一日の行楽
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一日の行楽 | |
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A Day’s Pleasure | |
監督 | チャーリー・チャップリン |
脚本 | チャーリー・チャップリン |
製作 | チャーリー・チャップリン |
撮影 | ローランド・トザロー |
編集 | チャーリー・チャップリン |
配給 | ファースト・ナショナル・ピクチャーズ |
公開 |
1919年12月15日 1920年8月 |
上映時間 | 18分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
サイレント映画 英語字幕 |
『一日の行楽』(いちにちのこうらく、A Day's Pleasure)は、チャーリー・チャップリンのファースト・ナショナル・ピクチャーズにおける4作目の映画。チャップリンは当時すでに大作「キッド」の撮影に取り掛かっていたが、本作は撮影の中断期間中に、急ごしらえで製作された2巻物である。内容は、チャップリンと妻、そして子供たちが行楽に出掛け、いろいろなことがうまくいかない様子を描いたもの。妻役はエドナ・パーヴァイアンスで、子供たちの内、末っ子の男の子をジャッキー・クーガンが演じている。映画冒頭で、チャップリンが自動車のエンジンを掛けようと苦労する場面は、チャップリン・スタジオの前で撮影された。
評価
[編集]「一日の行楽」は、チャップリンのファースト・ナショナル社時代の全作品中、最も印象の薄いものと見なされている。当時の批評家たちも、本作についてはあまり反応していなかった。公開当時のニューヨーク・タイムズでは、「他のコメディアンより面白いところがほとんどない」(he is little, if any, funnier than many other screen comedians.)と評されている。しかしチャップリンは『キッド』を秘めていたため批評も気にしていなかったと自伝で回想している[1]。
キャスト
[編集]- 父 - チャーリー・チャップリン
- 母 - エドナ・パーヴァイアンス
- 幼い男の子 - マリオン・フェドゥーカ
- 幼い男の子 - ボブ・ケリー
- 末っ子の男の子 - ジャッキー・クーガン
- 大柄な夫 - トム・ウィルソン
- 彼の船酔いの妻 - ベイブ・ロンドン
- 船長・車の男・巨漢の警官 (三役) - ヘンリー・バーグマン
- 通りで怒る小男 - ロイヤル・アンダーウッド
- 船の乗客 - グランヴィル・レッドモンド
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ チャップリン 1966, p. [要ページ番号].
参考文献
[編集]- チャールズ・チャップリン『チャップリン自伝』中野好夫 訳、新潮社、1966年11月。ISBN 978-4-1050-5001-6。
外部リンク
[編集]- A Day’s Pleasure - IMDb
- Charlie Chaplin_A Days Pleasure - インターネットアーカイブ(BGM有り。二つのバージョンの比較)
- A Day's Pleasure - YouTube - BGM有り
- A Day's Pleasure on Chaplin's Official Site