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一テルル化ゲルマニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一テルル化ゲルマニウム
識別情報
CAS登録番号 12025-39-7 チェック
PubChem 16213264
ChemSpider 74888 チェック
特性
化学式 GeTe
モル質量 200.21 g/mol
外観 solid
密度 6.14 g/cm3
融点

725 °C, 998 K, 1337 °F

バンドギャップ 0.6 eV [1]
屈折率 (nD) 5
構造
結晶構造 三方晶, hR6
空間群 R3m, No. 160
危険性
EU Index Not listed
関連する物質
その他の陰イオン 一酸化ゲルマニウム
一硫化ゲルマニウム
一セレン化ゲルマニウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一テルル化ゲルマニウム(Germanium telluride、GeTe)は、ゲルマニウムテルルからなる化合物であり、カルコゲン化物ガラスの成分である。半金属の伝導性を示し、強誘電体である[2]

一テルル化ゲルマニウムは、3つの結晶形を持つ。室温ではα型(三方晶系)とγ型(斜方晶系)、高温ではβ型(立方晶系)である。α型が最も一般的である[3]

出典

[編集]
  1. ^ R. Tsu et al. (1968). “Optical and Electrical Properties and Band Structure of GeTe and SnTe”. Phys. Rev. 172 (3): 779–788. doi:10.1103/PhysRev.172.779. 
  2. ^ A. I. Lebedev, I. A. Sluchinskaya, V. N. Demin and I. H. Munro (1997). “Influence of Se, Pb and Mn impurities on the ferroelectric phase transition in GeTe studied by EXAFS”. Phase Transitions 60: 67. http://semiconductors.phys.msu.su/publ/phtr.html. 
  3. ^ E. I. Givargizov, A.M. Mel'nikova (2002). Growth of Crystals. Birkhäuser. p. 12. ISBN 0306181215. https://books.google.co.jp/books?id=umUyWSUgRYgC&pg=PA12&redir_esc=y&hl=ja