一乗寺 (松阪市)
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一乗寺 | |
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所在地 | 三重県松阪市中万町1717 |
位置 | 北緯34度31分28.1秒 東経136度34分1.2秒 / 北緯34.524472度 東経136.567000度座標: 北緯34度31分28.1秒 東経136度34分1.2秒 / 北緯34.524472度 東経136.567000度 |
山号 | 神山 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 薬師如来 |
創建年 | 伝・飛鳥時代 |
開基 | 伝・聖徳太子 |
正式名 | 神山 一乗寺 |
別称 | 神山寺、神山さん |
法人番号 | 4190005006722 |
一乗寺(いちじょうじ)は、三重県松阪市中万町にある天台宗の寺院[1]。山号は神山(こうやま)[2]。本尊は薬師如来[2]。櫛田川と祓川の分岐点北西に位置する神山(こうやま)山頂への道筋にある。山号または山岳の名を冠して神山一乗寺(こうやまいちじょうじ)と呼ばれることも多い。
沿革
[編集]この寺は聖徳太子が伊勢神宮への参拝の際にこの地で自ら6尺1寸の薬師如来座像を刻み、創建したと伝えられている[3](仮託説も参照)。
かつて神山は度瀬山(わたせやま)ともいったため[4]、平安時代に書かれた『続日本紀』に登場する「度瀬山房」という寺がおそらくこの一乗寺であろうという説もある[5]。
寺より神山の山頂に登ると南北朝時代には神山城があった(現在は破却)。1343年(興国4年)の神山城の戦いではこの寺も仁木義長らの攻撃で焼失したが、1470年(文明2年)に再建された。1816年(文化13年)にはまたも火災に見舞われたが、1836年(天保7年)に再建された[3]。
文化財
[編集]墓所
[編集]周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ “全国天台宗寺院 データベース”. 天台宗. 2020年9月7日閲覧。
- ^ a b “神山一乗寺の歴史”. 神山 一乗寺 (2017年10月6日). 2020年9月7日閲覧。
- ^ a b 松阪市の史跡10選(2014年8月1日閲覧)
- ^ 吉田東伍『大日本地名辞書 上巻 二版』冨山房、P643、P644「大神宮寺跡」の項
- ^ 大西源一『三重県郷土史』1939年5月5日、P123 ※1955年までこの寺のある中万は射和村に所属していた。
- ^ 71-137 神山一乗寺制札|松阪市の指定文化財|松阪市(2012年2月20日)
- ^ 宮内黙蔵『伊勢名勝志』川島文化堂、P118