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野村芳国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野村 芳国(のむら よしくに、生年不明 - 明治31年〈1898年4月5日)とは、江戸時代末期から明治時代にかけての大坂浮世絵師

来歴

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一陽亭芳信の門人。大坂の生れで俗称粂蔵、一陽亭のちに笑翁と号す。役者絵を手掛けたが、明治になると芝居小屋や見世物小屋の集まる大阪千日前で看板絵を描いた。作は役者絵2点と肉筆画2点が伝わる。大変気性の激しい人物だったと伝わり、芳国には常松(二代目芳国)と野村芳光というふたりの養子がいたが、その気性の激しさから、芳光は入門して二年後に芳国のもとを離れ、京都にいた二代目芳国のところで仕事をするようになったという。常松に芳国の名を譲って後は笑翁と号した。戒名は釈観翁。

作品

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参考文献

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  • 岡本祐美 「野村芳国伝」 『麻布美術館研究紀要』No.1 麻布美術館、1986年
  • 小林忠編 『肉筆浮世絵大観(10) 千葉市美術館』 講談社、1995年
  • 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年