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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する子音字母のひとつ。3番目の字母(『訓蒙字会』以降。『訓民正音』当時は最初の「ㄱ」から濃音を含めなければ4番目、濃音も含めれば5番目[1])。名称はティグッ디귿、韓国)またはティウッ디읃、北朝鮮)である。

筆順

音声

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無気歯茎閉鎖音/t/の音を表す。語頭では無声音[t]、母音間または子音ㄴ, ㄹ, ㅁ, ㅇの後では濁って有声音[d]に、終声では内破音[t] = [t_<]になる。

音価 終声字 複合終声字
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用例

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(タ・ダ)(ティ・ディ)(トゥ・ドゥ)(テ・デ)(テ・デ)(ト・ド)

沿革

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訓民正音初声体系では全清舌音に分類されており、訓民正音の世宗序では「舌音如斗字初發聲」と規定されている。字形は『訓民正音解例』制字解によると、舌を上あごにつけた形を象ったに筆画を足すことで作られた加画字とされる。これに更に筆画を加えるととなる。

「ティグッ(池末)」が『訓蒙字会』(1527年)以来の伝統的なものであり、「ティウッ」は後に他のハングル字母に合わせて作られたものである。「귿(クッ、「末」の訓、現代音では)」が用いられたのは、「(ウッ)」という漢字音ないし1音節の固有語が存在しないためである。

ラテン文字転写

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初声の場合、文化観光部2000年式では常にdと表記される。マッキューン=ライシャワー式では無声音で発音されるものはt、有声音で発音されるものはdとなる。
終声の場合はどちらの方式でもtと表記される。

文字コード

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Unicodeにおける文字コード
名称 用途 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER DIGEUT 単体 U+3137 &#12599;
HANGUL CHOSEONG DIGEUT 初声用 U+1103 &#4355;
HANGUL JONGSEONG DIGEUT 終声用 U+11AE &#4526;

脚注

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  1. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。