一瓢斎芳信
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一瓢斎 芳信(いっぴょうさい よしのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]歌川国芳の門人といわれるが、『浮世絵師人名辞書』は歌川芳梅の門人としている。大坂の人で一瓢斎、一瓢亭また一陽亭と号す。作画期は天保から弘化の頃にかけてとされ、作は絵ビラや役者絵が残る。門人に初代野村芳国がいる。
作品
[編集]- 「阿曽次郎・片岡我童 みゆき・中村富十郎」 大判錦絵 ※天保13年(1842年)正月、大坂中の芝居『けいせい筑紫■』より[1]
- 「東都隅田川三之作 きれ細工辻ビラ」 墨摺 江戸東京博物館所蔵
脚注
[編集]- ^ ■の字は、「琴」の偏に「夫」の字の旁り。
参考文献
[編集]- 桑原羊次郎 『浮世絵師人名辞書』 教文館、1923年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。23コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※132頁
- 岡本祐美 「野村芳国伝」 『麻布美術館研究紀要』No.1 麻布美術館、1986年