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丈部大麻呂 (下総国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

丈部 大麻呂(はせつかべ の おおまろ、生没年不詳)は日本古代の奈良時代の防人下総国印波郡(千葉県)の人 。

経歴

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丈部(はせつかべ/はせべ)とは、東国に広く分布する軍事的部民と考えられ、「直」の姓を持つ東国の一族は、丈部を統率する地方の伴造であろうと想定される。

天平勝宝7歳2月16日(755年)、防人として筑紫に派遣される途中で詠んだ歌1首が『万葉集』巻20の4389番におさめられている。

潮船の 舳(へ)越(こ)そ白波 にはしくも 負ふせたまはか 思はへなくに (潮船の 舳先を越す白波のように いきなり お召しになることか 思いがけないのに)[1]

正倉院文書』によると、同郡の大領も、同じ直姓であったことが分かっている。

脚注

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  1. ^ 『萬葉集』(六)「完訳日本の古典7」p267、小学館、1987年

参考文献

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関連項目

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