  • アンバサダー 藤川淳
  • メカニック 竹内良太
選手名 国籍 生年月日 前年所属チーム
小野寺玲 日本の旗 日本 (1995-09-03) 1995年9月3日(29歳) 宇都宮ブリッツェン
ベンジャミン・ダイボール オーストラリア 1989年4月20日(33歳) 継続
レオネル・キンテロ ベネズエラ 1997年3月13日(26歳) 継続
柴田雅之 日本の旗 日本 (1994-11-03) 1994年11月3日(30歳) 継続
セサル・サナブリア ベネズエラ 1999年10月28日(24歳) Team Venezuela Pais de Futuro
2024年2月に退団
久保田悠介 日本の旗 日本 (1997-02-28) 1997年2月28日(27歳) 継続
中村圭佑 日本の旗 日本 (1998-09-25) 1998年9月25日(26歳) 継続
宮崎健太 日本の旗 日本 2000年9月19日(23歳) 継続
山口健士郎 日本の旗 日本 2003年6月23日(20歳) 関西大学在学中
大学自転車部と並行活動
吉本哲郎 日本の旗 日本 (1979-09-19) 1979年9月19日(45歳) 継続
中田拓也 日本の旗 日本 (1996-06-03) 1996年6月3日(28歳) 継続

過去に所属した主な選手

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脚注

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  1. ^ a b 2年目のヴィクトワール広島 海外選手2名を加え表彰台を狙う”. Cyclowired (2016年1月2日). 2018年2月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 自転車ロードレースにプロチーム”. 中国新聞 (2015年3月12日). 2015年3月13日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ a b 自転車のクラブチームが広島に誕生 生口島で合宿”. 朝日新聞 (2015年3月1日). 2015年3月13日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 中国新聞にチームカー贈呈式が掲載されています ヴィクトワール広島(2022年5月10日、2024年4月11日閲覧)
  5. ^ ヴィクトワール広島 若手育成掲げJプロツアー3年目に挑む”. cyclist (2018年2月27日). 2018年2月27日閲覧。
  6. ^ ヴィクトワール広島が2018年新体制を発表 中川智と桂慶浩の2人が新たに加入”. cyclist (2018年1月4日). 2018年2月27日閲覧。
  7. ^ ヴィクトワール広島が2019年体制を発表 馬渡伸弥と小嶋渓円が新たに加入”. cyclist (2018年12月20日). 2020年1月20日閲覧。
  8. ^ a b ヴィクトワール広島が2020年体制を発表 UCIコンチネンタルチーム登録へ”. cyclist (2019年12月17日). 2020年1月20日閲覧。
  9. ^ “国内ロードレースの新リーグ「ジャパンサイクルリーグ」が始動 地域密着型9チームが参戦”. シクロワイアード. (2020年11月6日). https://www.cyclowired.jp/news/node/335859 2021年1月1日閲覧。 
  10. ^ 「三菱地所 JCL プロロードレースツアー2021」 第 9 戦大田原ロードレースは阿曽圭佑が優勝 個人総合優勝は山本大喜に確定”. JCL ジャパンサイクルリーグ. 2022年1月7日閲覧。
  11. ^ ヴィクトワール広島が2022シーズンのチーム体制を発表|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp”. www.cyclesports.jp (2021年12月17日). 2022年1月7日閲覧。
  12. ^ VICTOIRE広島|チーム‐選手紹介”. victoirehiroshima.com. 2022年1月7日閲覧。
  13. ^ VICTOIRE CYCLE CUP|初心者から上級者まで楽しめるVICTOIRE広島主催レース!”. victoirehiroshima.com. 2022年1月7日閲覧。
  14. ^ ニュース【選手退団のお知らせ】 ヴィクトワール広島(2024年11月22日、2024年4月11日閲覧)
  15. ^ ヴィクトワール広島 2024年体制 10年目を迎えるヴィクトワール広島 小野寺玲ら3名が加入 cyclowired(2023年12月28日、2024年4月11日閲覧)
  16. ^ ニュース【退団のお知らせ】 ヴィクトワール広島(2024年2月20日、2024年4月11日閲覧)
  17. ^ 【宮崎健太選手 引退のご報告】”. ヴィクトワール広島 (2024年10月9日). 2024年10月9日閲覧。
  18. ^ アンバサダー就任】 ヴィクトワール広島(2024年11月21日、2024年12月20日閲覧)
  19. ^ 【中山卓士監督 退任のご報告】”. ヴィクトワール広島 (2024年10月9日). 2024年10月9日閲覧。
  20. ^ 再生不良性貧血との診断を受け今年のレース出場が絶望的に。 音速戦士オノデライダー2024年10月10日閲覧。
  21. ^ ヴィクトワール広島が2025年のチーム体制を発表 サイクルスポーツ(2024年12月20日、2024年12月20日閲覧)

参考資料

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外部リンク

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