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丈部 真麻呂(はせつかべ の ままろ、生没年不詳)は、奈良時代の防人。遠江国山名郡(現在の静岡県袋井市)の人。
天平勝宝7歳(755年)2月、防人として筑紫に派遣される。『万葉集』に1首入集。なお、『万葉集』巻20には遠江国の丈部氏の氏人として、ほかに真麻呂と同じ山名郡の丈部川相、佐野郡の丈部黒当の記載がある。
- 時々の花は咲けども何すれぞ母とふ花の咲き出来ずけむ(万葉集20-4323)[1]
- ^ 筑紫に赴く途中に詠んだ歌。袋井中学校(静岡県袋井市川井)に歌碑がある。